そのために資金的に一息ついたので、念願の設備投資を行った。といっても、枕と毛布を全て新品にしただけである。枕は、今まで使っていた低反発枕をやめて、いわゆる「ホテル枕」に変えた。混合素材を使った枕である。
ちなみに枕の寿命は3年くらいである。3年おきに買い換えている。ところが毛布の寿命は長い。オープン以来買い換えてない。布団の羽毛は、数年おきに買い換えているが、毛布は買い替える必要がないほど、羊毛の毛布は、もちがいいのだ。オープン以来、全く持って品質はかわらない。だから買い替える必要はなかったのだが、
「エイ!ヤ!」
と捨てて、全てフランネルに換えてしまった。
羊毛の毛布は、本当に頑丈である。よごれもつきにくく、たとえついても簡単に落ちる。おまけに何年使っても劣化しない。そして温かい。だから帝国ホテルでも、ホテルオークラでも使っている。高級ホテルの御用達なのだ。だから捨てる勇気はなかなかもてなかった。
しかしである。羊毛の毛布は致命的な欠陥がある。重いのだ。せっかく品質の良い羽毛布団を使っているのに、毛布が重いために、御客さんから「何とかならないか?」という要望もチラホラある。今は、どの御家庭でも軽い羽毛布団を使っているので、旅先で重い羊毛の毛布にショックをうけるのだ。
時代は変わったのである。
重い毛布は好かれないのだ。
しかし、まだ新品同様な毛布を捨てるには勇気がいる。
25年たっても新品同様なのである。
本当に良い素材なのだ(最高級品である)。
しかし重いことも確かだ。
時代にあわなくなっているのだ。
私は断腸の思いで廃棄を決断し、新素材を使ったフランネルに総取り替えした。軽くて、もっと保温性の高い素材のフランネルと交換した。そして自分で使ってみた。たしかに軽い。暖かさも羊毛なんかより、ずっと温かい。ダニも付かないし、髪の毛もつかない。そういう意味で、良かったことは良かったのだが、重さの無い毛布というのも何か変な感じがする。まあ、このへんは慣れなのかもしれない。保温性は以前よりずっといいので、エコな寝具であることは確かだから。
つづく。
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あの適度な重みが良かったんだけどなあ…家庭用にお譲りいただきたいくらいです。
土曜日の朝、片づけた時、いやに軽いなあと思いました。
ベッドメイキングの大変さが少し楽になりますね。
今までの低反発枕は、とってあります。なので、ご希望があれば交換できますね。家内は、低反発まくら派です。しかし、低反発まくらは、小さいお子さんに対して事故がおきる可能性があると聞いたので、今回は安全を考慮してみました。
進之助さん
あんみつさん
エバさん
毛布なんですが、某施設に寄付しましたけれど、ひょっとして予備の奴なら少し残っているかもしれないなあ。もしリネン室の奥に残っていたら希望者にさしあげます。
なるほど、軽くて作業が楽になるなら良かった!
言われてみると、家の毛布も私が実家を出る前から使っていますが、特にいたんでいるところはないような・・・。
マサさん
羊毛は劣化しないですね。過去にドイツの最高級ホテルに泊まったことがあるんですが、毛布は100年前のものだと聞きました。もっとも家具は300年前だったりするんですけれどね。