ついさっき、幼稚園の卒園式が終わりました。で、思いついたことを書いてみようかと思います。佐渡島出身の私が子供の頃は、卒園式や卒業式は、男は礼服。女性は和服の礼服でした。今から40年から50年以上前のことです。さすがに40年から50年経っていると、常識もだいぶ変わっているかと思って、念のためにインターネットで調べてみました。検索ワードは
幼稚園の卒園式に着ていく服は、礼服なのか?ビジネススーツなのか?
です。すると、大抵のサイトでは、お父さんの礼服はダメ。ビジネススーツを着用すると書いてありました。
「今はそういう時代なのか?」
と思いながら、大急ぎでビジネススーツをクリーニング屋に持っていったんですが、嬬恋村くらいの田舎だと3日から4日ぐらいかかるんです。で、卒園式前日の早朝に間に合うということなので、お願いしたら、クリーニング屋さんのミスで出来上がってない。青ざめた私は、クレームを言って大急ぎでスーツを自宅まで配達してもらいました。田舎のクリーニング屋さんだと、こういうことがあるので、早めにお願いしないとダメだなぁとつくづく思いました。
これは、クリーニング屋さんに限らず、田舎の商店は、こういうことがよくある。うちの嫁さんは、埼玉県春日部のドコモショップの副店長だったんですが、ドコモショップの研修会で、田舎のドコモショップの人たちと一緒になることがあったのですが、都会ならば確実に大きなクレームになるような事でも、田舎では
「仕方がない」
で済まされてしまうことが多かったと言ってました。
で、肝心な卒園式ですが、
「礼服なのか?ビジネススーツなのか?」
という疑問に対する回答ですが、
嬬恋村の場合は、ほとんどの人たちは礼服着ていました。
袴・和服の人も目立ちました。
インターネットで調べた結果のビジネススーツの人たちは、ほとんどいなかったです。これは嬬恋村だからなのか、吾妻郡がそういうことになっているのか、それとも群馬県のスタイルなのかは、定かではありません。自分はビジネススーツでしたが、小学校の入学式の時は、みんなに合わせて礼服にするか?このままビジネススーツにするべきか?迷うところですが、ビジネススーツにしようかな?と思っています。その方が楽だから。わざわざみんなに合わせて礼服にしなくてもいいかなと思えてきました。関係ないですが、園長先生と担任の先生は、袴でした。他の先生方は、黒っぽい服装でした。
あと、 3年間こども園に息子を通わせていて、気が付いた事なんですが、先生方が「ご苦労様です」と言う言葉を使うことです。これは嬬恋村だけではなくて、群馬県全般に言えることなんですが、「ご苦労様です」と言う台詞をよく耳にします。東京や新潟県佐渡島では、この言葉は上下関係を示してデリケートなのであまり使いません。「お疲れ様です」がスタンダードなんですが、群馬県では普通に「ご苦労様です」を聴くことができます。
あと、 3年間こども園に息子を通わせることによって、息子に群馬弁が混じるようになってきました。私は新潟県出身で、嫁さんは群馬県といっても館林(ほぼ埼玉)の出身なので、群馬弁をほとんど使うことがありません。なので、息子の言葉が群馬ネイティブに変化してきたのが面白かったです。といっても、嬬恋村の地元の人たちは、自分たちは共通語を喋っていると思い込んでいますから、わからないでしょうけれど。
ちなみに嬬恋村のこども園の卒園式のスタイルは、お母さんが座席に座って待っていて、お父さんが後ろに立って三脚付ビデオを撮影するパターンです。その中で、 1人だけお母さんがビデオ撮影をしていて、どうしてなんだろう?と思っていたら、お父さんがPTA会長だったために、来賓席に座らなければいけなくて、ビデオ撮影ができなかったみたいです。お父さんがPTA会長だと大変ですね。
ちなみに来賓の方々が、いろいろ祝辞を述べるのですが、嬬恋村のお父さんお母さんたちは、その都度頭を下げたりしませんでした。お父さんお母さんの中には、赤ちゃんをおんぶしていたり、抱っこしたりしている人も多いので、いちいち頭を下げたりすることができないのかもしれません。こういうのも地方によって違っているのかもしれません。
卒園式自体は、そんなに長くありません。卒園証書の授与式と、歌を歌ったりしておしまいです。後は教室に戻って、最後の授業行った後に先生とお別れをします。その後は、年中組と年小組が花道を作ってくれていますので、そこを通って帰ります。
宿屋の常識としては、こういう時は、ぐずぐずしないでとっとと帰った方がいい。というのも、このあと、こども園の先生方には、いろんな仕事がたて込んでいるからです。宿も、お客さんがチェックアウトした後、仕事が分刻みでたくさん残っています。こども園(幼稚園)も、同じでしょうから、1番先頭で花道を歩いてこども園を出てきました。
途中、年小組の時の先生や、保育園部の先生たちが、息子にいろいろ挨拶をしてくれました。やはりお別れは、 1番最初に出て行った方がいい。いろいろ思いにふけっているのも分かるんですが、色々段取りと言うものがあるはずです。なので、とっとと駐車場に行くと、案の定、駐車場で誘導する先生方が立って待っていました。心の中で、お疲れ様ですと、思ってしまった。
卒園式が終わると謝恩会があります。ホテルグリーンプラザの謝恩会パック(かなりリーズナブル)を使って行うわけですが、当然のことながら先生方の参加はありません。こども園の仕事があるからです。先生のいない謝恩会ですから、謝恩会というより卒園パーティですね。今、嫁さんと息子がそれに参加していて、私は宿で留守番です。
つづく。
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