今まで黙っていたのは、15周年記念日を集客のために利用するのが、なんとなく恥ずかしく、めんどくさかったからである。黙っていれば、ずっと雨が続いているので、ひょっとしたらお客さんがゼロかもしれないので、その時はのんびり家族だけで過ごそうかと思っていたが、結局、 5人くらいのお客さんが泊まりにきてくれたのでありがたかった。なので、いつもよりちょっと贅沢な食事でお客様のもてなしをさせてもらった。
それはともかく、思い出すのは15年前のことである。ペンションを始めたはいいが、お客様が全く来なかった。当然である。私がペンションを始めた事は、友人にも知り合いにも教えてなかったからだ。ごく親しい友人しか知らなかったのだ。もちろん、友人をお客さんにしようなんて気持ちはこれっぽっちもない。そういう人が現れたら、手伝ってくれと言って、無料宿泊してもらっている。そんな訳なので、経営が圧迫して大変だった。
そこで日本ユースホステル協会とユースホステル施設の契約したわけだが、ユースゲストハウスとして再オープンしたのは、 14年前の正月が終わった次の土曜日であった。今で言う成人の日である。これで少しはお客さんが来るかと思いきや、経営状態は良くならなかった。3カ月間ぐらいは、ユースホステルの会員さんは、ほとんどこなかったように思う。お客さんが来るようになったのは、夏が始まる7月頃だったような気がする。ある日突然、どどっと来だした。
理由は至極単純なことであった。口コミであった。当時はインターネットというものが発達してなかったので、旅人同士の口コミによってうちの宿が紹介されたのである。そういう意味で、 20世紀は口コミの時代であったのかもしれない。ある意味、いい時代であったと思う。パソコンに詳しくなくても、ホームページをいじれなくても、宿の仕事を一生懸命やっていれば、あとからお客さんがやってきた時代だった気がする。しかし、 21世紀ではインターネットを知らなければ始まらないように時代は変わった。
今でこそ、私のホームページをいじることができるが、そうなるまで3年から4年かかっている。恥ずかしながら、未だに右手の人差し指1本で文章を書いている自分である。そんな人間が、ブログやFacebookをいじるようになるのだから、自分のことながら呆れかえってしまう。これだけインターネットを利用している自分が言うのもなんだが、宿屋は宿で勝負をしたいというのが偽らざるきもちである。
つづく。
↓ブログ更新を読みたい方は投票を
人気blogランキング
【関連する記事】
- 「補助金をもらいそこねた」という相談
- 【朗報】嬬恋村に泊まって滑って地域応援キャンペーンの期間延長
- 「サインください」と言わなくなった宅急便
- 抗原検査・PCR検査のためのキット
- 抗体検査で陰性でした
- 直近の2週間は予約の受付を停止します。
- 群馬県民は、6600円の宿泊プランを実質600円で泊まれる?
- 寒い北軽井沢旅行の対策!
- Gotoトラベルを全国一斉に停止に関するキャンセル料について
- Gotoトラベルが、今月28日から来年1月11日まで全国一斉に停止?
- GoToキャンペーンについて
- じゃらんネットでもGotoキャンペーンの割引に変更がありました
- 楽天トラベルの Goto トラベルの制限がはじまりました
- 水道の蛇口が水漏れした結果・・・
- 賢いGotoキャンペーンの予約の仕方
- 10月からは、地域共通クーポン!
- 嬬恋村からのキャベツのプレゼントが、一人一個となりました。五人家族なら五個もらえ..
- 嬬恋村では、宿泊する人にキャベツをプレゼント中!
- 嬬恋村が、宿泊客にキャベツをプレゼント中
- 東京が10月1日からGotoキャンペーンの対象になる?
おかげさまで2周年を迎えることができました。
ありがとうございます&
今後もよろしくお願い申し上げます。