自民党の小野寺五典氏(50)(衆院宮城6区)は発生翌日に地元の宮城県気仙沼市に戻ったが、津波で自宅が破壊されていた。17日の同党緊急災害本部の会合に出席し、「(被災者は)腐ったものでも食べている。寒さが厳しいので私は母と抱き合って寝た。体育館は遺体で満杯だ」と惨状を生々しく伝え、「とにかく燃料を送ってくれという声が多い」と訴えた。
切々と語る小野寺議員の被災地の状況。
ひじょうに参考になる記者会見です。
宮城県気仙沼市出身で実家も津波被害にあった小野寺五典・衆議院議員が「被災地議員」で、自分の被災者経験を話し、被災者への対応を急ぐよう求めた。
≪「被災地には与党も野党もない。どの党でもいい。何党でもいい」(与野党の連立交渉について聞かれ)≫
小野寺議員は地震の翌日、気仙沼に入り、連絡のとれなかった母と弟を探し回った。夜通し、歩きまわって、避難所で母と弟をみつけ、おにぎり1個を3人で分けた。翌日、南三陸町に入り、電柱にぶらさがった遺体など惨状を目の当たりにした。いまも気仙沼と国会を往復し、気仙沼では壊れた実家で母・弟と暮らす。水道、電気、ガスはいまだになく、避難所の被災者もテレビの津波の映像を見ることもできず、ラジオだけで情報を得ている、という。
被災者が抱える問題を国会でとりあげ、官邸に申し入れると、何日かたって対応策がとられる状態が続いている。「遅い。官邸の頭は原発にいっていて被災者のことを知らない。きょうも、仮設住宅の見通しについて聞くと内閣府の担当官は『知らない。担当ではない』と答え、代わって出てきた国土交通省が説明した。仮設住宅に入る人の生活支援策を聞くと『それは厚労省の担当なので、わからない』という。制度があるのに動いていない」と批判した。
震災後、被災地ではガソリンや物資不足が深刻になったが、タンクローリーや支援物資のトラックが高速道路を走るのを禁止していたためで、小野寺議員がとりあげて数日後、やっと高速道路を通れるようになった。津波で車を流された被災者が、新しく車を買おうとすると車庫証明や印鑑証明がないから売れないと業者に拒否された実例を国会で質問し、ようやく免許証だけで買えるという通達が出た。こうした例をあげ、「海には資源がある。船さえあれば生産者となれる」と水産業の復活支援を訴えた。
連立や入閣をめぐる民主党と自民党のやりとりについて「空虚な議論というか・・・。被災者には遠い世界の話だ。被災地には与党も野党もない。どの党でもいい。避難民のほしいものを感じる人に現地司令官になってもらいたい」と話した。
司会 日本記者クラブ企画委員 泉 宏
http://www.jnpc.or.jp/activities/news/report/2011/04/r00022451/
2011.03.23(水) 衆議院 外務委員会 小野寺五典
2011.03.23(水) 衆議院 農林水産委員会 小野寺五典
東日本大震災 被災地復興を考える 小野寺五典
つづく
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この人に復興大臣をやってもらいたかった。
野党なのが残念
ほんと、野党なのが。。。野党って。。。って思いました。
野党であることが。
これだけの人材を使われてないことに歯ぎしりします。