ただ、お父さんがシーフードアレルギーだった。鰹だし、昆布だしでもダメだという。まあ、なんとかなるだろうと思ったら、これが以外に難しかった。まず、ほとんどのドレッシングに魚のエキスが入っていた。各種ソースにも魚介のエキスが入っている。炊き込み御飯などの得意のレシピも封印された。しかし、子供たちの大好きな卵料理は作りたいので、出汁巻きの代わりに、スペイン風オムレツに挑戦したのだが、ふだん使ってないオリーブオイルを使ったり、出汁の代わりにコンソメを使うと、いつもと卵の焼き具合が変わってくるので面食らった。
それにしても、日常使う食材に、これほどシーフードエキスが入っているとは思わなかった。うちは洋食を作っているようで、基本的な味のベースが和食だったことに気がついた。というか、御客さんの好みを研究しているうちに、そうなってしまった。コンソメースープにしても、醤油を1滴たらすだけで、日本人好みの味に変わる。しかしこれは正統派なものではない。
まあ、そんなことはどうでもいい。料理から出汁を含むシーフードをのぞくことが、いかに難しいか?ということである。逆に言うと、のぞいたものが洋食になるのだ。ドイツやフランスで大衆的な料理を食べると、なにか物足りなかったのは、そこだったのだ。彼らの料理には出汁が入って無く、塩が味付けのメインなのである。だから、うまみの少ない洋食に日本人は違和感を感じるのだろう。逆に言うと、うまみにアレルギーをおこす西欧人も多いのかもしれない。いずれにしても今回は勉強になった。アレルギー除去食を作るのは、本当に難しいものである。
つづく。
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学校に勤務していた頃、英語のネイティヴの先生(日本語はほとんど話せない…よく日本で暮らしていたと思います)に昼食後、急激なアレルギー症状が出てしまい大変でした。救急を要請しつつ、和英辞典を片手に問診…軽度ながら呼吸困難が出て慌てました。
原因は赤魚と呼ばれる白身魚の煮付け。子どもの頃にアレルギーを起こした魚に似ていたけれど、言葉の壁で確認が十分できずに食べてしまったのでした。
先日のためしてガッテンでハンノキの花粉アレルギーは果物や野菜のアレルギーに繋がると知り、侮れないと改めて思いました。
フランスは北も南も海に面しているので、ムール貝の料理やお魚のスープがあったし、スペインのタパスもエビやイカがたくさんあっておいしかったですよー。イタリアもボンゴレとか聞きますし。
あ、でもドイツは海のない国だから、そうなのでしょうね。
私が思う洋食は、料理には砂糖を使わないこと。
おうちに砂糖がないひとがいて、私としてはびっくりでした。
魚介だし+甘み のやさしい味が和食、というイメージがあります。
まるさん
ああ、これは言葉足らずでした。
>魚介だし+甘み のやさしい味が和食
これです。この通りだと思います。まず魚介だしのアレルギーと聞いて、デミソースを買ったわけです。デミソースには入ってないと思ったら、美味しい奴には入っているんですよ。デミソースに。我々が美味しいと思って使っているものだと、どんなソースやドレッシングにも入っている。輸入缶なら入ってないと思ったけれど、成分表が外国語で読めない。あと、成分表に書いて無くても「アミノ酸」と書いてある。怪しいのでお客様センターに問い合わせたら「グルタミン酸」も入っているとのこと。つまり魚介だしの成分なんですよね。厳密に言うと違うかもしれないけれど、どんなシーフードアレルギーなのかが分からないから使うのは怖い。そうなると塩とマヨネーズしか使えなくなる。これには本当に参った。