いわゆる軽井沢系パスタ。
そのわりには、値段は高くない。
味もかなり良いし、店の雰囲気も良い。
何から何までいいことずくめなんですが、
ひとつ気をつけなければいけないことがあります。
小さなお子さんの子連れのお客さんは、
入店を避けた方が良いかもしれないということ。
この看板を見れば、その理由も分かるかと思います。
これは軽井沢地区では決して珍しいことではなくて、軽井沢の店の9割が、小さなお子さんを連れて入りにくい状態です。軽井沢のレストランの大半が、こういう状態ですから、軽井沢で食事をとる場合は気をつけた方がいい。例えば、3歳児を連れて入ったとします。3歳児なのに、コースメニューを頼まないとダメという店が結構あります。取り分けを禁止しているわけです。常識的に考えてみたら、3歳児にコースメニューなんて食べられるわけがない。 要するに、3歳児を連れて入るなという意味なんでしょう。
と、 ここまで書くと、
「3歳児を連れてフレンチやイタリアンの店に入る人がいるのだろうか?」
と疑問に思う都会の方がいらっしゃるかもしれませんが、 群馬県には、3歳児が入れるどころか、0歳児が乳母車で入れるフレンチの店があるんです。群馬県の常識は、 東京の常識と全く違ったりするから世の中は広い。そういうところから来た人たちが、軽井沢の店に入店すると非常に残酷な悲劇が起こる。
ではどうすればいいでしょうか?
無理してそのレストランで食べなくてもいいのです。
日本人は座席に座ってしまったら、
なんとなく無理して注文して食べなきゃいけない気がするんですが、
そんなことはありません。席についても、注文さえしてなければ、
「この店は自分に合わないな」
と思ったら、出て行っていいんです。
店の方からしても、無理して注文して、不満タラタラで食べて、不満をインターネットで拡散されるぐらいだったら、退席してもらった方が良いでしょう。その方がお互いにとって幸せなのです。食事というのは非常に個人的なことですから。合う合わないというのが必ずあると思います。そういう不幸の出会いを防ぐためにも、注文前に勇気ある撤退をすることを私は推奨します。
と言うか、海外ではそれが常識なんですよね。
私はバックパッカーとしていろんな国々で、レストランに入っていますが 、座席に座ったとしても自分の好みのものがなかったら、もしくは自分が出せる金額のメニューがなかったら堂々と出ていいんです。それが海外のレストランにおける常識です。それを嫌がる店は、 店の前にメニュー表を置いてあります。外国に行った方は、欧米諸国のレストランの前にメニュー表が置いてあるのを見かけたことがあるかと思いますが、 あれは、 入店前にどういう店かをお客様に知らせるために置いてあるわけです。
この ピノ・コリーナの看板に、驚かれる方もおられるかもしれませんが、これは外国のスタイルをそのまま取り入れているのであって、いわゆる親切ですから、 誤解しない方が良いです。この店の人が、 口うるさいということは決してありません。逆です。全く正反対。気さくで感じの良い方たちつです。看板から口うるさい印象を受けがちなんですが、そういうことは全くありませんので心配は要りません。
それはともかくとして、この ピノ・コリーナがオープンする前は、坂部男爵 グルメ亭というラーメン屋でした。丸鶏で出汁をとった、最高に美味しいラーメン屋だった。その坂部さんは、ラーメン業界ではかなり有名な人で、知らない人はいない人だったんですが、 経営が傾いて店を銀行に取られてしまいました。 その後に坂部さんは、貸別荘に勤めるようになり管理人として働き始め、観光協会で顔を合わせるようになり、嬬恋村で活躍されたのですが、その貸別荘会社も廃業となり、それ以降、 顔合わせることはなくなりました。坂部さんはどうしてるんだろう?
あの人のラーメンをもう1回食べてみたいと思うのは私だけではないでしょう。
あれだけの腕の人が、 厨房に立つことがないというのはちょっと残念です。
話がそれました。
ピノ・コリーナのことです。
店内は、こんな感じ。
さすがにピザは美味しいですね。
パスタも美味しかった。
群馬県民には、量で不満が出るかも。
しかし、東京・軽井沢の標準的な量です。
ピノ・コリーナ
群馬県吾妻郡嬬恋村大字鎌原字鬼の泉水1452-118
0279-82-1386
ランチ 11:30〜14:00(L.O.13:30)
ディナー17:00〜20:00(L.O.19:30)
つづく。
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