「タケちゃん、このポケットティッシュどうしたの? 」
今日はバレンタインデー ですけれど、今時の幼児は、まだたったの5歳だというのに、好きだのなんだのと言って、女の子がプレゼントを渡してするんですね。もちろん5歳児に恋愛感情なんかあるわけありませんから、 1種の遊びなんでしょうけれど。ちなみに嬬恋村は、広大な面積に子供たちがポツンポツンと点在しているために、隣近所で一緒に遊ぶということもありません。
幼稚園から帰ったら、自宅でポツンと1人で遊ぶしかないのです。つまり同級生と出会えるのは、幼稚園の中だけです。好きな子に告白するのもプレゼントを渡すのも、幼稚園でしかチャンスありません。しかし、この幼稚園と言う場所が、渡すべきプレゼントの足かせになってしまいます。幼稚園に私物を持っていくことができないからです。
しかし、成長の早い女の子たちには、男の子には及びもつかない知恵がありました。おしゃれなポケットティッシュです。これなら堂々と幼稚園に持っていけます。
「タケルくん大好きだからこれあげる」
もちろん息子も、ものをあげるもの大好きなので、プレゼントのお返しをします。
しかし、これがまた、全くセンスがないんですよ。
男の子と女の子の違いというか、そもそもうちの息子に、人にあげて良い息子の所有物があるわけでもなく、プレゼントを買いに行こうにも半径2キロ以内に店舗が全くないところに住んでいる訳ですから、ものを買う体験さえしたことがありません。なので、自宅に帰ったらJAFが発行している雑誌に付いている吉野家の割引券をハサミで切ってそれをお返しに上げているらしいのです。
「相手は喜んだの?」
と聞いてみたら、全く喜んでないらしい。
どうやら嬬恋村の父兄のみなさんは、育ちが良いらしく、吉野家の牛丼をおいしく食べる人種では無いようで、それだけに割引チケットを貰った女の子たちもさぞかし困った顔をしただろうと思うと、笑いがこみ上げてきて、腹筋が崩壊してしょうがなかったです。
仕方がないので、息子と一緒に100円ショップに行き、首からかけるタイプの財布を買ってあげました。そしてその中におばあちゃんからもらったお年玉を入れてあげて、買い物の練習をさせました。もちろん、女の子にプレゼントできるようなポケットティッシュを買いにです。で、準備が終わった昨日の2月13日。息子は、インフルエンザにかかってしまいました。これで1週間、幼稚園のお友達とは会うことができません。もちろん、うちの宿も1週間の閉鎖です。お客さんに理由を言って、キャンセルしてもらいました。今一生懸命、館内の消毒をしています。
つづく。
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