こんなところに大きなスノーモービルがやってくるなんて、何の騒ぎだと思っていたら、臼窪湿原のところに、冬山の用のテントがずらりと並んでいました。
「中学校の林間学校を今頃やっているのかな?」
と思っていたら、怪しげなテープが林の中にいくつも貼り付けてあります。
これはいよいよおかしいと思いつつ前進してみると、下山途中の2人組に出会ったので、登山家の常識としてあいさつをしたのですが反応が薄い。とりあえず頂上の雪の様子を聞いたらおかしな回答が返ってきました。
「どうも話が通じないなぁ」
と思いつつ、さらに前進すると、ものすごい数の団体様がスノーシューを装着して現れました。どう見ても素人さんの集まりだったので、どこの旅行会社だろう? 先導してるのはどこのガイド会社の人たちだろうと思いつつ、先頭の人と山の情報を交換しました。さすがに先頭の人は、山屋さんらしく、貴重な情報を話してくれます。
お礼を言い、彼らを尻目に、さらに前進すると、また数十人の団体様がいる。話を聞いてみると、どうやら南極探検隊の訓練をしているとのこと。それを聞いて世間は狭いなぁと感心しました。うちの宿の元スタッフに南極探検隊がいて、今は黒姫で「ふふはり亭」というペンションをやっているからです。
それはともかく、湯の丸山に向かうルートが無茶苦茶になっていました。熊笹の上を歩いて山に登っている。おそらく訓練のためでしょう。熊笹の上に雪が積もっているところをスノーシューで歩いたら、とんでもないことになります。南極探検隊のみなさんは、さぞかし苦労したことでしょう。というか今年は暖かいので、訓練になってなかったかもしれません。
というわけで、私は足跡のついてない正規ルートを登ることにしたのですが、息子と嫁さんは、よせばいいのに熊笹ルートを登ってしまった。息子たちも大分苦戦したようでした。
そして頂上。湯の丸山の頂上は、あっという間です。
冬ならば汗をかかずに登れる素晴らしい山です。
ちなみに、その日は湯の丸山の山頂はとても眺めが良くて、北アルプスが一望に見渡せました。
ここでお弁当を食べて下山。
下山はあっという間です。
スノーシューを装着していると、
夏の湯の丸山を下山するよりも早く降りられます。
下山すると、南極探検隊の人たちの冬用テントが片付けられて、ロープによるクレパスからの脱出訓練を行っていました。 私たちはそこを横切って下山。こんなにも天気がいいのに、探検隊以外の登山客がほとんどいなかったのには驚きです。このぶんなら当分、近くの山を独占して遊べそうです。
つづく。
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