2011年12月17日

東儀秀樹って誰だろう?

東儀秀樹って誰だろう?
今日、テレビを見ていたら東儀秀樹という男のドキュメンタリーをやっていた。
「あれ?」
と思ってみていたら奈良時代から続く楽家(がくけ)の家系の人だった。
サイトで調べたら

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%84%80%E7%A7%80%E6%A8%B9

略歴
1959年10月12日生まれ。商社マンだった父親の仕事の関係で、幼年期をタイ、メキシコで過ごす。成蹊高等学校卒業後に國學院大學の二部で学ぶかたわら、宮内庁式部職楽部の楽生科で雅楽を学ぶ。1986年から10年間、楽師として活躍する。宮内庁の楽師として活動する一方で、1996年にファーストアルバム『東儀秀樹』でデビュー。雅楽器とピアノやシンセサイザーといった現代楽器の珍しいコラボレートで話題となった。同年宮内庁を退職しフリーランスでの活動をスタートさせる。 本人は雅楽器だけでなく、ピアノ、キーボード、シンセサイザー、チェロ、ドラム、ギターなどさまざまな楽器の演奏をマルチにこなせる。また、「生きてきたぼくたちへ」等自らボーカルを執る楽曲もある。

映画をはじめテレビ番組やCMにも楽曲を提供し、また雅楽師として音楽や歴史、バラエティなどのテレビ番組に出演している。 俳優としても活動しており、2008年放送のNHK大河ドラマ『篤姫』では孝明天皇役で出演した。(ちなみに天皇が篳篥を演奏することはありえない。その身分にふさわしいのは笙あるいは和琴であろう。)また2009年には木村拓哉主演のドラマ『MR.BRAIN』にゲスト出演した。

古典芸能であった雅楽を現代音楽と結びつけ、その素晴らしさを一般に知らしめ、広く認知された。この功績により2004年、文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。専門として演奏する雅楽器は篳篥(ひちりき)であるが、龍笛(りゅうてき)、鳳笙なども演奏する。ただし宮内庁の楽師には管楽器において「他管を侵さず」という厳格な決まりがあり、例えば篳篥を選んだ時点で他管の龍笛及び笙を演奏することはない。また最近は雅楽よりも庶民的な芸能で、既に衰退してしまった伎楽の復興にも力を入れていて、コンサートなどでも度々上演している。

2004年には自ら上海に出向いて、中国民族楽器の若手演奏家をプロデュース。TOGI+BAOというユニットを組んで日中両国で活躍していたが、2008年夏のコンサートツアーをもってTOGI+BAOの活動は休止、近年は同年齢でもあり古くからの盟友でもあるバイオリニストの古澤巌と全国ツアーを開催することが多い(古澤とはそれ以前にも年数回コンサートを開いていた)。

2008年に京都嵯峨芸術大学の客員教授に就任。また、大正大学、池坊短期大学の客員教授も勤めている。


人物
元々雅楽の世界に入る前は、海外での生活で耳にした洋楽のロックやポップスやJAZZなど影響を受け、学生時代は友達とロックバンドを組み本人はエレキギターを担当した。高校を卒業したらプロのギタリストでやっていきたいと本気で思っていたそうだが、 母親の東儀九十九(とうぎ つくも)から「どうせ音楽の世界に入るのなら、東儀家の血を引くものとして雅楽をやってみてはどうか」と勧められて宮内庁に入庁した。現在でも自らのライブでギタープレイを披露することがある。自宅スタジオには学生時代から集めた数多くのギターコレクションがある。





私は、この人を知らなかったのですが、この人と同じ名字の雅楽家なら知っている。
日本ユースホステル協会を設立した横山祐吉氏の師匠が、
『東儀鉄笛』
なのです。

東儀鉄笛とは、日本を代表する雅楽家でありながら、西洋音楽(クラッシック)に興味をもち、さかんに洋楽にのめりこんだ男です。この人のおかげで、もの凄い勢いで日本にクラッシックが普及したんですね。これは、世界にないことなんです。

そもそも民族音楽家というものは、保守的であり、他国の音楽をとりいれないんです。
拒絶反応が起きる。
ところが、日本に限っては、そういう事はなく、
雅楽家たちが、すすんでクラッシックの勉強をして、
芸大の教授になったりしている。
その切り込み隊長が、東儀鉄笛。

しかも、東儀鉄笛の凄いところは、西洋音楽にあきたらず、
西洋芝居まで手を出して、劇団を創設し、
自ら役者として大活躍している。
もたちろん芸大の教授と雅楽の仕事もこなしながら。

で、最終的には演劇研究所を造って、そこの第一期生に横山祐吉が入っている。
つまり日本ユースホステル協会を創設する横山祐吉氏は、
東儀鉄笛の思想を濃厚に受け継いでいる。
これについては、機械があったらまた書きます。


それにしても、東儀秀樹って誰だろう?
すごく気になる。
雅楽世界についても、とても気になる。
彼らは、昔から開明的だったのは知っていましたが、
今の雅楽師たちも、同じなのだろうか?
誰か知ってる人がいたら、教えてください。


つづく。

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posted by マネージャー at 23:56| Comment(4) | TrackBack(0) | 日本ユースホステル運動史の周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
詳しいわけではありませんが、この人のコンサートに行ったことがあります。
いわゆる反抗期には雅楽から遠のいていた時期もあったようですよ。
俳優として?ドラマ出演したり。
雅楽界のヤンチャなプリンスといったところでしょうか^^
Posted by 625 at 2011年12月18日 23:27
情報ありがとうございました。
東儀家の一族は、明治の頃から現在までやんちゃなのうですねw
血筋かな?
Posted by マネージャー at 2011年12月19日 10:04
東儀さん、実はチャーさんの大ファンで、(私も、チャーのピンククラウドのファンですが)チャーから愛用のムスタング(癖のある愛用のギター)を貰っています。MGがまさか音楽話題をしてくるとは想っても見ませんでした。東儀さんはもう、5年位前から注目なので、えっ!と驚いています。
雅楽をウォークマン聴きながら山を歩くと、とてもハイになりますよ。
日本版のブルースかと・・明治神宮で雅楽と舞楽を定期的に行っていて、お奨めです。元々雅楽はシルクロードからやってきたその当時のやんちゃなロックなのです。坂本龍一は日本のうたに回帰し始めました。白秋とか雨情、音楽の世界でも、歴史が繰り返され元に戻りますね。温故知新。
時間があったら、むふ、東儀さんの話をしましょう。
Posted by 進之助 at 2011年12月19日 19:51
なるほどなあ。面白いですね。
この大人しそうな人が、過去にロックな人だった理由は、そんなところにも。
情報ありがとうございました。
Posted by マネージャー at 2011年12月20日 09:11
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