北軽井沢は、もう紅葉がはじまってしまった。
こうなると私も嫁さんも大忙しで、寝る間を惜しんで秋支度・冬支度をしなければならない。具体的に言うと、断熱材の設置とカメムシ対策である。
この時期の高原のペンションやホテルに泊まる予定の人が、絶対に選んではいけないのが、白いペンション・白いホテルである。白は、虫をよせつける。もちろんカメムシをよせつける。その性質を利用して植物は白い花を咲かせて虫たちに受粉させている。つまり、白い建物は、「虫さんいらっしゃい」と大声で叫んでいるのと一緒なのだ。
このくだりは、北軽井沢ブルーベリーYGHのハイキングツアーに参加したことのあるひとなら、耳にタコができる聞いているはずだ。白い色(黄色も)は虫を呼び寄せると。カメムシがやってくると。
ただし、春も夏もそれほど白い建物にやってこない。やってくるのは秋からで、紅葉が終わると大量に民家に侵入してくる。つまり紅葉の直前までは、樹木の葉っぱなどにとりついているのだが、紅葉が終わって落ち葉が落ちると、すみかを失ったカメムシが、民家にもぐりこんでくるのだ。だから
「紅葉がはじまったみたい」
「やばい、すぐに秋支度・冬支度の準備だ!」
となる。
実は、2000年に北軽井沢ブルーベリーYGHを買ったとき、壁はもっと白っぽい水色だった。その年の秋はカメムシの大群に襲われた。なので、壁を濃い群青色に塗り直し、窓のサッシに薬剤を塗って始末した。ゴキブリなんかでもそうなのだが、こういう昆虫は腹が一番弱い。カメムシの9割はサッシの隙間から進入してくるので、そこに薬剤を塗れば、9割は駆除できる。
が、しかし、できるだけ薬剤を使いたくは無い。それが人情であるし、小さな息子が産まれたから余計にそう思う。なので最近は薬剤の代わりに木酢・竹酢を壁に噴霧することにしている。これだとあらゆる昆虫がよりつかなくなる。そして、トドメとして落ち葉焚きをする。うちには、落ち葉を燃やす焼却炉がある。これで宿の壁をいぶすとカメムシは、全くいなくなる。こうして北軽井沢ブルーベリーYGHは、カメムシのいない宿になるのである。
おっと、長い前置きになってしまった。
今年は紅葉が早い。
北軽井沢は、もう紅葉がはじまってしまった。
こうなると私も嫁さんも大忙しで、寝る間を惜しんで秋支度・冬支度をしなければならない。具体的に言うと、断熱材の設置とカメムシ対策である。この作業は、例年なら10月の連休後に行っているが、今年は、9月末に行う羽目になった。紅葉がはやいために、仕事が前倒しになるのである。
「それにしても何だろう? この目まぐるしい忙しさは?」
忙しさの原因の一つに1歳6ヶ月の息子の相手と、愛犬コロの散歩もある。この2つの生物を毎日運動させなければならない。
まず息子を背負って愛犬コロを引き連れ小浅間山に登る。息子に免疫力をつけさせるためである。息子は夏の間に巨大化してしまっているので、ザックやミルクなどの重さも加えると20キログラムもある。これを担いで山に登るのは、さすがにきつくなってきた。嫁さんは留守番である。紅葉シーズンのためか、毎日御客さんが絶えないので宿を空けるわけにはいかない。
下山後は、浅間牧場にいく。浅間牧場の芝生で息子を歩かせるためである。息子は大喜びで芝生を駆け回るが、1時間に30回くらい転んでいる。約2分に1回は転んでいる計算になる。当然のことながら血まみれになる。しかし全く動じない。
それはいいのだが、困ってしまうのは愛犬コロ。息子が倒れるたびに駆け寄ってペロペロなめようとする。まあ母性からきていることだし、悪気はないのだろうが、迷惑なことである。それを止めさせるのに、こっちが慌ててしまう。
ちなみに浅間牧場には、おおぜいの観光客がおとずれる。中高年のご婦人が、息子をみつけては可愛がってくれる。そして「そして可愛いですね」と言ってくれるのだが、その言葉を聞く度に私は、自分の幼児時代を思い出して複雑になる。そして我が息子の未来が見えてしまうのだ。
一歳児までは、どんな赤ちゃんでも可愛がられる。けれど保育所や幼稚園に行ったらそういうわけにはいかない。可愛がられる順位というものを体験してしまう。たとえば重くて大きい幼児は、軽い幼児よりダッコしてもらえない。もちろん大人は「重いから」と理解できるが、幼児にはそこがわからない。小さい頃に巨体だった私が、まさにそうであった。息子も巨体なので同じ体験をするに違いない。
なので、せめて父親だけは、どんなに重くても軽々と持ち上げられる体力を今のうちからつけておかなければならない。しかし、残念なことに私は歳をとりすぎている。腰を痛める可能性があるのだ。『自分の腰を労らなければ』と思い、マッサージ器を衝動買いしてしまった。これが安い割に、じつによく働いてくれる。
そこで御客さんにも使えるように出しておいた。まだ若い嫁さんは、おしゃれじゃ無いと渋い顔をしていた。しかしマッサージ器をみつけると嬉しそうに使っていた御客さんが多かったところをみると、やはりみんな腰や肩が疲れているようだ。嫁さんがいうように宿は、みてくれも大切なのだろうが、腰や肩を痛そうにしているのを黙ってみているのもなんだし・・・・。まあ、その、みんな、身体を労ってほしいものだ。
つづく。
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どんどん使ってください。
こいつは安い(2万円以下)割には使えます。
Amazonサイトでも絶賛でした。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00J00RG3K/ref=oh_aui_detailpage_o01_s00?ie=UTF8&psc=1
なるべく、気が付いたら、肩を回していても、追いつかないのです。
ゆえに、このマッサージ機、ぜひ、次回行った時に、私も使わせていただきたいです!
ぜひぜひ、奥様に、子育て中の主婦は、この手のマッサージ機を使えるなら使わせてもらたいと思っているはず!
見てくれも大事だけど、疲労回復も大事!
ただ、問題は、子育て中の主婦の皆さんで、一番使いたいはずの奥様方は、お子さんのお世話もあるから、おとーさんのように、のんびりマッサージ機を使う時間が見つからないかも知れない。
その辺をどうにかできる時間をつくってもらえると、ファミリーの主婦の方は、とても感謝するのではないかと、愚考します。
その時間を宿のスタッフに作ってくれ、とは、難しいかも知れないけれど、お茶会などに出てきた子育て中の主婦の方におススメすると喜ばれるかも。
自分からは、興味があっても、使用する勇気のないシャイな人もいるかも知れないので!
特に抱っことおんぶをしてる主婦の方には、使用を勧めてみると喜ばれるかもです!
主婦の人は肩がこるでしょうね。
私も息子が大きくなるたびにこりますから。
もともと安いものだから、需要があればもっと増やしてもいいけれど、
次に買うとしたら足もみマッサージ器とか、何かべつの物にするかな。