2020年05月04日

発達が遅れ気味だった息子 その1 早取り学習を断念

発達が遅れ気味だった息子 その1 早取り学習を断念

 息子も小学二年生になります。幼稚園を卒業したのが一年前になりました。三月二十六日生まれの息子は、かなり成長が遅れていたらしく、幼稚園では発達心理学の先生を紹介され、発達の相談や体の相談を毎月のように受けていました。

 発達心理学の先生の診断は問題なしでしたが、現場で指導している幼稚園の先生の判断は違っていて、もう一度発達心理学の先生にお世話になるべきと言われました。で、再び診断を受けたわけですが、やはり問題なしと言う結果。困った先生は、
「知能検査をしましょう」
と、ウェクスラー知能検査を行ったわけですが、卒業式などの行事と重なり、六歳で受けるべき検査を、五歳十ヶ月に受けることに。しかも息子は検査前日まで病気で寝込んでいました。
「ああ、これは悪い結果が出るな」
と思っていたのですが、テストの結果は逆でした。

 ウェクスラー知能検査とは、言語理解、知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度の四つを検査して数値化するわけですが、知覚推理、ワーキングメモリーの二つが飛び抜けて高かった。私は違和感を覚えました。
 というのも、息子は忘れ物が非常に多いからです。ワーキングメモリが高いなら、物忘れや忘れ物が多いはずがありません。しかし現実問題として、忘れ物は多いですし、物を紛失します。どう考えても、IQが高いようには見えません。しかし、知能検査の結果は、高い数値が出てしまっています。
「何故だろう?」
と考えた結果、息子のIQは後天的に高くなったという結論になります。成長が遅いということは、元々のIQは、高くないはず。しかし検査をすると高い数値が出ます。この矛盾に対して考えられることは、脳のトレーニングによって、後天的にIQが高くなったという仮説です。

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 実は私は、息子が生まれた頃に脳科学にはまっていて、息子に対して色々な実験をしていました。脳科学や心理学を利用して、二歳になる前に平仮名・カタカナ・ローマ字を覚えさせ、三歳になる前に簡単な漢字を読めるようにさせ、四歳ぐらいに九九を覚えさせました。

 その方法は、非常に簡単で、五分間だけ文字に関する楽しいゲームをさせます。さんざん盛り上げて五分後に中止します。どんなにやりたがっても五分以上は絶対にさせません。制限することによって飢餓状態にさせます。この繰り返しによって文字を覚えさせていきます。これは算数でも一緒で、算数ゲームで楽しませた後に中止。制限をかけます。制限をかけて飢餓状態にさせます。

 これらは、ほんの一例ですが、脳科学や心理学を利用しますと、おもしろいほど脳が発達します。未就学児用のテキストも、ワーキングメモリーを鍛える教材(ポピーなど)、ホンマでっかで有名な「澤口先生」の脳力道場、ジグソーパズルや迷路などを使って脳を鍛えました。



 特にジグソーパズルは、二歳頃に十ピースから始め三歳の頃には五十ピース。四歳の頃には、公文の日本地図パズルや世界地図パズルで遊ばせました。もちろん時間制限をかけます。飢餓状態にさせます。これは迷路も間違い探しも一緒です。

 未就学児の勉強として、二つのやり方があると思います。一つは早取り学習。小学校に入る前に、小学一年生の勉強を先に行ってしまいます。いわゆる公文式の勉強方法。もう一つは、私が採用した「脳」の開発に重視をおく方法。ワーキングメモリーや知覚推理を鍛える方法です。

 うちの息子の成長が遅くなければ、私は躊躇なく早取り学習を採用していたけれど残念ながら成長は遅れています。一学年下の子供と遊んでいるのを見ていても、息子の方が幼いです。下手したら二学年下の子供達と一緒ぐらいに見えてしまいます。どう考えても早取り学習をさせられる状況ではありません。



つづく。

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posted by マネージャー at 17:24| Comment(0) | 教育問題を考えてみる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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