「こんな暴力的なクラスは珍しい」
と言っていたが、小学校に入学しても全く変わってなかったようだ。
それだけに息子の担任の先生は、最も最適任だった気がする。すごくテキパキとした先生で、細かいことに実に気がつく。何人も子育てを終えたうえに観光関係の環境の中で育ったせいか、処理能力が高い先生で、連絡帳に細かく報告してくれ、よく電話をくれる。息子の特徴もよく捉えていて、その短所・長所もよくわかっている。
子供園の時も担任の先生には恵まれていたと思うが、今回の担任の先生は、それ以上、神レベルの仕事をしていると思う。毎年一年生を受け持っているらしいのだが、適材適所というところだろう。
うちの息子は成長が遅い。これは、何年も前から分かっていた。はっきり分かっていた。最初はIQが低いのか?と思って検査してみたら、非常に知能指数が高いことがわかった。しかし、やはり成長が遅い。IQが高くても成長が遅い。それは誰が見ても一目瞭然。
具体的に言うと永久歯が生えてこない。最近になってやっと歯が1本抜けただけ。動作も遅く言葉もゆっくりしている。忘れ物も多く、短期記憶に問題があるのでは?と思うところがあるのだが、知能検査の結果ではワーキングメモリの知能が120以上もあるので、そうでは無さそうである。
会話もファンタジックで、空想的な発想が多いのだが、論理的思考の知能は、最高レベルに高いので、どうして息子がファンタジックな会話をするのかさっぱり分からない。ファンタジック(空想的)と言えば、聞こえはいいけれけど、別の言葉で言うと虚実つまり『嘘』を言うのと同じなので、非常に危うい感じがする。論理的思考能力が高いのに、どうしてファンタジック(空想的)な会話をするのか? どうして熊のぬいぐるみと会話したり御飯を食べさせたりするのか? このへんがさっぱり分からない。
話がそれた。
「こんな暴力的なクラスは珍しい」
という担任の先生の話である。クラスの男子の大半がキレやすく、すぐに乱闘するという話である。非暴力なのは、うちの息子を含め四人くらいしかいない。宿屋をやっている関係上、特に息子に対して絶対に暴力を許さなかったので、息子は非暴力に徹している。そのために子供園で、息子は女の子と遊ぶことが多かった。仲の良い女の子も多かった。
ところが小学校に入って少し変わってきた。男の子とも遊ぶようになってきた。子供園時代には絶対に一緒に遊ばなかった男の子たちとも遊ぶようになってきた。非暴力に徹している息子に少しスポットがあたってきたようだ。友人の家に遊びに行って、虫や魚をもらってきたり、一緒に宿題をやったりしている。
非暴力が幸いしてか、みんなに可愛がってもらっているようでもある。息子が忘れ物したとき、先生から直に電話がかかってきた。こういう時の先生の行動は速い。私が、忘れ物を届けに行くとクラス中の人たちが
「タケル君、よかったね」
と口々に叫んでいた。みんな心配してくれていたようだった。息子は、みんなから弟のような存在で見守られているのかもしれない。
つづく。
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