http://www.oricon.co.jp/news/2038761/full/ より
というわけで、2016年の大河ドラマは「真田丸」に決まったらしい。主演の真田幸村は堺雅人ということだが、視聴率を撮ろうと思ったら、まあそんなところなのかもしれない。しかし、真田幸村を主人公にしたストーリーの何処が面白いのだろうか? 私ならその父親である真田昌幸を主人公にする。
>戦国時代屈指の英雄として知られる真田幸村
と、言っている本人は、本当に戦国時代を知っているのだろうか? 大阪夏の陣冬の陣も、もし真田昌幸が生きていたら、もうちょっと違った様相を見せていた気がする。昌幸なら、ひょっとしたら徳川に勝っていた可能性があると思う。もし昌幸ならば、淀殿にしても大野にしても蔑ろにはできなかっただろうから、かなり自由に戦闘ができたと思う。そうなると、徳川軍団もあれほど簡単に大阪城を包囲できたかどうか疑問である。昌幸が大阪城を包囲されるまで何もしなかったわけがない。包囲されてから行動を起こしても遅いのだ。
たとえ包囲できたとしても、過去の昌幸の戦法からすると、徳川軍を外堀から城の中に誘いこんで全滅させることなど訳がなかっただろう。現にそうやって、徳川軍を2回も全滅させているのだ。第一次上田合戦では、徳川軍は1300人の死者を出している。それに対して真田軍の死者はたったの40名である。第二次上田合戦になるともっと酷い。10倍の徳川最強軍団を相手に負け知らずだった。たった200人の奇襲で大将の徳川秀忠が小諸へ逃げるという不様な状態だった。
だから大河ドラマを作るならば、幸村ではなく昌幸でないとおかしいのだ。なのにどうして幸村なのだろうか? やはり悲劇のヒーローが日本人好みなので幸村が主人公の大河ドラマになってしまうのだろうか?
もし、昌幸が大阪の陣に生きていたら、どのような戦術をとっただろうか? 非常に興味があるところだ。昌幸は戦略の名人である。その戦略に則った戦術を駆使する名人でもあった。しかし、昌幸の天才たる所以は、戦略でもなく戦術でもなく、彼の政略である。
彼は政略の天才なのだ。
彼の政略の能力は家康をはるかに上回る。
だから昌幸が、大阪城に入ったらどのような政略を行ったか、非常に興味のあるところだ。合戦が起きる前に、必ず何か手を打っているはずである。そして大阪城を包囲させない何かを仕掛けているはずである。例えば、数万の兵を率いて江戸へ進撃していったらどうなっただろうか? もちろん城攻め等は一切ナシだ。 3回ぐらい合戦行って華々しく勝利をし、西国大名に工作を仕掛けつつ悠々と大阪城に戻ってきたらどうなっただろうか?
仮に大阪城が包囲されたとしても、城の外に昌幸なら得意とした遊撃隊を配置しただろう。第一次上田合戦でも、第二次上田合戦でも、それで徳川軍は崩壊しているのだ。だから大阪城の外に遊撃隊を置いて、そして包囲軍を次々と撹乱したかもしれない。そうなると徳川軍もかなり危うかったと思う。なにしろ包囲している徳川軍の大半は、豊臣恩顧の大名たちが多かったのだから、それらに手を付けずに、徳川譜代大名だけを遊撃して壊滅させていたら、どうなったか分からないはずだ。
現に圧倒的な力を誇る秀吉軍団に対して、徳川家康も善戦して和睦を勝ち取っている。このくらいのことは昌幸ならできたはずである。逆に言うと、家康は昌幸が死んだ後に本気で大阪城を責める気になったのかもしれない。
つづく。
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昌幸の方が、よほどに劇的な武将だと思います。
実際、主将としての幸村こと信繁のデビュー戦が、この大坂の陣ですもんね。
他の合戦は、父の戦略に則っての戦いでしかなかったですからね。
強いて言えば、人質時代に、上杉謙信や、秀吉の近くにいたことがあるくらいがせいぜいですかね。
三谷幸喜さんが、どんな幸村を書くのか分からないけど、武田家滅亡後に独立した信濃の一領主として、どのように真田家という小舟が生き延びるかを描くらしいですね。
さて、どうなりますやら。
砥石や上田辺りが脚光を浴びるでしょうか?
かつて、池波正太郎の「真田太平記」の頃にブームになったと聞いていますが。
万城目学という人のプリンセス・トヨトミという痛快な小説があり(映画にもなっている)秀吉の子が落城の際そこから抜け出し大阪国が秘かに現存し毎年170億円も国費が支出されているのを会計検査院が調べ始めるという、面白い話があります。馬鹿馬鹿しいと言えばそれまでですが、こういう歴史の作り方もあります。
幸村なんかよりも信之でしょう。兄の信之の方がよほど能力は上ですよ。なにしろ信之の戦闘力は父親以上と言われてた訳ですから。少人数で大軍を何度も破っています。政略や戦略の腕前はともかくとして、戦術能力は父親に負けてないと思いますね。昔、 NHKで真田太平記をやったときに、幸村を演じたのが草刈正雄でしたが、あれは逆ですね。信之こそ草刈正雄がやるべきでした。というのは、信之はかなりの大男で、 180センチを超えていたとも190センチを超えていたとも言われてますから。そういう意味で、幸村を演じるのが、堺雅人というのはある意味合ってるような気がします。なので、今度やる大河ドラマは、飛猿のような大男を信之を演じてもらいたいと思います。
進之助さん
小説は読んでいませんが、映画見ました。ところで、実は会計検査院に窓ガラス清掃で出入りしたことがありまして、そこの役人の人たちはかなり暇そうにしていました。仕事柄、忙しい時と暇な時の差が激しいんでしょうね。おかげで仕事帰りづらかったです。というのも、ずーっと私の仕事を見ているんです。窓ガラス清掃の仕事を見ていて、俺にもやらせろよと言ってくるわけです。人によっては、学生時代にやってたんだよなーと、いろいろ講釈を垂れてくる人もいました。とにかくフレンドリーだったので、印象深かった記憶があります。
その後日本銀行に、窓ガラス清掃に行ったわけですが、ここは官僚の塊のような部署でしたね。偉そうな人が、空調の向きを変えてくれと頼んでくるわけですが、直接私に話をしないわけです。自分の配下の伝令を通して話をするわけですね。掃除夫ごときに直接話をするのは、沽券に関わるとでも思ったのでしょうか?
まぁそんな事はどうでもいいとして、日本銀行にOCR室というものがあります。どういう部屋かというと、電話局あたりから来た電話料金の請求書のはがきをコンピューターで処理する部屋なんです。電話料金のハガキを電子データにして、それを会計検査院に送信するという部屋でした。それが何千枚と言うはがきを処理するわけです。いちいち手入力などしている暇がないので、コンピューターで処理したわけでしょう。恐ろしく原始的な行為だったので驚いた記憶があります。電話局の請求を最初から電子データでもらって、それを直接会計検査院に送ればいいのに、なぜこんな二度手間するのだろうかと?不思議に思っていましたが、予算がついてるからしょうがないという話を当時聞いたことがあります。
というわけで、次から次えとお役所の窓ガラスを掃除していた私は、部署によってあまりにも違いすぎるので本当に驚いたものです。
信之の方が長生きだし、晩年まで波瀾万丈で、最後まで、幕府の真田潰しと闘い続けるさまも含めて、面白そうです!
戦国時代から四代将軍家綱の治世までの時代を描けるではないですか!