このくらいになると、同じ10ヶ月の赤ちゃんどうしでも、かなり個性の開きができてきている。うちの息子は、歯が1本しか生えてないが、7本も歯のある10ヶ月の赤ちゃんもいる。かといって、7本の歯のある赤ちゃんより、うちの息子の発育が遅いかというと、そういうわけでもないらしい。というのも、7本の歯がある10ヶ月の赤ちゃんは、きちんと一人座りができないからだ。逆にうちの息子は、一人座りどころか、2歩くらいなら何にも捉まらなくとも立って歩くことができる。
そうなのだ。
うちの息子は立つのが早いのだ。
それに気がついたとき
「しまった!」
と思った。
立って歩くのが異様に早いというのは、決して良いことでは無い。むしろ悪いとされている。現代医学では、充分なハイハイ期間をもうけずに立ってしまうことは、その後の成長にあたえる悪影響がおおきいと言われている。背筋が弱くなるからである。
しかし、なぜ? うちの息子は、こんなにも早く立って歩くようになったのだろうか? 不思議でならなかった。なのでちょっと調べてみた。はやめに立って歩く赤ちゃんのお母さんに、うちの子の環境と共通点がないかどうかである。で、簡単に共通点が見つかってしまった。みんなベビーサークルを使っているのである。「なーんだ、そういうことか」と合点がいった。あと、兄弟がいる赤ちゃんも、早めに立って歩くようになるようである。
赤ちゃんに与える環境の影響は、想像以上に大きいようである。
環境と言えば、おもちゃが、赤ちゃんに与える影響も大きい。おもちゃは、赤ちゃんの環境にとってかなり重要な意味をもっている。
うちの息子は、ベルトやファスナーに興味をもちだした。これをおもちゃにして遊んでいる。目覚まし時計や、愛犬コロなども重要なおもちゃである。コンビニ袋や柿のタネの小袋も大好きだ。
もちろんテレビのリモコンや、眼鏡にも興味があるが、これには触らせない。どんなに泣こうが叫こうが絶対に触らせない。断固拒否している。つまり触ってはいけないものがあることを認識させている。だから眼鏡を息子からとりあげても、それほど怒らない。しかし、ほ乳瓶を取り上げると烈火のごとく怒り出す。
この線引きを親がしなかったら、子供はどのように成長していくだろうか? どこまでが、おもちゃで、どこまでが触ってはいけないものか?その線引きは、案外、赤ちゃんには分かっているのではないかと思っている。
というのも、痛い思いをすると、学習して触ろうとしなくなるからである。ストーブフェンスに首を突っ込んで痛い思いをしたとき、息子はしばらく近寄ろうとはしなかったからだ。
ちなみに歯の生え方が遅い子にも、共通点があった。みんなではないが離乳食を送らせている親御さんたちばかりであった。ということは、環境によって子供の成長は大きく左右されるということになる。ひよっとしたら子供の個性というものは、遺伝子ではなく、環境によって大きく違ってくることになる。
つづく。
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