雨の日に手っ取り早く体験プログラムをするなら、うちの宿から徒歩0分のところにある美土里の洞と言うところで陶芸体験をするのが一番てっとり早いです。本当なら、 そこの陶芸体験のことを詳しくここに書けばいいんですが、残念ながら私は一度もお店に入ったことがありません。ご近所さんなので、 そこの奥さんは、よくしっており、癒やし系の優しい方で、毎日顔をあわせてるんですが、あまりに近すぎて、陶芸体験の取材をやってなかった。うっかりしてました。なので今回は紹介をやめておきます。近いうちに美土里の洞さんのところで陶芸体験した上でこのブログで解説したいと思います。でも、一応、美土里の洞さん陶芸教室の情報をのせときますね。場所は、北軽井沢ブルーベリーYGHから徒歩0分。
午前の部 AM10:30〜12:30 午後の部 PM 2:00〜4:00
各々 定員6名まで
お一人 2500円(小学生未満2000円)
詳しくは090-2932-8419までお問い合わせてください。カカア天下の群馬県では珍しい優しそうな癒やし系の奥さんが、電話に出ると思います。安心してお子さんなを任せられると思います。
というわけで、今回はガラス工芸の体験について紹介したいと思います。ガラス工芸体験なら雨が降っても関係ないですから。そして何を隠そう軽井沢はガラス工芸の本場で、若い芸術家が大勢修行しており、毎日のようにガラス芸術の新作が生まれつつあります。体験プログラムを用意してくれる場所も、軽井沢ガラスギャラリーアームス・軽井沢ガラス工房と、2ヶ所あり、この二つは隣同士です。場所は国道18号の蕎麦『かぎもとや』 の近くにあります。
駐車場・軽井沢ガラス工房から少し離れている
軽井沢ガラスギャラリーアームス・軽井沢ガラス工房と共同の駐車場ぽい。
今回は軽井沢ガラス工房にお邪魔しました。
ガラス業界では超有名人である伊藤けんじさんの工房です。
「だれ?」
と思っているあなたに伊藤けんじさんの作品がYouTubeにありますから紹介しておきます。吹きガラスで、どうやって作るんだ?とビックリしますが、これが彼の作品です。
動画をみれば、素人目でみても日本のガラスアート界のトップであると分かりますね。だから若いお弟子さんが、いっぱいいて、このガラス工房からは多くの若手作家が生まれ全国に旅立っているそうです。 まあ、そんなことはどうでもいいとして、この 軽井沢ガラス工房の評判は、なかなかいい。二十年も宿屋をやっていて、ここの悪評を聞いたことが無い。お弟子さんたちの入替があっただろうに、それでも悪評が流れてこない。で、インターネットで検索してみたら、やはり口コミがよい。なので、数あるガラス工房の中から、ここを選んで息子とでかけました。ちょうど新型コロナウイルスが猛威をふるいだした頃です。
で、行ってみたら体験プログラムがいっぱいある。
まず吹きガラス体験。小学1年生より出来るらしい。
【吹きガラス体験】
色付オリジナルマイコップ、3300円 (約30分の作業時間)
色付オリジナル風鈴、 3300円 (風鈴キット付)
Snow & Star 吹きガラス体験、3800円
金箔グラス:5000円
銀箔グラス:4000円
ちなみに、この軽井沢ガラス工房の吹きガラス体験は、作業の大半を自身でやるスタイルで、実際に自分で吹きガラスをする。他の観光地でやっている吹きガラス体験(大半をプロが手伝うスタイル)とは違っています。なので時間もかかり完成品も不格好になる。しかし、それが自分の作品であるわけで、芸術だというわけです。アーティストの伊藤けんじさんは言います。そしてガラスのおもしろさに目覚めガラス仲間になってくださいと。
本当なら、この体験を選びたかったんですが、新型コロナウイルスで、ゴールデンウィークの御客様が全員キャンセルしてしまったために金欠でできなかった。今思えば、やっとけば良かったんですが、当時は、明日の食事にも事欠く状態の金欠で、毎日冷凍庫の底をあさって、それで食いつないでいた状態だったのでできなかった。3月末とか4月初旬というのは、宿屋にとって魔の季節で、莫大な支払いを控えている時期なのですよ。税金・保険・年金・暖房費・年度末支払いなんかが、ドドーッとやってくる。おまけに新型コロナ対策に必要なアルコール・マスクの確保からはじまって、ウイルス除去用の空気清浄機・オゾン発生器・抗ウイルス剤を大急ぎで購入しなければならない。グズグズしていると手に入らなくなるから、どんなに高くても買わないといけない。
なのに新型コロナウイルスで御客様が来る可能性は限りなくゼロになってしまった。キャンセルの嵐。おまけに県からゴールデンウィークの営業停止のお願い。仕方なく、それを受け入れて、それから二ヶ月間、御客様がゼロだった。
宿屋仲間は、誰も彼もがアルバイトをさがしていたけれど、六十歳前後のペンションオーナーなんかに仕事があるわけがなく、シルバー人材センターに登録する者も多かったけれど、やはり仕事は無かった。宿屋は目の前が真っ暗だった。この恐怖は、他の人には分からないだろうなあ・・・・。あの恐怖は他人には分からないと思う。だって当時は新型コロナウイルスが、終息するとは思えなかったから。
なので、いつもだったら吹きガラス体験を選んで、家族三人で吹きガラスをやるんだけれど、この時は、本当にビビっていて、一番安いキャンドル体験を選んでしまった。
◆キャンドル体験
1個 1250〜1800円ぐらい。
ガラスのオブジェをならべて、高温で解かした透明ロウソクを流し込み、たのしいキャンドルを作る体験です。10分もあればできる時短の体験です。ただ、ロウが冷めるのに45分くらいかかるので、1時間は、みといたほうがいいかもしれません。
まず、キャンドルに入れるものを選びます。
けっこう迷います。
選ぶのに時間がかかるかも。
選んだら、いろんな砂を選んでカップに入れる。
この時の選択によって作品の質が決まる。
これが息子の作品。
完成したら高温で解かした透明ロウソクを注いで完成。
45分くらいかけて冷やしたら完成!
あとはラッピングしてもらって持ち帰ります。
息子の満足度はかなり高かった様子。
やってみて思ったことは、低学年の子供には、無理して吹きガラス体験をさせるより、キャンドル体験の方が良いかもしれないということ。私たちは金欠で、息子の分しか作らなかったけれど、今から思えば親子全員で作っておくべきだった。家族それぞれのキャンドル作品を比較して眺めたりすることによって、いい思い出になったのに・・・ちょっと残念。でも、1個しか作らなかった息子のキャンドルをみるたびに、当時の新型コロナウイルスによる恐怖を思い出すから、それはそれで思い出になった・・・・orz。
ちなみにこの体験の後、軽井沢ガラス工房の近くにあるスーパーつるやに行って、激安の見切り品を大量に買って、それを調理して冷凍保存し、それで食いつないでいたのは、今では良い思い出です。あの頃は、パスタをはじめとして、いろんなものがスーパーから消えていました。こんなとき、宿屋でよかったと思ったのは、あるていど料理ができることであり、巨大な冷凍庫があり、大量のタッパ・ジップロックがあることです。なので安い見切り品を改造して、それなりの料理にして、タッパにいれて長期保存することができるから、わずかな金で二ヶ月分の料理を作って保存できた。それで細々と何ヶ月も生活が出来る見込みがたてられた。で、結局、われわれ宿屋の首がつながったのは、山本一太群馬県知事の『群馬愛郷キャンペーン(群馬県民なら五千円のキャッシュバック)』のおかげでした。県知事には感謝の言葉もありません。
話がそれました。
軽井沢ガラス工房の他の体験プログラムも紹介しておきます。
◆サンドブラスト体験 1個 2300円〜
サンドブラスト機を使って、コップや器など、好きなガラスに好きな絵や文字を彫ることができます。マスキングされていない部分がつや消しの状態となり、透明な部分との対比が美しい器が完成します。とにかく絵を描くのが好きとか、その日に持って帰りたいとか、暑さが苦手、という方にお勧め。
◆彫り絵アート体験 1個 1500円〜
手作りガラス器に絵を描きます。
キャンドルホルダーや風鈴にもお勧めです。
◆風鈴
1)吹きガラスでの風鈴作り 3300円
2)サンドブラスト+風鈴キット 2800円
3)彫り絵ガラス+風鈴キット 2000円
◆フォトフレーム作り体験 1個 1500円
ステンドグラス風の写真立ての制作体験です。
ガラス板以外はすべてシール状の素材ですので、手軽に制作できます。
絵を描くのが苦手な方でも楽しくカラフルな作品が出来上がります。
軽井沢ガラス工房
0267-48-0881
karuizawaglass@gmail.com
http://karuizawaglass.o.oo7.jp/
前日に電話予約した方がよいと思います。
つづく。
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