夏のリピーターさんは、春秋冬のリピーターさんと、ちょっと違う。
1年に1回。夏にしか来ないリピーターさんばかりなのです。
夏のリピーターさんは、大きく2種類の層がいます。
ファミリーの方と、一人旅の避暑の方です。
ファミリーの方たちの特色は、観光というよりイベントが目的です。
観光なら毎年、ちがう所に行っくのでしょうが、
そうではなく宿泊するというイベントが目的なんですね。
よーするに林間学校みたいなのかなあ?
それが証拠に、遊んでばかりでは無く宿題なんかもやっている。
まれに、次の年に別のホテルに宿泊先を代える御客様もいるんですが、
その次の年には戻ってきたりする。
「あれ? 久しぶりですね」
と、挨拶すると、
「去年、宿を代えたら子供に叱られましてね」
と笑いながら答えてくれます。
実は、幼児のお子さんは、気に入った宿を変えるのを好まない傾向があります。これが中学生になると逆で、新しい宿に泊まりたがるようになります。しかし、小さいお子さんは、◎◎の宿と決まったら、そこしか眼中に無くなり、毎年、かわらぬ風景を確認しにくるのを楽しみにするんですね。
これは、うちの嫁さんも小さい頃は、そうだったらしく、毎年、親戚一同で泊まりに行く三浦半島の民宿が楽しみでならなかったらしい。それが大人の事情で、白馬の大型リゾートホテルに泊まった年があって、その時は、子供心に痛く傷ついたらしい。で、また三浦半島の民宿にもどった事件があったらしい。きっと、白馬の大型リゾートホテルの方が、三浦半島の民宿より施設が立派だったと思うんですが、子供時代の嫁さんにとっては何の印象も無い無機質な空間だったらしい。
さて、一人旅の避暑の方たちの件について。夏のリピーターさんで一番多いのが、一人旅の避暑の方たちです。面白いことに、彼らは、あまり熱心にツアーには参加しません。というか、なにもしません。昼間はカフェ巡りをしていて、15時に北軽井沢ブルーベリーYGHに戻ってきて寝ているだけなのです。
「今日は、どこに行ってきました?」
「カフェ麦小屋(http://www.mugikoya.com/top.html)で本を読んでました」
「1日中?」
「6時間はいたかな?」
こんなぐあいです。
「今日はルオムの森のカフェでハンモックにゆれました」
「今日はバードですごしました」
「今日は丸山珈琲小諸店の豪華カフェです」
「今日は・・・・・」
そして気が向いたら連泊する。満室でも、当日キャンセルを狙って粘っている。あいにく最後まで北軽井沢ブルーベリーYGHが満室だと、その日の夜だけ近所の別の宿に寝に行って、翌日の朝には、北軽井沢ブルーベリーYGHに戻ってくる。で、うちの庭で本なんか読んでるので、こっちが根負けして「もうチェックインしてください」と、さっさと宿にいれてしまったりする。で、チェックインすると、予想どうりに昼寝をはじめるのである。考えようによれば、かなり贅沢な旅人なのかもしれない。夏専門のリピーターさんは、こういう人が多い。地域で言うと南関東の人に多い。
しかし、これが関西になると、少し様子が違ってくる。
「のんびりしにきました」
と口では言ってても、絶対にのんびりしない。
貪欲に観光しまくるのが関西人である。
と、お茶会で発言したら、関西人から反論された。
「ちがいます。関西では、このレベルが『のんびり』なんです」
「じゃあ、一日カフェで本読んでるのは、『のんびり』とは言わないの?」
「それは関西では『息してないレベル』というんですよ」
「・・・・」
つづく。
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という私も来週17日は庭で一杯飲むために行きます。
よろしく♪
今年は涼しいです
それにしても、北軽井沢でそれができるってリッチだなぁ。
ドイツ人も、
息してないレベルですね