2015年05月22日

登山道と道路の清掃活動2

登山道と道路の清掃活動2

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 軽井沢と北軽井沢において、道路の清掃活動で活躍しているのが草軽交通バスである。草軽交通バスとは、軽井沢から草津までの路線バスを運営しているバス会社なのだが、この会社が一番活躍しているかもしれない。というのも、道路のゴミが一番酷い状態の時が、ゴールデンウィーク直前なのだが、その時期は、自治体も観光協会も道路清掃まで手が回らないからだ。しかたなく私などの有志が、ゴミを拾っているが、とてもじゃないけれど間に合わない。そんなときに活躍するのが草軽交通バスなのだ。感謝しても感謝しきれないが、バス会社の方でも、目を覆いたくなる道路ゴミの状態に我慢がならなかったのだろう。

 それにしても4月の道路は、どうしてゴミだらけなんだろうか? 夏は、そういうことが無いのに、雪が溶けた4月の道路ゴミの多さには、毎年あきれかえってしまう。雪がゴミを隠してしまうので、車からポイ捨てする人が多いのだろうか? それとも、冬に訪れる人のマナーが悪いのだろうか? それとも冬は、有志で清掃する人がいないためにゴミがたまってしまうのだろうか? いずれにしても道路ゴミの大半は冬にたまって4月の雪解けシーズンにピークになることは確かなのだ。これは、なんとかならないだろうか?

 それから道路にトラックが停められるスペースがあると、そこにゴミが集中して落ちているケースもあった。毎回同じ人が捨てていると思われる。国道146号の万山望の谷間に不法投棄してあったゴミも大量に観光協会の清掃で見つかっている。当然のことながら警察に調べてもらって、犯人も特定され小諸から来て捨てられたことも分かっている。それにしても遠く小諸から捨てに来る人の気が知れない。ガソリン代を考えたら、正規にゴミ処理した方が安いからだ。

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 まだ道路のゴミはいい。自治体・観光協会・各企業が一生懸命に清掃してきれいにするからだ。問題は登山道である。と言っても、登山者のマナーは、素晴らしいので一般的な登山道にゴミが落ちていることは、まずない。まれに木の枝にビニールひもなんかが絡まっているが、あれは野鳥が巣作りのために集めた物なので、人間の仕業では無い。問題は、入山禁止にされた旧登山道である。具体的に言うと、峰の茶屋から浅間山までのルートと、石尊山から浅間山までのルートである。ここには、ありえないゴミがある。

 コーラの瓶とかが大量にある。

 言っておくが登山者がコーラの瓶を持って山に登るわけがない。シェイクされて爆発するし、そもそも、そんな重いガラス瓶を持って行くわけがない。逆である。登山者は、そういう不可思議なゴミを持って降りてくるのが普通である。ゴミがあったらひろう。それが登山者なのだ。しかし、その登山者を閉め出して廃道になった登山道に考えられないゴミが多いのだ。これは、どういうことなのだろうか?


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 話しは変わるが、私が清掃登山をするきっかけについて話しておきたい。

 今から数年前、私は毎日、浅間隠山に登っていた。毎日のように高崎に用事あったので、そのついでに登っていたのである。多い時には、朝に登って高崎に行き、そして北軽井沢に帰る途中にまた登って夕日を眺めた。それを不審に思った老人がいて、『熊が出る』と私に注意してくれたのだ。

 老人は、毎年、浅間隠山の登山道を2週間もかけて整備する人だった。彼が居なかったら浅間隠山の登山道は確実に藪になっていたし、入り口付近は台風などで道が破壊され、一般人には通行できなかった。それをチェーンソーなどで切り開いて、土砂を切り崩して踏み固め、岩で石垣を作ったりして登り安くし、危険箇所には岩で階段を作ったりした。全てボランティアだった。

 で、2週間ちかく、多くの登山者たちを見送るわけだ。自然と生の登山情報が入ってくる。熊が出たら『おじさん、今、◆◆で熊が出ましたよ』と知らせてくる。熊が出る場所と時間を正確に知ることになる。夕方の17時以降の浅間隠山の◆◆地点が危険であることがわかってしまう。だから17時から登りはじめた私に注意してきたのである。もちろん私も17時以降の浅間隠山の◆◆地点が危険であることが、かなり昔から知っていた。だから私は、自分の正体を老人にあかして、仲良くなってしまった。

 聞けば老人は、榛名山の登山道の大半と、赤城山の登山道も無報酬で整備していた。山の麓には、こういう人たちが大勢いて、その人たちに護られて立派な登山道ができているのである。それを知ったとき、自分も何かやらねばと思い、自分が出来る範囲のことをはじめたのである。で、登山道の清掃をはじめてみると、大勢の人たちが自主的に行っていることもわかってきた。面白い人たちが大勢いたのである。これについては、また後日、語りたい。

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つづく。

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posted by マネージャー at 21:57| Comment(4) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
若い頃一緒に山に行っていた友人が、ビニール袋を持って行って登山道の空き缶、瓶を拾って集めていました。つきあって奥秩父の山で拾い集めましたが、4時間ほどのルートで大きな袋がいっぱいになりましたっけ。当時は登山道にもゴミが多かったです。最近は登山道ではあまり見ないと思っていたのですが、逆に人が行かないところに捨てられているのですね。何とも..。
登山道整備をしていただいている方には感謝しきれません。少しでも自分でできることをやって行こうと思います。
Posted by Aki at 2015年05月23日 01:44
昔は登山者のマナーが悪かったですね。今とは大違いです。今は、本当によくなってきました。だから登山道から外れたところにゴミがあっても、昭和時代のレトロなゴミだったりします。家内が、そのゴミに感動したことがあります。缶ジュースの穴あき道具を見つけて、「これは何?」と聞いてきたので、昔の缶ジュースは、これで2つの穴をあけて飲んだんだよと説明すると、骨董品でもみつけたように大切に持ち帰りました。私にしてみればゴミなんですけれどね。家内には宝物に見えたようです。

この話は、50歳以上じゃないと、通じないだろうなあ・・・・
Posted by マネージャー at 2015年05月24日 19:43
穴あけ道具、通じます。
缶のふちにかしめてつけられていましたね。
Posted by Aki at 2015年05月24日 21:40
やはり・・・・笑

昔は、あんな小さな穴で、缶ジュースをチューチュー飲んでいたんですよね。
Posted by マネージャー at 2015年05月26日 06:10
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