老人たちの話しをするとき、どうしても避けて通れないのが大正生まれの人たち。
一言で言えば、この時代の生まれの人たちは、ダンディな人が多いですね。
明治生まれが破天荒だとすれば、大正生まれは、おしゃれでダンディ。
明治生まれに比べると理屈が通じやすいし学もある。
うちの御客様にも大正生まれの人たちが時々来ますが、やはりダンディな人が多いですね。
それはともかく、大正生まれともなると言葉遣いも、
方言が無くなって共通語に近くなります。
そして身なりも格好良くなる。
腰の曲がった人も減ってくる。
これが昭和一桁となると、怒りっぽい人が多いのに、
大正生まれの老人たちは、オットリしています。
オットリしているけれどダンディ。趣味をもっている。
もちろん地方と都会では全く違いますけれど、やはりダンディかなあ。
あと、面白いのは写真。
大正生まれの老人たちは、自分の写真を撮っている。
明治生まれだと、自分の子供の頃の写真を持ってない人が多い。
で、大正生まれの老人たちに写真をみせてもらうと、若い頃に洋服を着ている。
全員ではないけれど洋服を着ている。
女性はスカートをはいている。
それも、かなりファッショナブル。
ところが、結婚すると和服になる。
これが不思議。
結婚後も洋服って女性は、ほんとうに少ない。
洋服が一般的になるのは、もっと後なんですね。
彼らの息子さん達が、洋服。
で自分たちが和服。
家族の写真が、洋服と和服がまじってたりする。
嫁さんのお祖父ちゃんが大正生まれで、
一度、北軽井沢ブルーベリーYGHにやってきたことがありました。
車で北軽井沢を案内してあげると
「木のトンネルだ!」
と喜んでいました。
おしゃれなだけでなく、
ポエムな、おじいちゃんでした。
第二次大戦では、錦糸勲章をもらうくらい優秀な兵隊さんで、
中国に、大勢の友人がいたそうです。
夫婦げんかして、中国に帰ろうとしたこともあったらしい。
大正生まれの老人たちには、こういう謎めいたところがあります。
つづく
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ラベル:老人たちの話し 8
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