買ったというのは、キッコーマンの醤油さしである。
うちの宿がオープンしてしばらくはキッコーマンの醤油さしを使っていました。そのうちうちの家内が宿にやってくると、こいつではカッコ悪いということになって、すべて廃棄しました。そして、ちょっとおしゃれな醤油さしを買うということになって、軽井沢のアウトレットに出かけ、アフタヌーンティーのおしゃれな醤油さしを買ったのです。
するとお客さんは、目ざとくアフタヌーンティーの醤油さしに感激してくれたのは良かったのですが、こいつがどうしても使いづらかったのですね。ほんのちょっと醤油をかけようとしても、ドバドバと出てくるわけです。とてもじゃないけれど実用的ではないということがわかってしまったために、この高価な醤油さしは、 1年ぐらいでお蔵入りになりました。
それで、ホームセンターで、見栄えの悪くない醤油さしを何点か買ったわけですが、やはり欠陥があるわけです。乾燥してくると出口のところが詰まってくるのですね。それじゃあそうならない醤油さしを買うと、やはりドバドバ出てくる。
どうすればいいのだろうと考えてみると、完璧な醤油さしがあったことを思い出しました。あのキッコーマンの醤油さしです。試しに1本買ってみて、まかないように1カ月使ってみたんですが、これが見事に完璧な醤油さしでした。
もうこうなったら、お客さんに出す奴も、こいつにするしかないなぁ。
と思ったので、とりあえず何本か買ってきました。
ちょっと見栄えは悪いですが、
やはりよく考えられて作られているので、
しばらくの間こいつを御客さん用に使ってみようと思います。
(やるなら家内が里帰りしている今しかないのだ!)
やはり伝統ある器というものは、それなりに考えられて作られているんですね。
ちなみに、このサイトに、こんなことが書かれてあります。
やっぱりキッコーマンはすごいわ!
http://www.kikkoman.co.jp/magazine/talk/no01/talk/index.html
首が細く、底に丸く広がっているガラスびん。世界各国のレストラン、ご家庭で親しまれているこのフォルムが誕生したのは1961年のことでした。デザインを担当したのは、GKインダストリアルデザイン研究所の社長、栄久庵憲司さんらのグループ。栄久庵さんは現在、日本の工業デザイナーの第一人者として世界的に知られる存在で、「成田エクスプレス」のデザインも手がけています。
商品開発当時、最大の難題は「液だれ」でした。注ぐために傾け、それを元に戻すと注ぎ口からもれてしまう。そのため、しょうゆさしには必ず受け皿が添えられているものが多かったのです。100以上の試作と思考錯誤を繰り返した末に、とうとう誕生したのが現在の液だれしない形です。人間工学に基づきながら、握りやすさ・安定感などの機能性も追求し、さらには親しみやすく美しいデザイン。1993年には通商産業省の「グッド・デザインマーク商品」に選定されました。発売当初から改良の余地のない完璧なデザインがロングセラーという結果を生み出しているようです。
つづく。
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えくあん先生のデザインだとは知りませんでした。
榮久庵憲司さんはエバの銀行の大先輩のご友人で、
9年前に講演会の講師をお願いしてお会いしたことがあります。
我が家ではヒゲタ醤油工場見学でもらった粗品の醤油差しを使ってます。
でも、気に入っているのは中華料理店の手の付いた腰のくびれた調味料入れ。
白い瓶がいい。