北軽井沢にスズメとカラスはいなかった。
ところが最近、このスズメとカラスが増えてきたのである。
スズメが増えた原因は、おそらく人間のせいであろう。
スズメは人間のいないところには存在しない。
だから北軽井沢にはいなかった。
しかし、定住者が増えるに従ってスズメも増えていったと思われる。
でも、スズメはいい。
問題はカラスである。
カラスが、うちの庭先にある野鳥のエサを
食べるようになったから困っている。
カラスは、頭が良い。
野鳥の中で一番頭が良い。
その良さは、チンパンジーに匹敵すると言われている。
だから始末に負えない。
ここで話は、大きく変わるが、ヨーロッパ旅行をしていて閉口したことは、彼らの料理に野菜が少ないことであった。特にドイツ料理に野菜が少ない。
「どうしてだろう?」
と思ったら、彼らはジャガイモを野菜にカウントしているのである。つまり彼らにしてみたらポテトチップスも野菜の一つになる。これでは食欲が出てこない。
これがインドやネパールといったアジア旅行した時になると、今度は逆に肉がない。
肉を食べる機会がガクッと減るのである。
穀類と野菜しか口にできなくなるのが不満になるのだ。
そう考えると日本人は雑食であることに気がつかされる。で、一度身についた雑食の習慣は、捨てることはできないものなのだ。肉が足りなくても、野菜が足りなくても、体が変調してくるからである。一日三十品目食べる習慣がつくと、後戻りができない。グルメというわけではないが、そのくらい食べないと体の調子が悪くなるからである。
実は、人類がここまで進化したのは雑食のせいだと言われている。人間をのぞく類人猿で一番知能指数が高いのがチンパンジーであるが、純粋な意味で雑食なのは、チンパンジーだけである。ゴリラもオランウータンもチンパンジーほど雑食ではない。
ちなみにチンパンジーは、集団で狩りもする。
時には、ヒヨウさえ狩りで食べてしまうと言われている。
だからチンパンジーは最も知能が高くなってしまった。
これが牛のような草食なら覚えるエサの種類が少なくてすむので、知能が発達しない。肉食にしてもしかりである。しかし、雑食だとそうはいかない。莫大な種類のエサを覚える必要がある。だから知能が発達する。
話がだいぶ遠回りしてしまったが、カラスのことだ。
こいつこそ、野鳥最大の雑食である。
木の実も、虫も、肉も食べる。
だから知能が高い。
こいつを庭から追い出すのは、かなり苦労するかと思ったが、雪弾を何発か投げて命中させることによって、以外に簡単に追い出すことができた。カラスの知能をもって北軽井沢ブルーベリーYGHの庭が危険であることを学習することを願ってやまない。そうなれば、そのカラスは北軽井沢中のカラスたちに言語で伝えてくれるから。
つづく。
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