2014年09月16日

高校生・中学生諸君!

北軽井沢ブルーベリーYGHは、いつもなら7割がリピーターである。
これは北軽井沢が滞在型の観光地であるのと関係していると思う。
ところが今年の夏は、新規の御客様が多かった。
リピーターは、7割から1割に減り、新規の御客様が9割に増えた。
それにともなってツアー参加者が激減し客層の平均年齢が低下した。
もちろん高校生の一人旅もチラホラみられるようになってきた。
そのたびに、私は心を痛めた。
軽井沢や北軽井沢は、高校生の財布には優しくないのだ。
交通費もやたらとかかる。
おまけに交通の便も良くない。
かといって、自転車で移動するには坂が多すぎる。
仮に、それは若さの体力で乗り切るにしても腹が減りすぎる。
つまり燃費(食費)がかかって財布に安くない。

私は、若い頃に三千円で買った中古自転車で日本一周したことがあったが、やはり燃費(食費)がかかった。旅が終わってから計算したら電車で日本一周した方が安かった。そのほうが燃費(食費)がかからないからである。ちなみに宿代は、電車も自転車もかわらない。どちらを利用しようが、駅寝したので費用はゼロである。昔の駅は、そういう使い方が出来た。今は無理である。駅から追い出される。浮浪者が多くなったからである。
思えば、今よりずっと貧乏だったのに、昔には駅に浮浪者なんかいなかった。浮浪者は、社会が豊かにならないとでてこないのだそうだ。社会が貧乏だと浮浪者も生活が出来ないのだ。
そういう意味で江戸時代は凄い。大金持ちの浮浪者がいたことが記録で分かっている。御殿に住んでいる浮浪者が何人も居たことが分かっている。
もはやこうなると浮浪者とはいいがたい。ホームレスでさえ無い。

前置きは、ここまでとして本題に入る。
高校生のことである。
北軽井沢が高校生の財布に安くないことは既に述べた。

しかし、それを解決した高校生がいたので『なるほど』と思ったので、ここに書いておくことにした。高校生・中学生諸君が、この文章をみていたら是非、参考にして欲しい。

で、話しは簡単である。
親にねだるだけである。
このブログのツアー報告を親に見せて
『一度、ユースホステルのツアーに参加してみたい』
というだけなのだ。それだけでいい。

もし、親御さんが、若い頃にユースホステルを使ったことのある人間なら、大喜びで連れてくることだろう。ユースホステルの教育効果を自らの体験で知り尽くしているからだ。高校生が十泊以上、ユースホステルに泊まれば確実に礼儀正しくなる。就職や進学の面接で有利になるし、その社会経験によって、就職(進学)した後にも有利になるし、なにより社会勉強として最強である。

たまに学生さんのグループが、北軽井沢ブルーベリーYGHに泊まっても団体だと自分達だけで閉じこもっていることが多いが、あれは非常にもったいない。もっと、おっさんたちとふれあった方が良い。

若い人たちからみたら、さえないおっさんにしか見えないかもしれないが、その中には、某金融機関の人事のひともいるし、某メーカーの秘書付役員も居る。裁判官もいれば弁護士も医者も大学の先生いる。南極隊員もいれば、フランスの三つ星レストランでシェフをしていた人もいる。そういう人たちは、自分の職業を隠しているが、宿主の私は宿泊名簿で知りうる立場にある。

そういう人たちが、若い頃にユースホステルは全盛期をむかえていた。そして、その頃のヘビーユーザーが、社会に出て大出世しているのだ。だから、おっさんたちは、ユースホステルの凄さをよく知っている。

それだけに息子が娘が『一度、ユースホステルのツアーに参加してみたい』と言ったら絶対に『うん』というはずである。大喜びで連れてきてくれるはずである。

仮にもし、親御さんがユースホステルをよく知らなかったとしよう。それでも問題ない。まず、図書館にいって『リヒャルト・シルマン伝』を読んでお父さんに説明するか、このブログをお父さんに読んでもらえば良い。感のよいひとならアッという間に『一緒に行こう』または『行ってこい』になるはずであるし、有力なスポンサーになるであろう。

そうなれば『トイレで一人で弁当を食べる』というまか不思議な行為はなくなるし、一人毅然と行動できる自分になっているはずである。ユースホステルの世界を知ったら、学校内のことなんか小さすぎて悩みも何もかもが消えてなくなるであろう。それほど世界は大きいのである。


つづく。

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posted by マネージャー at 08:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これは保存版ですね。
息子やその友人たちにいずれ読ませたいです。
Posted by あんみつ at 2014年09月16日 21:53
可愛い子には旅をさせろと言いますからね
Posted by マネージャー at 2014年09月19日 01:16
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