2015年01月22日

ウインターフェスティバルの作業をしてみて

雪が降る中、今日からウインターフェスティバルの作業にはいった。
雪のためか集まる人は少なく
少人数でアイスバーや雪のステージを作ったりした。
しかし、これがけっこうな重労働なのである。
はっきり言って土方作業なのだ。

でも、私はまだいい。
まだ53歳である。
これでも若い方なのだ。
多くのペンションオーナーたちは、60歳から80歳と高齢化している。
そんな彼らが、老体にムチをって一生懸命に頑張っている姿には、心をうたれる。

それはともかく、こういうボランティア作業は、あながち嫌いではない。なぜならば、ふだん口をきかない人たちと、無駄口がきけるからだ。おもしろい話しがいっぱいできる。今日は村会議員の旦那さんといろんな話しをした。嬬恋村で生まれ育った30歳代の若い兄ちゃんとも色々はなしができた。金にならぬ肉体労働を一緒にすると、妙な連帯感が生まれるから、口も饒舌になって、いろんな話が聞ける。

「そういえば、こんなことが昔にもあったな」

と思い出した。昔のユースホステルでは、御客さんが皿洗いをしていた。皿洗いをすることによって格安で泊まれる時代があったのだ。今の人は「ええええええ?信じられない」と思うかもしれないが、あの皿洗いが、実はとても楽しみだった。皿洗いをとおして、いろんな旅人と無駄口をいいあうきっかけとなったのだ。そして、見知らぬどうしが、みんな仲良くなったのである。あれは本当に楽しかった。

しかし、今、そんなことはできない。O157やノロウイルスが問題になってから、御客さんに皿洗いどころか、御客さんを厨房にいれることも禁じられている。皿洗いなんかとんでもないという時代になってきているのだ。食器は機械をつかって消毒する時代になっているのだ。

これは、ある意味、正しい宿屋の姿勢なのだが、これによって、昔のユースホステルにあった独特の文化は無くなってしまった。今は、ユースホステルも、ペンションやホテルと大差は無い。それは素晴らしいことなのだが、ちょっと残念なことでもある。

つづく。

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posted by マネージャー at 23:48| Comment(2) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
道普請や用水堰上げ、草刈り等、集落というか町内会の行事って、普段話をする機会がない方とも与太話しながらだったりで愉しいですね。
Posted by k at 2015年01月23日 00:38
そうそう、そうなんです!

今日も、どこぞの父ちゃんが連れてきた高校生の息子さんと一緒に作業をしてきました。某ペンションオーナーと、ロッククライミングの話しで盛り上がったりもしましたね。そして、みんなの意外な一面を知れて楽しいんですよ。
Posted by マネージャー at 2015年01月23日 23:19
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