日本秘湯の会にも入っている「紅葉館」。かけ流し天然温泉らしく浴槽の周りには成分で二次生成物(ケイブコーラル)も発達してます。待合室の肩たたきマシンは、なんと30円。しかも一度動かしはじめたらコンセントを抜くまで止まらないかも? この温泉、「日本秘湯の会」にも入っているだけあって、古くて味わいのある温泉です。源泉を飲むこともできます。
ここは、「雪山賛歌」発祥の地で、嬬恋村は正午になると、村中にこのメロディーが流れます。この曲を作曲したのは、初代の南極探検隊長になった西堀栄三郎氏で、昭和の初めに山仲間とこの紅葉館に来て、吹雪に閉じ込められました。そのとき、退屈しのぎに仲間と「雪山賛歌」を作詞したそうです。
雪山賛歌は、西部劇映画「荒野の決闘」の中でも歌われている「いとしのクレメンタイン」という曲に日本語の歌詞をつけたものです。 後に初代の南極探検隊長になった西堀栄三郎氏が、昭和の初めに山仲間とこの紅葉館に来て、吹雪に閉じ込められました。そのとき、退屈しのぎに仲間と「雪山賛歌」を作詞したそうです。嬬恋村は12時になると「雪山賛歌」のメロディーが流れます。
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西堀栄三郎選集第2巻
『未知なる山・未知なる極地』
によれば、大正15年の冬の鹿沢で・・・・
合宿が終って新鹿沢に泊まった。吹雪で滞在をよぎなくされたある日、四手井綱彦君や渡辺漸君と共に学校の山岳部の歌をつくろうではないかと提案した。しかし、わたしを始めこの連中は、およそ文才のない奴ばかりである。別に誰にほめてもらおうというわけではないので、でたらめな文句をならべたてた。その頃ラッセルをやりながらよく歌った
「オー・マイ・ダーリン・クレメンタイン」
の曲が気に入っていたので、その曲にあうように。誰がどの文句をつくったかは忘れてしまったが、どれも合作であったようだ。薄暗い部屋で、四手井君が一句一句できるはしから書き留めていたのを思い出す。
『未知なる山・未知なる極地』より
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古びた感じもとってもよかったです。
そして、リンクさせてくださいませ。
たぶん右下のBlogPeople内になると思われます。