考えてみれば、幼稚園を卒業するのは1ヶ月後。
4月になれば小学生。
ちょっと寂しいですね。
小学生になれば、ますます休みを取りづらくなります。
息子が生まれ3歳になったとき、保育園に入れるつもりでした。といっても、ずっと保育園に預けるつもりは毛頭なくて、半分以上は休ませて、山に連れて行ったり、いろいろな体験をさせるつもりでした。ところが、少子化のあおりを受けて保育園と幼稚園が合併してこども園となり、午前中は幼稚園。午後から預かり保育というシステムになってしまいました。つまり保育園に預けたつもりが、こども園という名の幼稚園に入ってしまったわけです。
この辺あたりから計画が狂ってしまいました。こども園といっても、午前中は幼稚園なので、子供を休ませることが難しい。幼稚園は学校教育なので教育指導要領に基づいた教育システムがあるために、子供を休ませると先生からクレームが出てきます。また、全員ないと出来ないお遊戯などをやるために、できるだけ出席してくださいと言われてしまう。
話は変わりますが、私はあまり学校というものを重視していません。本人は行きたくなければ、学校なんかいかなくてもいいと思っている人間です。もちろん勉強は重要だと思ってますから、教育にも力が入りますが、それは別に学校でなくても良いと思っている。
その考えは、 30年ぐらい前から常日頃から言っていたことなので、うちの嫁さんもよく知っています。なので息子が生まれたときに、嫁さんが不安に思ったらしくて、
『まだ学校に行かなくていい思ってる?』
と不安げに聞いてきました。もちろんその考えに変わりはありません。ただし、学校に行かせないというわけではありません。行きたくなければ無理に必要は無いと思っているだけで、息子が行きたければ行けばいいと思ってる。と答えたら、嫁さんのやつはちょっと安心したようでした。
で、息子を幼稚園にするか、保育園にするか。という点においては、迷うことなく保育園でした。保育園なら遠慮なくじゃんじゃん休めると思ったからです。ところが、保育園が廃止になってこども園になってしまった結果、息子は幼稚園に通うようになってしまったのです。そして、休むことが非常に難しくなってしまった。
その上、息子のやつは、幼稚園をいたく気に入ってしまった。午後からの預かり保育も息子のお気に入りです。近所のみんなが、幼稚園に行きたくないと駄々をこねる中、息子がニコニコと幼稚園バスに乗ってきます。友達に恵まれたのか、先生に恵まれたのか、それとも好奇心が強いためか、幼稚園が大好きなんです。 3日ぐらい休ませて、北アルプス縦走に連れて行ったり、佐渡島に連れて行ったりすると、
「明日は幼稚園に行きたい」
と言い出します。こうなると私も、行くなとは言えないので、早めに切り上げて北アルプスの縦走路から下山する羽目になります。
話わかりますが、嫁さんのやつは、私が大量の絵本を買ったり、息子の幼児教育雑誌を買ったりする姿を見て、私が常日頃から『無理して学校なんかに行かなくてい』と言っていたこと、矛盾しているように思っていたようです。
(関係ないですけれど、最近の幼児教育雑誌は、すごくレベルが高いです。付録に実際に動く回転寿司のおもちゃなんかがついている。もちろん、全部紙で出来ているのは、昔の雑誌と同じですが、レベルが異状に高い。大人が一緒に作らないと完成しないし、不器用な大人だったら確実に苦戦するレベルのものが付録になっている。そういうものを買って息子と一緒に作るんだけれど、この付録が増えていくと、嫁さんが嫌がるのです。)
嫁さんは、学校というシステムが好きなようなんですね。私は、過去の自分の体験からして、あまり学校に対して過度の期待を持っていません。嫌なら無理して学校に行かなくて良いと思ってる。しかし勉強しなくていいとも思っていません。むしろ逆です。知育・徳育・体育はとても大切だと思っている。無理して学校に行かなくて良いけれど、勉強はとても大切だと思っているから、絵本や幼児教育雑誌に金を惜しむつもりは毛頭無い。
そんなわけなので、もし息子が小学校に入ったら、夫婦の間の価値観の違いで、意見が対立することが出てくるかもしれません。ただし、その可能性も低そうです。なぜならば、うちの息子は、幼稚園も保育園も大好きだし、小学校に入学するのも楽しみに待っているみたいですから。
つづく。
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