2020年05月22日

宿屋(ユースホステル)の将来は?

 例のウイルス騒ぎの結果、 飲食業と宿屋は大ピンチになっています。特に、ドミトリー(相部屋)文化の旅行スタイルであるユースホステル・ゲストハウスが受けた打撃はかなり大きなものがあります。特にインバウンドに頼っていた宿は絶望的な状態になっているのではないでしょうか?

 今後、ユースホステルは、ドミトリー(相部屋)文化を見直さなければいけないでしょう。インバウンドに対しても、見直すべき時代に入っている気がします。今後世界は、準鎖国状態になっていくかもしれません。我々、宿屋はそれを心しなければならない。

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 間違っても、目先の利益のために安易な外国人の受け入れのための圧力をかけるべきではないし、簡単に出入国を許可すべきでは無い。御客さんは欲しいけれど、そのために国民を危険にさらしたくない。そもそもインバウンドの御客さんは、二割以下なので、日本人さえ旅行するようになれば、八割の売り上げを回復できる。そもそも日本は、巨大な内需国なので、内需に目をむければいい。

 いま、うちの宿のホームページを作り直しています。新型コロナウイルス以後と以前では、サービス形態が180度変わってしまいました。以前は、絶賛されたアットホームさも、感染という現実を前にしたら、必ずしも正解とは言えなくなりました。
 うちの売りだった食事も、人数限定にせざるをえなくなり全員にお出しできなくなった。もちろんドミトリー(相部屋)なんて、もっての他です。個室対応しか出来ません。閑散期ならともかく混雑期のドミトリー(相部屋)希望者は、お断りすることになるでしょう。これは、うちだけでなく、どのユースホステル・ゲストハウスも、アットホームなペンションも、大なり小なり、そういう方向に進むと思います。


 さいわい、新型コロナウイルスは終息に向かいつつありますが、過去のスペイン風邪の例をみても、第二派・第三派はかならずおきるでしょうし、そもそも欧米諸国の感染爆発が止まってません。国によっては集団免疫獲得戦略をとっているところもあるので、脳天気な役人の判断で、外国への出入国の緩和を始めたら絶対に第二派の感染爆発が始まると思います。なので我々民間が、率先して感染防止に走らないと。

 とにかく、感染が小康状態の今のうちに、やれることは全てやろうと思います。さいわい吾妻郡では感染者はゼロです。厳密に言うと1人いますが、東京からの仕事できていた自営業者で、現地の人間に感染者はいないことになっている。群馬県の感染者の大半は老人ホームです。それも高崎市・前橋市などの都市部に多いようです。なので、最近は、車で1時間の高崎に買い物にも行ってません。いろいろ工夫して、今あるもので間に合わせています。おかげで、支出が大幅に減って生活が楽になりました。節約生活も慣れてくると楽しいものだから不思議です。

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(八ヶ岳の山頂・息子三歳で自力登山)

 ただし、免疫力をアップさせるための
 登山だけは、毎日出かけています。
 これだけは、やめられない。
 まあ、お金もかかりませんからね。
 でも考えようによっては、これが一番の贅沢かもしれない。

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(息子六歳・奥穂高登山中の涸沢)

 今後は、アフターコロナにむけて免疫をアップさせるためのお手伝いを、宿屋が行うようになる時代がくるだろうし、わが宿も、その方向に舵取りをしようかと思っています。今は、そのための準備中です。


つづく。

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posted by マネージャー at 23:17| Comment(0) | ユースホステルの話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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