さすが「花の百名山」だけのことはある。
あいうえお順で紹介します
◆アカモノ:イワハゼ
ツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木。
山野草愛好家の間では、シラタマノキのことをシロモノと呼ぶのに対して、
赤い実を付けるためアカモノと呼ばれていますが、
もともとはアカモモが転化してできた名前です。
木の仲間で、酸性土を好みますから浅間山にも多くみられます。
コケモモと違って葉っぱが大きくとんがっています。
◆アズマギク
キク科ムカシヨモギ属の多年草。
根子岳に多い花です。
というかスキー場や浅間牧場におおくみられ、群生しています。
つまり乾いた草原におおくみられます。草刈や野焼きが行われている草原に多く見られます。
日当たりのよいところを好むみたいで、登山道や牧場なんかにもよくみられますね。
◆アマドコロ
ユリ科の植物の一種で多年草。
茎や根茎には甘みがあり、山菜として食用にされます。
浅間牧場などでよくみられますが、山菜として食べる人は、あまりいません。
似たような毒草があって、中毒をおこすケースがあるからです。
◆イワカガミ
イワウメ科イワカガミ属の多年草。
痩せた土地に多いですね。
登山道や瓦礫帯や火山火口におおいです。
◆ウマノアシガタ
キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。
やはりスキー場や牧場の日当たりの良い場所でみられます。
鹿沢の湯の丸山なんかだと、こればかりが目立ちます。
というのも、キンポウゲ科に多い有毒植物のひとつなので、牛食べないからです。
中国では漢方薬で使っているらしいですが、コマクサと同じく薬効には疑問があります。
ていうか、ふつうに毒でしょ!
私は、こういう漢方薬を信じていません。
◆オオカメノキ
スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木。
浅間高原に多い樹です。
◆オオバミゾホオズキ
ゴマノハグサ科ミゾホオズキ属の多年草。高山植物。
大きな葉を持つミゾホオズキの意味。
高山で沢沿いや湿地などの水気のある場所に群生します。
◆クリンソウ
サクラソウ科サクラソウ属の多年草。
やはり湿地に咲きます。特に沢沿いに群生します。
バラギ湖などに多く見られます。
軽井沢植物園でもたくさん咲いていました。
日本に自生するサクラソウ科の植物のなかでは最も大型。
花茎を中心に円状につき、
それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある「九輪」に似ているのでクリンソウ。
◆クルマバソウ
アカネ科 クルマバソウ属
明るい林の湿ったところに群生しています。
地下茎が伸びてマット状に広がるので北軽井沢では庭のグランドカバーにしてる人も多いですね。
◆クロマメノキ
ツツジ科スノキ属の落葉低木。
ご存知浅間ブドウです。
浅間ブルーベリーとも言います。
北軽井沢ブルーベリーYGHは、ここから名付けられています。
地元の人の話では、昔は実を漬け物にしたりジャムにして食べたそうですが、
食べ過ぎると眠くなるらしいです。
◆コケモモ
ツツジ科スノキ属の常緑小低木。
果実を食用とするが、栽培されることは稀で、野生のものを採取するのが一般的である。
温帯から北極圏に近い地域まで分布しています。
土壌が酸性の場所を好むために火山帯に多くみられます。
黒斑山には、特に多いですね。
◆コミヤマカタバミ
カタバミ科カタバミ属の高山植物。
葉っぱに特徴(ハート型)があるので、分かりやすい高山植物です。
◆コヨウラクツツジ(小瓔珞躑躅)
ツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木。
花の様子が仏像が身につけている瓔珞(ようらく)に似ているところからきています。
◆ショウジョウバカマ
ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草。
湿ったところを好みますが、
湯の丸山の斜面にも多く見られます。
◆シロスミレ
スミレ科スミレ属
湿原におおくみられます。
八間山には、コミヤマスミレがありましたが、
こっちはシロスミレですね。
http://www.plantsindex.com/plantsindex/html/group/gp_viola_maximowicziana.htm
次は、「す」からです。
つづく
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