2012年01月24日

3日間の入院手術してきました3

前立腺癌の疑いで群馬大学付属病院で検査手術をしたんですが、
その手術というのは、20ヶ所の組織を針のようなもので、
採取して、ガン細胞があるかどうかを調べるというものでした。

まず手術の説明を医師から受けるわけですが、
担当医師が、ドラマ医龍の悪役・霧島軍司(北村一輝)にそっくりなんです。

「あれ? 医龍の悪役の人(北村一輝)にそっくりだな。どうしよう」

と思ったんですが、

「そういえば医龍の悪役の人(北村一輝)は、腕だけは確かだったな」

と思い出して気をとりなおしました。



で、その先生は、こういいます。

「うちは大学病院なので、20ヶ所の組織をとったあとに、もう一ヶ所を研究のためにサンプルとしてとらせてもらうないでしょうか?」
「それゃもう、どうぞどうぞ。私なんぞの肉体のきれはしが、医学のお役にたてるなら喜んでお出しします」

私は、アイバンクにも入っているし、死語の臓器提供も喜んでする人間です。
医学の将来のお役にたてるなら喜んで犠牲になります。
しかし、医龍の悪役の人にそっくりな先生は、
よせばいいのに、あらゆる副作用について、しつこく解説てくれます。
だんだん、不安になってきたんですが、
男が、いったん言い出したことに後戻りはできない。
しかし、ここで、びびっては、男が廃るというもの。
本当は、びびりまくっているくせに虚勢をはって

「ご遠慮なく、やってください」

すると同意書にサインをさせられてしまった。
(サインしたくねえ)
と心で絶叫しながらサインしてしまった。
どうでもいいけれど、手術前には、いろいろサインするところが多い。
書類も多いし。


手術は、18時間の絶食の上に本番にはいりました。
なにしろ注射が大嫌いな男が手術です。
全身、カチンコチンに緊張しまくって、
ロボットのようになってしまった。

すると先生方が、
「緊張してますか?」
と聞いてきます。
私は、素直に

「はい、びびってます!」

と正直に答えてしまった。
で、答えてから

(は、恥ずかしい。というより、死にたい。なんか、もう死にたい)

と思いましたね。
本当は死にたくない小心者のくせに。

で、麻酔医の先生にご対面。
医龍に出てくる麻酔医。
荒瀬(阿部サダヲ)のような麻酔の先生が担当なのかな?
とワクワクしていたら、おっと待った!



美人女医ではないか!
まってくれー!
女医は勘弁してくれ
と思いながら背骨に麻酔を注射されてしまった。
終わった。
しかし、感覚がなくなるわけではない。
手足がしびれて冷たさを感じなくなるだけ。

「今回は、何本とりますか?」
「21本です」
「うわー、時間かかりますね」

手術は、前立腺に21ヶ所の針をさすために、けっこう長時間かかったようです。
老人なら8本なのですが、私は、実験用も含めて21本です。
勘弁してくれーと思いながら、1本づつ数えていました。
肛門に超音波探知機をいれて前立腺を画像でみながら、
針を皮膚から差し込んでいくわけですが、
委託はないけれど、感覚はわかる。


で、手術が終わって退院。
1週間後に結果を教えるので、1月24日に来なさいという。
その日が、今日だったわけです。
思えば、長い1週間でした。
そして、忙しい1週間でした。
前日1月23日は、ユースホステル関東ブロックの会議でした。


まあ、そんなことは良いのですが、
おそるおそる病院に行ってみると

「術後の経過はどうですか?」

と聞いてきます。
(いや、先生、そんな前振りよりも、癌なんですか?どうなんですか?)
と問いただしたい気持ちを抑えて、つとめて冷静に

「いたって健康です。で、どうなんでしょうか?」
「癌はないですね」
「うわー、よかった」

ここで、虚勢をはって冷静そうにしていた顔が崩れてしました。

「今後は、◇◇◇◇医院で経過観察してください」
「先生、ありがとうございました」

私は、何度も頭をさげてしまった。


私は誓いましたね。
もう絶対に病気にならないと。
食事・体力作り・睡眠。
健康のためなら何でもやろうと。
今回は、たまたまセーフでしたけれど、
不摂生はやめて、もっと体を大切にしないと行けないと。

もう入院は嫌だ。
入院に金は使いたくない。
もっと健康に気をつかわないといけない。
真剣に思いましたね。

今回思ったことは、病気持ちの方が、健康に対して真剣になれるということ。
なまじ体が頑丈だと、むしろ健康に無関心なるということ。
病気すると、食生活も変わる。
うちのメニューも、再考したくなってきた。
薬膳料理あたりにすごく興味がわいてきた。
コストとのかねあいになるんだけれど、何か手はないのかなと。
定員も減らしてもいいような気がしてきた。
金より健康が一番だから。



つづく。

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posted by マネージャー at 19:14| Comment(10) | TrackBack(0) | 日記 2012以前 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マネージャーさん、
癌の疑いなくなって良かったですね!!

私も、糖尿病の定期検査の結果、24日の今日、行ってきたところ、経過良好で、主治医から、お褒め頂けました。

体を壊して、初めて健康に気がいくようになるという感想、同感です。

もう少し体力つけたら、ブルーベリーYGHに、ダイエット登山合宿に参加させて下さい!

まだまだ、地元の急坂で息切れするので、それを克服できたら…!
Posted by みわぼー at 2012年01月24日 21:56
最近マネージャーの元気が無かったので
心配していました。
不安が無くなりましね、痛風も早く治して
また山の案内をしてください。
Posted by りゅう at 2012年01月24日 22:11
大事なくてよかったですね。
お互いにいい歳ですから、健康には気を使いましょう。
Posted by イトウ at 2012年01月24日 22:55
御無事で何よりです。
私は健康体でも健康でいることには人一倍気を遣っているつもりです。
おかげで周りは風邪ひく人いるのに、私は全く病欠しません。
Posted by マサ at 2012年01月25日 00:23
がんじゃなくて本当によかった!
Posted by まる at 2012年01月25日 04:47
本当に良かったです!
私も最近管理人様のブログ更新の回数が落ちていたので心配しておりました。

部分麻酔の手術・検査ほど嫌なものはありませんね。
記憶にあるのが中学時代に
南木佳士さん縁の地元大学付属病院で受けた
カテーテル検査で足の付け根を切ってカテーテルを入れるのですが
麻酔が効いていないうちに切開されたので痛いというもんじゃなかったです。
この検査は心臓部で被曝する検査で医者からの説明でも被曝だの造影剤を入れたとき不整脈が出ると言われましたが
大概こういう説明は立て板に水で理解する前に終わって同意書という感じですね。
あと検査結果が検査室で言っていたのと親に説明していたのでは違っていて
親に言っていた方が軽めに言っていました。
この時は釈然としませんでした。
Posted by おあき at 2012年01月25日 05:57
無病息災!一病長寿。
老化は免疫力の低下から来ます。薬膳料理大賛成!小諸の小さなスーパーで朝鮮人参の屑が格安で売ってます。それとクコの実、鳥肉で炊き込みご飯なぞいいと思いますよ。医食同源、養命酒、楽しみながら健康になります。ウォーキングも、忙しくても最低20分で体がウォームアップしてきます。
Posted by 進之助 at 2012年01月25日 07:43
皆さん、レスありがとうございます。
長くなるので、お返事は、まとめて本編に書きますね。
Posted by マネージャー at 2012年01月25日 08:22
とりあえず、セーフで良かったですね(^O^)
私も、数年前にメンタル面で病気になってから、考え方が変わり、生活は気をつけるようになりましたほっとした顔

お互いもう若くありませんから、仕事量は減らしましょう!
Posted by 坂東旅人 水戸義烈 at 2012年01月26日 19:03
健康というのは、回答がないから難しいですね。
運動・食事・睡眠は、もちろんのこと、遺伝も関係してくるし、
よく分からないことが多い。
だから具体的に何をやった方がよいか分からないこともおおいですね。
なので、今、いろんな本を読んで調べてるんですが、
本当にいろいろな説がありますね。
日頃からアンテナをはっておかないと。
Posted by マネージャー at 2012年01月27日 03:40
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