けれど、同じ2歳1ヶ月の女の子は会話ができるのだ。どうして男の子と女の子では、このような差が出るのであろうか? 先日、三つ子ちゃんを育てたお母さんが泊まりに来た。 3卵性なので、男の子が2人、女の子が1人の三つ子ちゃんだ。聞いてみたら、やはり女の子の方が成長が早かったらしい。こちらでも女の子の方が成長が早かったらしい。
ところで、 2歳1ヶ月になった息子に対して、ちょっとした実験をしてみた。ひらがなを教えてみたのだ。結論から言うと、約2週間ぐらいで8割のひらがなを理解するようになった。なぜ8割かというと、ひらがなの中に好きなものと嫌いなものがあるからだ。
たとえば、りんごの「り」の文字は大好きである。もちろんりんごが大好物だからだ。しかし、ラクダの「ら」は、覚えてもすぐ忘れてしまう。それもそうだろう。彼はラクダなど見たことがない。想像もつかないものに対して興味を持てないのは当たり前である。しかし、みかんが大好きであるから「み」の文字は、すぐに覚えて忘れない。そのために8割は覚えることができるのだが、あとの2割は覚えても、いつの間にか脳の中から消えてしまうらしい。
さて、どうやって2週間で、ひらがなの8割を覚えさせたかと言うと、種を明かせば「なーんだ」と言うことになる。みなさんも受験勉強でやったことがあると思うが、連想記憶術で英単語を覚える。その方法を、そのまま応用すれば、どんなお子さんも2週間ぐらいで、ひらがなを覚えてしまうと思う。嘘だと思うかもしれないが、 2歳児のお子さんを持つ親御さんは、ぜひやってみていただきたい。ろくに言葉を話せない、うちの息子ができるのである。女の子ならあっという間に覚えてしまうと思う。
ただし道具が必要である。ひらがな積み木を用意する必要がある。ひらがな積み木とは、表にリンゴの絵が描いてあり、その裏に「り」という文字が書いてある積み木である。まず、りんごの絵を見せて、「りんご」と言わせる。これを50音全部言わせる。 1週間ぐらいで、すべてマスターする。その後に「り」の字を見せて「りんごのり」と教えるのだ。りんごを連想させて、「り」の字を記憶させる。これを毎日朝に30分、夕方に30分ぐらい遊びながらやれば、1週間ぐらいで、ひらがなをマスターするのである。この方法を使えば、カタカナや数字も2週間くらいでマスターすると思われる。つまり、 2歳時ならば2か月もあれば、ひらがな、カタカナ、数字をすべて覚えられると言うことだ。
ただし、これらの言葉を早く覚えさせても、あまり意味は無いらしい。 2歳で覚えても、 3歳で覚えても、 4歳で覚えても、その後の成長に大した影響を受けないらしい。というのも、幼児は 3歳になる以前の記憶をすべて忘れてしまう傾向にあるからだ。まだ前頭葉が完全に発達してないからだと言われている。まぁこの辺は、子供によって個人差があるのでなんとも言えないだろうが、うちの息子には、もっとゆっくりと言葉を教えることにすることに決めた。
言葉よりも、もっと大切なものがあるからだ。
それは優しさである。
先日、 2歳7ヶ月のお子さんを連れてきたお客さんが泊まったのだが、その2歳7ヶ月のお子さんは、とても優しい子供さんだった。うちの息子よりも、ずっと優しさに溢れていた。人に気遣うのである。お菓子をもらっても、自分だけが食べようとせずに、大人達に配ろうとする。
こういうところは私の息子には無い。
いったいなぜだろうと考えてみたのだが、そのお子さんには、妹さんがいた。2歳7ヶ月で、妹さんを思いやれるようになるものだろうか? この辺は非常に疑問なのだが、現実問題として、周りを見ながら人を気遣う2歳7ヶ月のお子さんがいるのである。やはり妹さんが生まれた影響があったのだろうか?
お父さんに聞いてみたら、妹さんが生まれてから明らかに変化があったらしい。やたらとダッコを求めるようになり、親に甘えるようになったらしい。お父さんは、そのように言っていたが、本当にそれだけだろうか?と思っている。
その子が心優しいのは、お父さんやお母さんが、生まれたばかりの小さな妹さんを気遣うのを観察することによって、人を気遣うことを子供ながらに体で覚えたのではないかと思えてならない。子供は何でも真似をするからだ。小さな妹さんを気遣うお父さんお母さんを見ていたら、本人も知らず知らずに、人に気遣う人間になったのではないかと思わざるを得ない。
これについては私にも心当たりがある。
息子が2歳になった頃を境に、息子に大きな変化が起きていた。それは愛犬コロと一緒に山中の無人の林道を散歩しているときだった。愛犬コロを自由に走らせて、そして「おいで」と呼びつける。愛犬コロは、しっぽを振りながら私のところに走ってくるのである。そして走ってきて私の前でお座りをすると、よしよしと頭を撫でてあげたりした。そんな時、昔だったら息子は大喜びで、愛犬コロを迎え入れていた。
ところが、 2歳を超える頃から様子が違ってきていた。愛犬コロが私のところに走ってくると、息子がブロックするのである。愛犬コロに嫉妬するようになったのだ。息子は、ペットの犬をなぜなぜすると、不機嫌になる。まぁこれは、十分に分想定していたことなのだが、まさか2歳という早さで、愛犬に嫉妬されるとは思ってもいなかった。
問題はここからである。
うちの息子は、お客さんの息子さんほど優しくないのは、私が愛犬コロに対して、あまり気遣いがないからなのかもしれない。もし私が気遣いを持って、愛犬に対応していたら、それを見て学習するだろうから、息子はもっと優しい気持ちになっていたと思う。これは私の日頃の行いが招いた天罰だったのかもしれない。しかし、犬に気遣うのと、赤ちゃんに気遣うのでは、大違いであるから、やはり環境の違いは大きいかもしれない。
つづく。
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数を数えるのも覚え初めているようです。
で、ママが来ると抱き付いてハグして甘えるのですね。
この間はエバにもハグしてくれたので、覚えていてくれたようです。
やさしい気持ちも育ってますよ。
これから色々な場面で発揮されて行きますよ。
たくさんの機会を作ってあげたいですね。
遊びながら数字とかドンドン覚えて行きそうですね。
ノンタンは動物の絵本や働く車の絵本を自分で引っ張り出して来て見てるので、私が「これ何だぁ?」と聞いてみると「フラミンゴ!」とか「ニワトリ!コケコッコ〜って鳴くの」とか「馬!ヒヒ〜ンって鳴くの」と言ってます。働く車の絵本を見てる時に「これ何だぁ?」と聞いてみたら「ミキサー車!コンクリートをクリクリ回すの」とか「パワーショベル!土を持ち上げるの」とか「ダンプカー!土を運ぶの」と言ってます。
ヒータンが産まれた時、私と一緒に退院出来なかったんです。出生体重が2316gだったので2500g無いと退院出来ないと看護師さんから言われ、ヒータンを病院に残し数日間は搾乳した母乳を届けたついでに授乳して帰ってました。2500近くになったのでヒータンを連れてノンタンが待つ実家へ向かい、ノンタンと初対面・・ドキドキしましたが意地悪すること無く「キャ〜キャ〜(=>v<=)/♪」言いながらヒータンの隣に寝そべってみたり、チューしてみたり・・ヒータンはノンタンの洗礼を受けてました(笑)
ノンタンとテレビを見てて、オムツのCMで赤ちゃんが出てくると「あら!赤ちゃん可愛いねぇ!オギャーオギャーって泣くの。ママから生まれたの。ママのお腹から生まれたの」って言ったりしてます。
ノンタンは暇さえ有ればヒータンにチョッカイ出してますよ(^_^;)
ホッペにチューしたり、イーコイーコしたり遊んでるヒータンにウルトラマンの人形をヒータンに持たせようと「ドウジョ」言いながら渡したりしてました。ヒータンにミルクを飲ませるのに、ソファーに座って飲ませてるんです。ミルクを一旦テーブルに置いてヒータンを抱っこしてミルクを飲ませてるんですが、ノンタンがヒータンの哺乳瓶を掴んで飲みそうな勢いだったので「ヒカリちゃんのミルクだからダメだよ」と言っても離す気配すら無いので、どうするのかと見てたらヒータンの口に哺乳瓶の乳首を持って行って飲ませてたんです。これには私もビックリしました(+o+)
ノンタンは直ぐにテーブルに哺乳瓶を戻したんですが「飲ませてくれてアリガト」と言ったら「ヒカリちゃんにミルクあげた♪」と嬉しそうに言ってた事が有りました。
2歳からひらがなを覚え始めるという話は、ものの本に書いてあって知っていたのですが、実際に体験してみると私も驚きましたね。いちにち30分ぐらいで、 1週間もかからず覚えてしまいますから。ただし、前頭葉があまり発達してないようなので、忘れるのも早いようです。
山ガール特訓中さん
お話を聞くと、やはり兄弟姉妹というのは、必要ですね。うちの息子にも弟が欲しかったですが、まぁ仕方ないですね。愛犬を使っても、優しい心を育てあげる事は不可能ではないと思いますが、赤ちゃんにはかなわないかなぁと思いました。
それにしても、お子さんは、このまま優しい子に育ってほしいですね。大人になってしまえば分かることですが、頭が良くても、運動ができても、腕力ができても、たいして武器になりません。けれど優しい心があれば、それはすごい財産になりますから、お子さんにとっては、すごく明るい未来が見えてきているような気がします。これで野菜さえ食べてくれれば、言うことなしですね。
一方で、小学4年生の子が「停」の字を勉強していました。そこで働いているときは、名前も全部アルファべットで目にすることが多かったので、漢字がなんとなく新鮮で、なんて難しいものをやっているんだろう、と感じましたが、それでもまだ、「停」程度の難易度なんですよね。
話がずれましたが、
英語なら、2歳で一通り全部知ることができるのに、
日本語って中学生になってもまだ、学校で勉強する。
そのうちだんだん忘れていって、大人になっても辞書を引いたりする。
日本語って一生勉強の言語なんだなーと思ったことを思い出しました。
それは日本語が完璧に出来る外人たちも、最近、分かってきたらしい。ケントギルバートなんかがそう。それが分かってきた理由は、日本語と英語のブログを同時に出しているから。同時に同じ物を出そうとすると、日本語の場合は語彙が多いので簡単に出せる。しかし英語ではそうはいかない。少ない単語を使わなければならないので四苦八苦する。これではアメリカ人は日本人に知能の面で追いつかないと彼ほどのアメリカの秀才(国際弁護士)が言っています。
ちょっと違うかもしれませんが・・・
フランスで住込み先を探していたとき、面接をしました。
その時に、「私たちと冒険をしませんか」的なことを言われました。その、”冒険”のところだけ、フランス語で言ってました、多分彼女は英語もフランス語も同じ発音だと勘違いして。
その言葉がね、アバンチュールなんです。
アドベンチャーとアバンチュールって日本ではけっこう意味が違いますよね。
アメリカ人やイギリス人のいうアドベンチャーと、
恋愛ごとの多いフランス人のいうアバンチュールを、
察する能力の高かった昔の日本人は同じ冒険という言葉だとは思わず、二つの言葉ができたんだろうなぁと思って、一人、ニヤニヤしました。
オーバーオール、つなぎ、サロペット。
恋人、カップル、アベック。
日本では、どれも使われます(した)よね。世代が違いますけど。
微妙に違うニュアンスやもを指して使っていたりする。
パンタロンも 笑
フランス語でパンタロンがズボンのことだと知って、ちょっと笑いました。
今や日本語となっているものだって、日本古来の言葉も、中国からの言葉も、両方受け入れている。
そりゃあ、語彙も増えるよなぁと、思ったのでした。