2011年04月05日

いつか花の咲く時が来るはず

今回の震災は、日本を奈落の底に突き落としてくれました。
これは、実感できる人と、できない人がいるかもしれません。
だから、ちょっと書いておこうかと思います。

最近、北軽井沢ブルーベリーYGHでは、週末よりも平日客が多いのですが、理由は明快です。計画停電で仕事が無いんです。で、気晴らしに北軽井沢に遊びに来ているわけですが、気晴らしになっているかどうか?

私は、せいいっぱいの持てなしをしていますが、「会社がヤバイ」という状況はよくわかります。特に半導体関係は、クリーンルームの関係で、たったの30分の停電が致命傷になるらしい。30分停電するたびに、3時間も空気清浄しなければならなく、仕事にならないのです。製造ラインもそうです。部品が無くてラインが動かなかったり、30分の停電でラインが目茶苦茶になる。製造会社にとってみたら死活問題らしい。

御客さんは言います。
「せめて絶対停電しない期間が欲しい。かわりに1日停電しても文句は言わないから」
このように叫ぶ背景に、会社が危険であることが末端にも伝わってくるという状況があります。

巨大ホテルは、もっと深刻です。
某ホテルは、5月3日の予約をとっていません。
停電に対応できないからです。

先日、某ホテルの営業マンが北軽井沢ブルーベリーYGHに泊まりに来ました。真っ青でした。自粛ムードで全く顧客を得られないそうです。おまけに停電で予約をとれない週末もある。首を覚悟したそうです。ところが社長が偉かった。

「皆さんを首にはしません」
「・・・・・・」
「今年は、御客さんをとれなくていい。でも、こういう時こそ、挨拶回りをしてください。顔を繋いでください。いつか花の咲く時が来るはずです」

 その営業マンさんは、奮い立って嬬恋村に挨拶回りにきました。
 私は、心からのもてなしをしました。頑張って欲しいと思いました。
 陰ながらバックアップしていきたいと思っています。


tsunami-01.jpg


つづく

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posted by マネージャー at 23:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 特設 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつか花開くとき、本当に本当に来ますよね。

うちも夏の計画停電で影響がありそうです。。

ところで、セシウムについてこんなページがあります。
菜の花が浄化してくれるとしたら本当にありがたいと思います。

http://www.chernobyl-chubu-jp.org/pg156.html

Posted by ささらー at 2011年04月06日 22:49
こまわり・コケの他に、菜の花ですか。
自然の力ってすごいですね。
まるでナウシカみたいな話しです。
Posted by マネージャー at 2011年04月08日 00:06
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