その時間があまりも長かったのと購入価格は高くなって合理的でなかったので、100円で駄菓子が10個ぐらい入ってる袋セットを買いなさいと言ったんですが、それだと本人は面白くないらしい。しかし、そんなことではいつまでたっても買い物が終わらないので、息子に論理的に説明しました。
バラバラに駄菓子を買うと十個で200円ぐらいになってしまう。けれど100円の袋セットを買えば、その中に10個ぐらい入っているので、半額で駄菓子が買える。だから100円の袋セットを3袋買ってしまえば、300円で600円ぶんの量が買える上に、時間の節約になるということを教えたんですが、息子はなかなか納得しません。理論的には私の言うことが正しいとわかっているんですが、どうも納得しないらしい。
それを嫁さんに話したんですが、嫁さんは、ほっとけと言います。一人で悩まして、300円になるようにバラバラに買わせた方が、買い物の練習になるし、足し算の勉強にもなるというのです。私にしてみたら、時間を節約して、2倍の量のお菓子を手に入れる方が良いと思うのですが、嫁さんに言わせればそういうものではないらしい。
結局、息子のやつは折衷案をとったみたいで、100円の駄菓子の袋セットを一つと、バラバラに駄菓子を200円ぶん買ったようです。
で、家に帰って、息子のやつは、 100円の駄菓子袋セットを開封しようとしたので、
「開封はやめときなさい。せっかく袋でまとまってるんだから、遠足当日に開封すればいいじゃないか」
と言ったのですが、さっさと開封してしまった。
「あ〜あ、せっかく袋でまとまっているのにバラバラにしたら整理が大変でしょ!」
と言ったんですが、そんな忠告を聞くわけもなく、床に大量の駄菓子を並べて、それらを表にまとめて書き出し、どの順番に食べるかを予定表を作り出しました。
「ああ、またアホなことやってる」
と私が呆れていると、嫁さんは斜め上の反応をしています。
「すごい」
と感動している。
「何がすごいの?」
「たったの300円で、ものすごく楽しんでいる。これで確実に300円以上を楽しんでいる。これは一つの才能だよ」
「えええええええええええ?」
「300円でこれだけ楽しめるわけだから、確実に300円の元は取っている。下手したら3000円ぶんぐらいの楽しみを本人はえているかもしれない」
「え? そういう考えアリなの?」
「ありでしょ!」
というわけで、今日は、早めに寝かせました。学校の先生も、粋な計らいで宿題を出さなかったので、 勉強なしで寝かせました。明日晴れになるといいんですけれどね。ちなみに買った場所(スーパー)は、明日息子が遠足に行く予定の場所である『佐久子どもの未来館』 のそばのスーパーでした。
話は変わりますが、息子のやつが『冷凍食品の秘密』という本にはまっていて、遠足の弁当のリクエストに
「冷凍食品を入れてくれ」
と、いってきました。仕方がないので、日曜日に息子が弁当に入れて欲しいと言っている冷凍食品を買いに行ったわけですが、宿題の絵日記に、親子で冷凍食品を買いに行った話を書かれてしまった。やばい。担任の先生が見たらなんと思うんだろうと思いましたが、仕方がない。日記を改竄しろとは言えませんからね。
つづく。
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