http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110901k0000m040119000c.html
産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は31日、土壌から放射性セシウムのほぼ全量を回収できる技術を開発したと発表した。汚染土壌に低濃度の酸の水溶液を混ぜてセシウムを抽出し、微粒子状の顔料に吸着させる。東京電力福島第1原発事故では、外部に放出された大量の放射性物質による土壌汚染が問題となっているが、この処理技術を活用することで放射性廃棄物を150分の1に減量できるという。
研究グループは、福島県飯舘村の畑の地中から採取された汚染されていない土壌から放射性ではないセシウムを除去できれば、同様の方法で放射性セシウムも回収できるとして実験に着手。汚染されていない土と低濃度の硝酸水溶液を混ぜ、圧力容器内で200度で45分間加熱したところ、セシウムの100%抽出に成功した。温度が半分の100度でも約60%を抽出できたという。水溶液は繰り返して使える。
さらに第2段階で、水溶液からセシウムイオンだけを取り込む青色の人工顔料プルシアンブルーを吸着剤に活用。粒径10ナノメートル(1ナノは10億分の1)の微粒子状に加工して円筒形の装置に詰め、この水溶液を2回循環させたところ、100%吸着できた。
産総研の川本徹・グリーンテクノロジー研究グループ長は「土壌を傷めなくてすみ、抽出したセシウムを顔料で吸着できる。コストも安い。企業の協力を得て実証実験を目指したい」と話している。【安味伸一】
毎日新聞 2011年8月31日 22時27分
事実なら、凄いことですね。
これまで、土壌から放射性セシウムを除去する方法として、濃硝酸や濃塩酸を使う方法がありましたが、濃硝酸や濃塩酸は使えないですよ。
しかし低濃度の硝酸水溶液を使うのであれば、話は違ってくる。
しかも水溶液は繰り返して使えるとか。
ただし、200度にしないと100%の除去はできない。
このへんをどうするか?
つづく
↓ブログの更新を読みたい方は投票を
人気blogランキング
【関連する記事】
- 今日は、確定申告最終締め切りでした
- 震災一周年
- 3キロ圏内、愛犬生きてた=福島
- 「遺体どこにもない」鉄道事故家族…死者40人
- 松本復興相の態度が悪すぎる件 被災者馬鹿にするな!
- H23/06/03 参院予算委・森まさこ
- 終焉に向かう原子力 広瀬隆氏講演
- 震災少女のその後
- 平成23年04月11日17時17分 気象庁発表
- 小野寺五典 衆議院議員(自民党、宮城6区)の記者会見
- 昨日の地震について
- また大きな地震が!
- 計画停が無くなるかも?
- セルビアの人々が集まって作った日本の国旗「心の輪」
- いつか花の咲く時が来るはず
- あの怒濤の中で津波死者ゼロの村があった
- 漂流犬は、21世紀のタロとジロ?
- 江頭2:50さんを見直した件
- 【大震災】救援活動に参加、50代の陸上自衛隊隊員が死亡
- 杉良太郎軍団の被災地支援が「ガチすぎる!」と大絶賛