2012年09月13日

英語の発音について

 日本人は、発音を気にしない。
 これは、日本だけで無く、漢字文化圏において共通です。

 中国の科挙(国家試験)では、発音は問いません。広東人は、広東語で科挙を受けます。よーするに、発音は問わないのです。言葉が通じなくとも文字が書ければ、大臣になれる。それが漢字文化圏の慣習です。ですから、遣隋使・遣唐使で派遣された平安時代の日本人が、隋・唐で大臣まで出世した日本人が多くいました。

 ところが、西洋では違います。
 発音が、とても重要になる。
 変な発音だと誰にも相手にされないし、上流階級の発音だと大衆に反感をもたれます。
 
 もし海外交流事業のイベントで、ドイツ人(またはアメリカ人)が、日本語で歌を歌ってくれたとします。それが、たとえ発音が多少おかしくても、私たち日本人は、拍手喝采して『日本語うまいですね』とお世辞をいうと思います。漢字文化圏では、発音はあまり気にしないのです。
 ところが、この逆だと違ってきます。ヨーロッパ文化圏では、そうではない。私は、日独文化交流のイベントで、ドイツ語でドイツの歌を歌ったのですが、すぐに発音を訂正されてしまいました。ヨーロッパやアメリカでは、発音は、とても重要なのです。
 
 前置きは、このくらいにして、本題に入ります。
 御客さんと、映画スターウォーズの話をしていたら、発音の話になった。

「スターウォーズって、日本が濃厚にはいってるよね」
「そうそう!」
「確か、ヨーダのモデルは、国際的に評価の高い脚本家の依田さんがモデルらしい」
「ルーカスから依田さんにヨーダの人形が送られてきたらしいね」
「ジュダイの騎士は、時代劇からもじったんだよね」
「シスの復讐のシスは、寿司をもじったんだって?」
「ライトサーベルの殺陣も剣道だよね」
「アミダラは、阿弥陀羅からとってる」
「そもそもジョージ・ルーカスは仏教徒だし」
「オビ・ワンは、黒帯からとってるし」
「そもそもオビ・ワンは、三船敏郎の予定だった。もし三船敏郎が断ってなかったら、彼はスーパースターになっていたのに、惜しい!」
「そうそう、惜しい!」
「そもそもスターウォーズそのものが、隠し砦の三悪人のパクリだから」
「だから三船敏郎が断らざるをえなかった。黒澤明に遠慮したかもな」

 こんな話で大いに盛り上がった。
 
「ところでさ、帝国軍は、ナチスぽくない? ベーダーの頭なんか、ナチスドイツ軍のヘルメットそっくりだし」
「うーん・・・・」
「あきらかにナチスだよね」
「いや、そうでもないんだよ」
「え?」

 確かにベイダーの頭はナチスっぽい。
 しかし、ナチスは帝国では無い。
 帝国といえば、大英帝国なのだ。
 
「え? 大英帝国?」
「うん、ここのところは、日本人にはわかりにくいところなんだけれど、スターウォーズの帝国軍が話す英語は、イギリス式の発音なんだ」
「えええええええええええええええ?」
「これは、その筋では有名な話なんだよね。もっとも自分には、どこがイギリス英語なのか知らないんだけれどね」
「うーん、そうだったのか.....orz」
「でもまあ、姿はナチスぽいなあ。姿はナチスで、言葉はイギリス英語。そして、日本が、ところどころに入っている。これがハリウッドなんだよなあ」


つづく。

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posted by マネージャー at 22:13| Comment(13) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先日はたいへんお世話になりました。ところで、自分は米国英語から英国英語に矯正したので、わかりますよ。あと、アメリカは英国の植民地支配から独立した国ですから、その歴史教育は濃厚に映画に反映するし、その方が人口に膾炙しやすいと思います。また、冬日本に一時帰国しますが、そのときは北関東まではいかないかもしれません。また、よろしくお願いします。
Posted by けんご@異骨相 at 2012年09月14日 02:16
そこに居たかった!
Posted by Myつえ at 2012年09月14日 21:53
けんご@異骨相さん
つえさん

タイタニックなんかも、嫌な奴の役は、みんなイギリス英語らしいですね
アメリカの別の一面をみたような気がしました
Posted by マネージャー at 2012年09月15日 00:08
ただ、一方でアメリカは王室に対するあこがれが強いため、英王室も日本の天皇家もよく記事になります。異次元の世界に近いあこがれがあるのかもしれません。あと、イギリス発音の男性はよくもてるそうですが、未だ御利益にはあずかっておりません。そんなものかも。
Posted by けんご@異骨相 at 2012年09月15日 02:42
こういうジョークがありますね。
イギリス人とアメリカ人は、非常によく似ている。
ただし、残念なことに一つだけ違っているものがある。
それは、言葉である。

実は、私は、イギリスの言葉の方が、古くてアメリカの方が新しいと思い込んでいたのですが、友人曰く違うらしい。むしろアメリカの方に、イギリスの古い言い回しが残っていて、イギリスの方は、変化しいてるケースもあると聞きましたね。
Posted by マネージャー at 2012年09月16日 15:45
英国と米国が共通の言語で隔てられていると言ったのは劇作家のバーナードショーですが、彼にしてもビートルズにしても英語を使いこなすのが隣のアイルランド人のいうのが笑えます。アイルランド人は日本人に似て言葉に霊力を見いだしますから。そう、アメリカに英国の古語が残っているというのはそうかも。こちらの日系二世が古式ゆかしき語彙が残っているのと同じでしょうか。ただ、日本でも東北の人は語感に敏感で訛りを隠しますよね。自分は日常語を土佐弁から標準語、米語から英語に変えていったのでわかります。今は監視カメラでしたが昔の推理小説にもあるように犯人を訛りから特定できたようです。
Posted by けんご@異骨相 at 2012年09月16日 19:07
うちの宿に来るアメリカ人達は、ある意味、日本文化に詳しいので、日本人と同じように迎えられますね。ところがアメリカ日系人グループたちが来たときには、逆にアメリカ文化を感じます。男性は女性にドアノブをさわらせません。かならず男性が空けます。ところが、白人系のアメリカ人で日本を研究している人は、日本マナーで宿に泊まります。むしろ日系人の方が、自然とアメリカンスタイルなのです。
Posted by マネージャー at 2012年09月18日 20:32
そうですか。自分は逆の経験ですね。イギリスでは自分がすべてドアをあけ、椅子はひきましたが、アメリカではほとんど先に行った方が開けます。マナーとしてやった方がいいのはわかっていても、あまり拘りません。ただ、一回だけ東海岸でせっせとあけていたら、「女性はそんなにかよわくない、あんたはセクシストか。」と言われたことがありました。微妙に体験が食い違いますね。
Posted by けんご at 2012年09月19日 01:34
私の経験だと、日系人がアメリカンで
白人がジャパンスタイルでした
Posted by マネージャー at 2012年09月19日 22:46
マネージャーさん、それはありえるかも。世代の反発もあるかもしれません。
日系人はことさらアメリカ風になろうとし、白人は過去の反省があるのでその地になじむようしつけられると。
Posted by けんご@異骨相 at 2012年09月20日 01:12
まあ少ない事例ですけれど。
Posted by マネージャー at 2012年09月22日 16:31
>「うん、ここのところは、日本人にはわかりにくいところなんだけれど、
>スターウォーズの帝国軍が話す英語は、イギリス式の発音なんだ」

“アメリカ社会入門―英国人ニューヨークに住む”の著書である
コリン・ジョイスさんも指摘してましたね。イギリス人に対しては
「愛憎が入り混じった関係だ」と言ってました。「反イギリスを掲げて
独立したアメリカは、イギリスを嫌いながらも同じ言語を使う為に、
それを否定できない」とも言ってましたし。
Posted by JAOLOIU at 2015年02月03日 08:41
ああ、そうですか。
やっぱり、そうなんですね!
ちなみにアメリカで一番多いのはドイツ系と聞いていますが、
いずれヒスパニックが最大になるでしょうね

Posted by マネージャー at 2015年02月06日 10:19
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