2020年08月18日

ラジオ体操で思い出した、30年前の南九州のすごみ!

 今日も相変わらずの炎天下。猛暑が続いています。例年なら北軽井沢の山に紅葉が始まりかかってるのに今年は夏のまんまです。ただし、朝方はちょっと寒いです。息子も夏休みが終わって元気に登校しました。

 ところで宿屋というお客さん商売をしていると、いろんな情報が入っていきます。嬬恋村では、夏休みが終わったにも関わらず、これから夏休みに入ると言う学校もあるから驚きます。自治体によって学校によって、いろんな夏休みがあるようです。

 ところで新型コロナウイルスによって、少しばかり困ったことがありました。うちの息子はチャレンジタッチと言うタブレット教材で勉強していたのですが、新型コロナウイルスによって、学校が次々と休校したために、みんなチャレンジタッチに飛びついたらしく、回線がパンクして勉強できなくなったのです。仕方がないので、みんなが勉強してない早朝にチャレンジタッチをやらしたんですが、そのために毎年やっていたラジオ体操ができなくなってしまいました。

 もちろん自治体が行ってるラジオ体操は、最初から中止だったんですが、みんなで集まるラジオ体操は最初から参加していません。宿の仕事が忙しくてラジオ体操ところではないのです。なのでうちでは、ラジオ体操の CD を買って、それを使って独自にラジオ体操をしていました。お客さんが朝食を食べてる時に、息子と一緒にラジオ体操をしていたんですが、今年はそういうことが出来なかったのが、ちょっと残念でした 。

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 話は変わりますが、今から30年ぐらい前に、スタッフの土井くんと一緒に九州一周旅行をしたことがあります。当時土井君は、キーボードを背負って一人旅をする、ちょっとおかしな旅人だったんですが、気が向くと彼がキーボードを取り出してフォークソングの曲を何曲かひきました。ハーモニカを首に固定してハーモニカ吹き、その上でキーボードを弾いていたわけですから、それはもうすごいもんです。土井君が、キーボードとハモニカで音楽を奏でると、それに合わせてみんなで歌い出したもんです。みんなというのは、その時に同じ宿(ユースホステル)に宿泊していたお客さん全員です。今から30年前は、そういうことが普通に行われていました。

 ところで、土井くんと九州一周旅行してる時の事です。九州三大キ***ユースと言われていた高千穂ユースホステルに泊まった時に、高千穂ユース名物のラジオ体操の洗礼を受けました。めもくらむような高さの鉄橋。日本一高い鉄道橋梁である高千穂線の鉄橋の上で全員でラジオ体操をしたのです。昔のユースホステルでは、こういう馬鹿げた遊びというか行事が普通に行われていました。

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(ウィキペディアより借用・高千穂ユースホステルのそばにあります)

 それがあまりにも愉快だったので、九州のいろんな駅前で私と土井君はラジオ体操をするようになりました。土井君がキーボードをひき、私がラジオ体操をするのです。熊本駅とか博多駅とか大きな駅の前でもラジオ体操真面目にやったのです。

 どこの地方駅でもそうだと思いますが、熊本駅といった大きな大きな駅ではスーツを着て革鞄をもった普通のサラリーマンが、駆け足気味に改札口に入っていく姿が見られます。その前で私と土井君はラジオ体操をやったわけです。

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 すると九州ならではの信じられないことが起きました。 普通のサラリーマンたちが、一斉に鞄をおいて私と一緒にラジオ体操を始めたのです。そしてラジオ体操が終わると何事もなかったように革の鞄を手に取って颯爽と駅の改札口に入っていたのです。観光地でも同様で、私と土井君が天草でラジオ体操をやっていると、天草のおばちゃんたちもゲラゲラ笑いながら一緒に始め、そのうちに真剣に体操を行いました。そして終わると他人にもどるのです。

 今から30年前の南九州は、そういう凄みのあるところでした。ちなみに、方向性は全く違いますが、群馬県民にも、 南九州のサラリーマンたちのような天然の凄みがありますが、これについては 機会があったら述べたいと思います。ちなみに私は新潟県出身です。 


つづく。

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posted by マネージャー at 14:53| Comment(2) | ユースホステルの話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
群馬県人同士で盛り上がると言えば運動会など学校行事の団ですね。
赤城、榛名はポピュラーですが浅間山、白根は西毛や大規模校が多い印象です。
学校も違い初めて会うのに団の話しをすれば場は持つ様で
「自分は小学校の団は妙義だった」「えっ俺もだよ」で
初対面の人達なのに話が弾むのを見て羨ましく感じた秋田県人です。
秋田県人同士ならナマハゲの話しで盛り上がるんじゃ無い?
と思われるかも知れませんがナマハゲは男鹿半島の県中央で県南や県北では余り盛り上がらないのです。
Posted by おあき at 2020年08月19日 04:22
新潟出身の私も「団」には驚きました。
と、同時に良い制度だと思いました。
日頃から団別に行動しているために
上級生が、下級生の面倒をよくみるからです。
Posted by マネージャー at 2020年08月24日 21:25
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