2015年08月07日

2歳児のイヤイヤ期、本当はマイルール期?

 息子が2歳4ヶ月になりました。

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 昨日は、夕食がお休みでしたので、ひさしぶりに息子を公園に連れて行きました。で、やはり軽井沢は北軽井沢より暑かったです。北軽井沢は、なんだかんだと言って軽井沢より涼しいんですよね。朝晩は寒いですし、トンボは飛んでいますし、クルミは落ちていますし。羽毛布団で寝ないと風邪をひくレベルです。だから宿から自宅に帰った御客様から、すぐに予約をいれてくる御客様も多いです。

 まあ、そんなことはどうでも良いのですが、久しぶりに息子を公園につれていくときに、暑いから木陰の別の道を通っていこうとしたら息子は大激怒。いつも通行している道で無いと嫌がってしまいます。前にも書きましたが、息子には自分の中に強力なルールがあって、それをはみ出すのが許せないようなのです。

http://kaze3.seesaa.net/article/421644212.html(息子にとってのルール)

 だから、きちんとシートベルトをしてあげないと怒り出しますし、何でも片付けようとします。児童公園の滑り台に枯れ葉のようなゴミが落ちてますと、それを始末するところから始めます。滑り台をきれいにしないと遊ばないのです。これは、親の毎日やっている客室の清掃を見ていて、それがルールとして染み付いたのでしょう。

 どうやら息子には、世の中にはルールがある事は分かってきているらしい。しかしその自分なりに理解したルールをはみ出すと、彼は大激怒します。例えば、スーパーに行った時に最初に試食コーナーに行って何かの試食を私と息子が食べたとします。それを三日間連続して行いますと、スーパーに行ったらまず試食コーナーに行って食べるというルールが息子の中に出来上がってくるのです。

 本当はそんなルールは存在しないのですが、 3日連続して行いますと、そういうルールで世の中動いていると息子は勘違いしてしまう。そのために試食コーナーによらないと激怒するようになってくる。逆に言いますと、そういう勘違いがあるにしても、ルールを理解しようとする行動によって、スーパーの商品をむやみに触らなくなってきたのは非常にありがたいですけれどね。

 けれど息子は、正確にルールや社会規範を理解しているわけではありませんので、今回のように別の道で公園にいこうとすると大激怒する。これを『イヤイヤ期』というらしいのですが、このネーミングは良くないと思います。こんなネーミングがあるから、世のお母さんたちは苦労するんだと思いますね。イヤイヤ期ではなくて『マイルール期』とするべきでしょう。

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 前置きは、このくらいにして本題にはいりますが、別の道から息子を公園に連れて行った結果、さんざんな目にあってしまいました。私が息子のマイルールを無視したものだから機嫌が悪いこと、機嫌が悪いこと。いろんな御家族から注目をあびてしまい、私が不審者のようにみられてしまい、みんなが寄ってくるようになってしまいました。

 で、なんとなく居心地が悪くなってきましたので、公園から別の所に移動しようとすると、これまた愚図りだして手がつけられません。われながら大失敗してしまいました。仕方が無いので、彼のマイルールを巧みにくすぐって、つまり、彼が好きなマンホールを踏ませたり、白線の上を歩かせたりして機嫌をとり、なんとか近所のスーパーにかけこんで一緒に食事をとって一息つきました。

 その後、息子は、宿に帰って御客様のお子さんと一緒になって遊んだのですが、御客様のお子さんの前では、非常におりこうにしています。親としては、ちょっと複雑なのですが、仕方が無い。客様のお子さんと息子の間には、彼にマイルールが存在してませんので、それが成立するまで静かにしています。

 これは、御客様のお子さんにかぎらず、誰であっても親しくない人に対しては、静かにしています。しかし、かなり仲良くなると、少しづつ我が儘をいうようになるのですが、必ずしも全ての人にいうわけではありません。これは、相手をみているわけではなくて、相手の対応がランダムすぎるとマイルールが確立してないために、様子をみる期間が長くなる傾向になるようです。

 だから予測不可能な態度をとる御客様にたいしては、息子は非常に静かにしている。特に関西からきた御客様は、行動が予測不可能なのか、静かにしている。逆に行動に法則性のある御客様には、すぐにうちとけるかわりに、喜怒哀楽も激しくなるようです。

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 実は、これらの『マイルール』に関する研究結果があることを、図書館で立ち読みしているうちに見つけて驚きました。さすがは学者さん達です。私が苦労して発見したマイルール期仮説は、もう何十年も前に存在していました。

 これは赤ちゃんの防衛本能からきているらしい。例えば「ご飯ですよ」と言ってからミルクを飲ませることを続けると「ご飯ですよ」という言葉に反応して胃腸が動きだし、唾液が出るようになるのだそうです。そういうルールに強力な反応をしめすことによって、身体を防衛するようにできているらしい。だからイヤイヤ期(=マイルール期)は、正常な防衛活動であって、これが順調に成長できる証拠なのだそうです。なるほどと思いましたね。

 また脳科学者の言によると、人間は赤ちゃんになればなるほど、科学者的態度というか、実験的な性癖があり、そこから導き出した結果である「マイルール」に固執しやすいとのこと。だから、それに対して親が「わがまま」と判断して激怒したり暴行しては、正常な成長ができなくなる恐れがあるらしい。

 また、心理学者の言によれば、親が厳しい。親が甘い。どちらか一方であれば、子供の心は安定するらしい。けれど、急に厳しくしたり、急に甘くしたりしたら、子供は不安定になるらしい。これも「マイルール」が混乱するからかもしれませんね。


つづく。

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posted by マネージャー at 09:13| Comment(2) | TrackBack(0) | グンマーで嫁が出産と育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そんな以前から、脳科学者の先生方が、イヤイヤ期=マイルール期の理由を発見されていたのですね!
いわゆる育児情報誌も、先輩ママの意見集めるなんてことで誌面を埋めず、そういう情報を提案してくれたらいいのにー!
私も、マイルール期だと思えたら、あの2才児の頃を、もう少し穏やかに育てられたかも知れないのになあ〜。
Posted by みわぼー at 2015年08月07日 09:29
このような結論にいたったのは、犬を飼った経験と、長年、自然ガイドをやっていた結果ですね。このおかげで何でも観察して調べる癖がつきました。だから何でも観察する癖が付いて結果としてよかったです。あと「ほんまでっか」ま影響で脳科学(認知科学)や心理学の本を読みあさったので、私は、How To本よりも、そっちの影響が強いかもしれません。

Posted by マネージャー at 2015年08月08日 06:01
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