もちろん私自身、スーパーの駐車場でも銀行の駐車場でも必ず息子と手をつないでいますので、こんな事はいちいち言われなくても自分で実行しますが、改めてルールとして強制されてみますと、これはこれで衝撃を受けるわけです。
あと、カバンとかの入園グッズをすべて手作りで作らなければなりませんし、既製品は禁止されているんです。そのうえ洋服から下着から持ち物に至るまで全てに名前と指定されたロゴを縫いつけなければいけません。ひらがなが読めない子供がいるからです。幼稚園ではオムツが禁止ですので、パンツもズボンも洋服も大量に用意しなければいけませんから、それにも名前とロゴをつけなければいけません。
女の子とか、男の子でも私のように7月生まれとかなら、トイレトレーニングは終わって余裕で自らトイレに行けるんでしょうけれど、うちの息子は3月28日生まれです。 2歳児にとっての数ヶ月の差というものは、とても大きいですよね。3月28日生まれにとって自分ひとりでズボンを脱いでトイレに行く事は非常に大変なんですよ。
しかし、ぼやいていても仕方ありませんので、これから大量の下着や洋服を用意して、それらにロゴと名前をつけるべく、自作の座布団や布団や鞄を作るべく、早速買い物に行ってきました。というか、嫁さんの買い物に付き合わされました。
もちろん嬬恋村なんかに、そういった布地屋さんなどあるわけがありませんので、長野県の佐久平の方まで買いに行きます。嬬恋村では、買い物といえば、佐久平か上田です。長野県に行くのです。この辺あたり(嬬恋村や北軽井沢)は真田の一族を先祖に持つ人たちが多いものですから、みんな長野県の方に心が向いているんです。いわゆる群馬県民ぽくはないんです。
たとえば群馬県民にとって山といえば赤城山なんですが、ここらでは浅間山です。しかし群馬県民にとって浅間山というのは、長野県に県境を接しているので身近な山ではないんですよね。むしろ他所(長野県)の山という感じです。
群馬県民にとっての親しみのある山は、
赤城山であり
榛名山であり
妙義山なんです。
いわゆる上毛三山というわけですね。
しかし嬬恋村あたりでは、浅間山なんですよ。
なぜならば、買い物は浅間山の脇を通って長野県に買いに行くからです。
四六時中、浅間山を見て移動してるんです。
小さな子連れのお母さんは、長野県の方に、子供を連れて買い物に行きます。なぜならば、そちらの方が暖かく雪が少ないからです。そして群馬県側には近場にないショッピングモールがあるのも理由の1つです。冬は雪は降って吹雪になり、時にはマイナス10度ぐらいまで気温が下がりますから、とてもじゃないですが子供を連れて外で遊ぶわけにはいきません。
かといって、児童館の中だけでは、引きこもっているのと同じなので、長野県の上田市とか佐久市の暖かいショッピングモールの中を散歩させたりして、小さいお子さんの運動不足を補うわけですね。
私のように、浅間牧場や小浅間山といったところに息子を連れて歩き回るお父さんやお母さんは、いないんですよ。まあ当たり前と言えば、当たり前ですけどね。
おっと話が、脱線しすぎました。
長野県の佐久平のショッピングモールの布地屋さんまで、息子の手造り用品を作るべく、布地なんかを買いに行った話です。というか、それに付き合わされた話です。うちの嫁さんが、あーでもない、こーでもないと、パニくりながら布地を選んでいますと、早速、パニくっている別のお母さんが、続々と登場してきました。
そのお母さんは、布地屋さんに、幼稚園の入園案内書を渡して、カバンやら座布団やらを一式全てのハンドメイド品を発注していました。業者さんも手慣れてもので「かわいく作ってください」という抽象的な要望を上手にあしらっていました。
ああ、そういう手があったんですね。
そうだよなぁ。
働くお母さんが、
いちいち作ってなんかいられないよな。
それにしても入園案内書をそのまま渡してしまうのかあ。
考えてみたら昨日は祝日(2月11日)だったんですね。働くお母さんも、たまのお休みの日だったために、布地屋さんに、入園グッズを業者に手作り発注する日でもあったわけです。だから、パニくっていたお母さんたちが、ショッピングモールの布地屋さんに駆け込んでくる日でもあったわけです。人事ながら
「大変だなぁ」
と、遠目で見ていました。
で、面白いことには、この日は2歳児や3歳児を連れたお父さんが、ホームセンターで大量にうろうろしているいたんですね。
「ははあーん、みんな我が家と一緒か」
と、思って笑ってしまいました。
お母さんたちは、お父さんに子供を預けて、みんなショッピングモールの布地屋さんに突入していたわけです。しかしながらお父さんも子供を抱えて布地屋さんにいてもやることがない、ホームセンターあたりに出かけて、車の工具とか、日曜大工の用品なんかを物色しているわけです。当然のことながら、同じ位の歳の幼児たちが、ホームセンターでうろちょろしています。
もちろん子供のことですから、すぐに仲良くなります。
で、通路走り回ったりするので、迷惑この上ないです。
それに危険なので、早速、息子を注意しておとなしくさせました。
その時にあることを発見しました。
うちの息子は、こういう時に聞き分けがいいんですけれど、他のお子さんは必ずしもそうでもないんですね。ジャイアンみたいなのが、必ずいるわけです。駐車場でも親の手を振り払って、駆け出すお子さんがいるわけです。
他人事なんですが、見ていてハラハラして心臓に悪いです。これじゃあ幼稚園のルールが厳しくなるわけです。「駐車場では必ず子供と手をつなぐ」などと言うばかばかしいルールができる訳ですね。
あのルールは、子供を守るルールというよりも、やんちゃな子どもから、他の人を守るルールだったのかもしれません。どんなに、交通事故に気をつけていても、当たり屋のような、やんちゃな子どもさんというのもやはりいるわけですから、やはりありがたいルールだったんですね。
つづく。
↓ブログ更新を読みたい方は投票を
人気blogランキング
【関連する記事】
- 息子が九歳になった
- スマホ(インターネット)という罠
- 豆のない節分
- 大学に行くために預金にはげむ息子
- 子供がサンタクロースに手紙を書かなくなってしまった
- 歴史マニアになりつつある息子
- 息子の実験
- おそるべきEテレ
- 息子の投資が危険信号
- 確実にオタク予備軍になっていく息子
- 教育スタイルが御客さんバレた瞬間
- サッカーボールを2回もパンクさせてしまった
- 息子は、嬬恋村ふれあい教室で、オニヤンマ作り
- 「自由研究」と「工作」
- 息子がオリンピックに熱中
- 息子からもらった誕生プレゼント
- 授業参観は、ことばの教室!
- 安物の文具を使ってはダメだったんだなあ
- 1週間の引きこもり生活を終えた息子
- 宿題のない春休みは、子供の天国