本当にありがたいことである。
明日にでも、お礼の手紙と、軽井沢の名産でも送ろうと思っている。
届いた子供服は、もちろんお下がりではあるが、高級ブランド物である。新品で買えば1万円くらいするやつだ。なので、お下がりであっても新品同様である。
私が西松屋あたりで買った子供服は千円だったけれど、1回洗濯しただけで毛玉ができるしろものなのに、ブランド物の子供服は、そんな気配は全くない。最低でも3人が着古している服なのに新品同様である。なぜ、そんなことが分かるかというと、名前が縫い付けてあるからである。だから最低でも3人目であることがわかる。安物ならマジックで名前を書くか、全く書かないかのどちらかであろう。しかし、ブランド物のためか手間暇かけて名前を縫い付けてある。それを家内が、ハサミで切っていた。
「なにも切ることはないだろうが」
「所有者が変わったので」
このへんあたりの感覚は私とは違う。私は、手間暇かけて息子の名前を縫い付けた前所有者のぬくもりは消しがたい気がする。しかし、うちの嫁さんは、はやく息子の名前を縫い付けたいのか、さくっと切ってしまった。
そんなことはどうでもいい。何が言いたいかというと、ブランド物の子供服があまりに丈夫なのに驚いているということだ。
しかし、よく考えてみれば、まともに作っていれば、元来、服という物は丈夫なはずなのだ。私は3人兄弟の長男なのだが、私が着た服は、すべて弟のお下がりになった。あの頃の子供服は決してやわではなかった。しかし、現代の格安の子供服は一代限りで消耗する。これは服に限ったはなしではなく、家電でも一緒である。いったい、どういうことになっているのか?
すぐゴミになる子供服。
すぐゴミになる家電。
どうして、こんな時代になったのか?
消費者に半分は問題があったことも確かである。ブランド物の子供服を買えば、ゴミにならないことは知っている。しかし、ついつい安い方を買ってしまう。家電もしかりである。しかし、これでは環境破壊の手助けをしているようなものである。せめて自分だけは、ゴミにならないようなものを買い、必要なくなったら友人や親戚にまわすなりたいものである。
つづく。
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いつも保育園の子どもの大量の紙オムツを捨てるとき、それを感じてました。昔は洗濯も炊事も大変だったろうから、紙おむつにしろ、ビニール袋にしろ、ペットボトルにしろ、便利なものが増えたんでしょうね。でも、今は洗濯機があるし、電子レンジがあるし、炊飯器があるから、前のやり方に戻ってもいいかもしれないですね。
布おむつ、買い物袋、びん。
フランスにいた時、量り売りのワインが売っていていいなぁと思いました。
まるさん
昔から安物買いの銭失いと言っているし、その理屈も痛いほどよくわかっているし、実際に何度も痛い目にあっているにもかかわらず、ついつい銭をドブに捨ててしまうんですよね。でも、いいかげんに学習しないとだめだと、最近わかりましたよ。