2005年07月15日

ブランジェ浅野屋

ブランジェ浅野屋

 御存知、ブランジェ浅野屋さんです。東京にも何店舗かあるので、知る人ぞ知るパン屋さんですが、やはりブランジェ浅野屋は、軽井沢でなければ意味がありません。水と空気が違っているからです。これは、豆腐やコーヒーなんかでも言えることなんですが、水と空気が違うとまるで違う味になってしまうのです。
 
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 と、こんな事を書いてしまうと、おまえはそんなことも知らなかったの?と小馬鹿にされそうですが、知らなかった。というより、知識としては知っていたけれど、これほど違いがあるとは夢にも思いませんでした。違いが分かったのは、同じコーヒー豆を使って、埼玉県春日部で入れたコーヒーと、北軽井沢で入れたコーヒーが、全く別の飲み物ではないか?というくらいに味の違いがでたことを体験したことです。御茶なら、もっと違いが出ます。北軽井沢の水だと、安物の御茶でさえ最高の味になります。紅茶にいたっては、もっと差が出ます。ましてや豆腐になると・・・・。

 おっと、脱線しましたね。私が云いたいのは、同じブランジェ浅野屋のパンでも、四谷のパンと軽井沢のものでは違うということです。酵母は環境により大いに変化するため、同じパンでも味わいが違ってくるのだそうで、東京の浅野屋と、軽井沢のブランジェ浅野屋では、味は全く別物なのだそうです。

 しかし、パン通の御客様から教えて頂いたウンチクを、ここに書かせていただければ、そういう差よりも、焼きたてであるかどうかの差の方がもっと重要ですし、さらにいうとパンと一緒に飲む紅茶やコーヒーの味の方がもっと重要だとか。湿気も、天気も重要だとか。パンというものは、奥が深いんですなあ〜。
  
 ちなみにブランジェ浅野屋さんは、戦前から東京と軽井沢で在日大使館や、外交官および政財界に納入しつづけてきたらしく、戦後は、軽井沢にお見えになった今上天皇の皇太子時代から御成婚後まで30年間余り、ブランジェ浅野屋さんのパンを御愛用なさってこられたそうです。
 
 このブランジェ浅野屋の凄みは、パン焼釜です。ヨーロッパでは昔から使用されている本格的なスペイン製の石窯を輸入して、カラ松の薪を使って焼き上げてるというから驚きます。約3000個の穴あきの煉瓦を、およそ30トン使って作り上げたスペイン製の石釜なんです。
 
 しかも、常時100種類のパンが用意されているというから驚きます。しかも天然酵母を使用しているというので、さらに驚きですね。また天然酵母のために季節によって微妙に味がかわるのも楽しみの一つです。それにしても浅野屋さんはいつ行っても、混雑。いつも大盛況。だからブランジェ浅野屋に行くならシーズンを外した方がいいかもしれませんね。


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posted by マネージャー at 20:27| 群馬 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 旧軽井沢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
軽井沢の浅野屋さんの奥のレストランって悪くなった野菜や賞味期限切れたドレッシング使ってるって聞いたんですけどホントですかね〜??
Posted by asami at 2006年05月16日 12:23
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