http://labaq.com/archives/51688308.html より引用です
チューブが入らず空っぽの箱ができてしまうのは生産ラインに問題があり、タイミングなどを調整しても100%箱に入るようにデザインするのは困難を伴いました。
工場にいるエンジニアは手がいっぱいであったので、会社のCEO(最高経営責任者)は経営陣を集め、外部からエンジニアを雇い新しいプロジェクトを立ち上げることにしました。通常行なわれるように、予算、プロジェクト・スポンサー、6ヶ月の計画と800万ドル(約5億円)をかけて、質の高いプロジェクトを実施したのです。
これによって空っぽの箱ができるたびに重量不足を検知してベルが鳴り、光で知らせるシステムが構築されました。そのたびに生産ラインをストップさせ、人の手で空箱は捨てられます。その後ボタンを押して再びラインが動き出します。
問題が解決するようになってから、しばらくたったある日のこと。
CEOがその後のプロジェクトの様子を確認しにきました。
客からのクレームは減っており、市場での売上は伸び、使った金額分の成果が出ていると満足しました。次にどれくらいの空箱が出ているかを示す表を調べてみたところ、3週間にたった一つもなかったのです。報告書に間違いがあるのではないかとエンジニアたちに尋ねてみると、それが正しい報告数値だと答えが返ってきました。実際にコンベアベルトに載っているもので、空の箱はないと言うのです。
疑問を抱いたCEOは工場まで足を運び、
ラインの現場を自分の目で確認することにしました。
すると検知する場所の1.2メートル手前に20ドル(約1500円)ほどの扇風機が置かれており、空の箱を吹き飛ばしてはゴミ箱に入れていたのです。説明を求めると、作業員の一人が答えました。
「ああ、それはベルが鳴るたびにいちいち来るのが面倒だったので、そこに置いたんですよ」
会社が800万ドルの資金と手間をかけて解決したものよりも、普通の作業員がたったの20ドルで、はるかに合理的な解決をしてしまったという例です。実際はこれほどドラマチックではなくとも、似たようなことは企業ではよくあるのかもしれません。ここから得られる教訓は
「簡単な解決法を知りたい場合は、怠け者に聞け」
と言ったところでしょうか
−−−−−−−−−−−−−−−−−以上、引用終わり
笑っちゃいました。
北軽井沢ブルーベリーYGHをオープンしてからも、
にたような事が何度もありました。
「すいませーん爪切り貸してください」
「すいませーん綿棒を貸してください」
「すいませーんタオルを貸してください」
「すいませーんバンソウコウはないですか?」
「すいませーん生理用品の予備は無いですか?」
対応が、めんどくさいと思った私は、全室に置きました。
おかげで、御客さんから、こういう問い合わせは減りました。
しかし、まだ全て解決はしてない。
「すいませーん天気予報はどうでしょう?」
「すいませーんインターネットやりたいんですが」
パソコンを2台設置しましたよ!
そしたら御客さんからの質問が減って大助かり!
御客さんへのサービスというよりも、自分の労働を減らしたい!
という、怠け者のマネージャーの知恵です。
こういう事は、他でも、よくあるんですよねw
実は、私も何度も経験しています。
大昔、ガラス清掃会社にいたときです。
ロープをはって、降りる時に、いちいち、もやい結びで結んでいるのが馬鹿馬鹿しいので、会社のマニュアルを無視して、こっそり登山用カラビナを使って仕事をしたんです。当然のことながら2倍のスピードになりますから、みんなより速く仕事を終えて休んで本を読んでいた。
それに怒った上司は、カラビナ使用禁止した。
馬鹿馬鹿しいので、私は、その会社を辞めました。
次の会社(ガラス清掃会社)でも、同じようなことが起きました。
その次の会社(ガラス清掃会社)では、逆にカラビナを採用することになり、私は社長に言われて、登山ショップへカラビナを大量に買いに行かされました。その会社の利益は、どんどんあがっていきました。トップの姿勢次第で、業績は、まったく違ってくるのです。
こんなこともありました。
NTTの下請けで働いていたときのことです。
某工事で現調(工事図面を作ること)をしていたときのことです。
どう考えても工程表どうりに図面を作ると、時間も予算もかかるのがわかった。
でも、そうやれという。
理由は、計算上資材費が安くなるかららしい。
しかし、それは嘘。逆に高くなるのがわかっちゃない。
工事をやったことがない人間が机上の計算をすると、とんでもないことになることが多いのです。
仕方ないので、図面を二つ作ってしまった。
提出用と現場用です。
これで何千万も工事費が浮くからです。
もちろん、ゆとりある工事となり、欠点を重点的にチェックできた。
検査員は、欠点の検査しかしないので、これでOKとなり、
素晴らしい工事とのお褒めのことばまでいただいたものです。
つづく
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特に現場を知らないトップが一番怖い。