2005年07月19日

小恵餃子会館

軽井沢の超穴場的存在の店
日本唯一のハルピン料理
『小恵餃子会館』


 軽井沢中華料理?とおっしゃる皆さん、ちょっと待ってください。ここは、単なる中華料理店ではありません。日本でも唯一のハルピン料理なのです。ハルピン料理は、単なる中華料理ではありません。日本料理と満州料理と中華料理の混血ともいえる料理です。

 これが普通の中華料理と違っているところは、ニンニクやニラといった中華料理特有の香辛料が、ほとんど使われてないことからもわかります。中華料理というより、満州料理であり、日本料理の影響も多大に入っている中華風満州料理なのです。ですから味は繊細であり、全体的に薄味ぎみに調理されています。
  
harupin012.jpg

 さて、ここで満州について少しばかり解説しておきます。満州と言えば、満州国が有名ですが、満州国が設立されるまでの満州には、ほとんど人など住んでいない無人の荒野でした。それが満州国設立の後の発展で、大量の移民が満州になだれこんだわけですが、当時、内線中の中国からの移民も多く、それとともに各地の中華料理が満州に流れてきたそうです。

 日本からの移民、ロシアからの移民も多く、ナチスにおわれたユダヤ難民も多く、いろいろな国々の食文化が流入し、日本食の影響も濃厚に受け継いだ満州独特の食文化が生まれたといいます。小恵餃子会館の料理は、そんなハルピン料理を食べさせてくれるところで、特に『皇帝餃子』が有名なのです。

 さて、この『小恵餃子会館』、どこにあるかと言いますと、旧軽井沢銀座通りにあります。有名なパン屋さん、浅野屋さんよりも、奥に行ったところにあるんですね。よかったら皆さんも、試してください。絶対に損はないと思います。

よろしければブログの人気投票願をどうぞ
posted by マネージャー at 10:51| 群馬 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 旧軽井沢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック


Excerpt: ニンニクニンニク(蒜:大蒜:葫、''Allium sativum'')とは、ユリ科の多年草で、球根(鱗茎)を香辛料として用いる。ガーリックとも呼ばれる。古い時代には蒜(ひる)と呼ばれた。野蒜(のびる)..
Weblog: 日本食っていいね♪
Tracked: 2007-10-02 06:11