イワナシ
ツツジ科イワナシ属の常緑小低木。
1cmくらいのナシのような実がなる。甘くて美味しく、お酒にすることもできる。
アカモノ
別名イワハゼ。登山道沿いのなど林縁の日当たりの良い場所に群生する。 高さ20cm前後で赤色の果実は食用となる。 和名のアカモノは果実の赤い色から「赤桃」と呼ばれた
トウゴクミツバツツジ
標高の高い山の稜線にあり、ミツバツツジの一種で、関東中部地方に多く見られるので、この名前になった。ただし、おしべが10本。ミツバツツジが5本なので倍。そのために、長ーい雄しべが目立ってしまっている。ちなみにトウゴクミツバツツジは、浅間高原よりも、芳ヶ平・白根山・鼻曲山・角落山なんかに多くみられる。標高の高い稜線に多い。
ミツバオウレン
キンポウゲ科オウレン属の多年草。北アルプスでよく見かける。浅間山の北斜面の森林地帯にも多く咲いている。湿地を好むので残雪の多い小串鉱山にも多い。
コケモモ
酸性土質の浅間高原だと雑草のように生えてくる。多くのツツジ科の植物と同様、栄養分の少ない土地でも耐えられるが、アルカリ性の土壌では生育できない。耐寒性にすぐれ、-40℃以下でも耐えることができる一方、夏が暑い場所では生育しにくい。軽井沢に少なく、北軽井沢に雑草のように多いのは、そのせい。
イワカガミ
イワウメ科イワカガミ属。高山植物には珍しく多年草。葉っぱが、手鏡に似ているというのでこの名になった。笹藪の登山道によく咲いていて、人間たちと共生している。
ヤマイワカガミ
山地のやや乾いたところに生える多年草。本州中部の太平洋側の山地に分布する。色は白で珍しい。
クロマメノキ(黒豆木)
ツツジ科スノキ属。別名アサマブドウ。しかしブドウでは無く、豆でも無い、ブルーベリーです。上信越あたりの高山には至る所に群生しているが、国立公園内は採取禁止。本州の亜高山帯以上にはえるツツジ科の落葉低木。高さ30〜60 cm、よく分枝し、葉は互生、倒卵形で、大きさは環境により変わる。浅間山の火口では小さいが麓では大きい。果実は甘酸っぱく熟する。火口では沢山なって、麓では実がなりにくい。地元では子供の野遊びのときのおやつとして古くから食用にされてきた。沢山食べると眠くなる。他の多くのツツジ科の植物と同様、酸性土壌を好む。
ツマトリソウ(褄取草)
サクラソウ科ツマトリソウ属の多年草。和名の由来は、花弁の先端にしばしば淡い紅色の縁があり、その色の入り方が鎧の威色目の一つである褄取りに似ているため。北海道、本州、四国に分布し、亜高山の草地、半陰地、林縁に自生する。
ショウジョウバカマ(猩々袴)
ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草。北海道から九州までの、やや湿った場所に生える。垂直分布が広く、人里近くの田んぼの畦道から高山帯の高層湿原まで生えている。
シロショウジョウバカマ
同じく万年雪の近くの湿った草原に見られる多年草。
ガンコウラン
岩高蘭。ガンコウラン科の常緑小低木。6月に紫黒色の小さい花が咲く。9月ころ実がなってジャムや果実酒をつくる。実は甘くて美味しいが種ばかりが大きくて果肉はほとんどない。
つづく。
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