草津熱帯圏が、新型コロナウイルスによって最大の危機を迎えたのは、今年の3月頃からです。入館者ゼロという日々が続き、動物たちのエサにも困るようになってきた。「このままでは廃園する」と青ざめた草津熱帯圏のスタッフは、SNSおよびブログで、動物のエサなどの支援を呼びかけ、何とか持ち直しましたが、Gotoキャンペーン中止にともない、またもや危機が訪れています。
この素晴らしい施設に潰れてほしくない私は、あらためて草津熱帯圏について、どんな施設なのか? は虫類の旭山動物園といわれる草津熱帯圏は、どんな動物園なのか?ということを説明したいと思います。草津熱帯圏は、下手したら旭山動物園よりも面白い動物園なのです。
草津熱帯圏の何処が凄いかと言いますと、旭山動物園のように生物たちの特性を生かして飼っているところ。私が見学してたとき、子供が熱帯の鳥にちょっかい出した。すると、鳥は大声で叫びだし、園内すべての生き物たちが、叫びだして大合唱し始めた。ワニたちも盛んに動き回っていた。ここでは、生き物全てが何かによって繋がっている。
それはともかくとして、この施設は、大きく4つに別れています。入園してすぐの本館。冬期は閉館している昆虫館。外にある猿山・ラマ・ヒツジ館。そして熱帯ドームです。もちろん一番面白いのは、温泉の熱源を利用した熱帯ドームなのですが、それは最後に解説するとして、まず最初に本館から。
本館には、ドクターフィッシュと、昆虫の標本たち、そして草津熱帯圏の一番の名物ともいえるエリマキトカゲがあります。巨大なワニの剥製に、巨大な鳥の剥製、そして恐竜の卵もあって実際に触れたりします。もちろんいろんなところに水道があって 、いろんな場所で消毒ができるようになっています。
まず、ドクターフィッシュですが、実は、どこかの企業が登録商標として登録したために、今ではドクターフィッシュという名前が使えなくなったようで、草津熱帯圏では、ビューティフルフィッシュと呼んでいるようです。
このドクターフィッシュというのは、ガラ・ルファという鯉科の魚の通称で、水中に人間が手足などを入れると、その表面の古い角質を食べるために集まって来るので古い角質を安全に除去できるうえに、その結果、その刺激が神経を活性化すると言われています。鯉科といっても鯉のように大きいわけでは無く、メダカのサイズです。このドクターフィッシュは、温泉などの温水の中でも生存できるため、温かいむ足湯の中で飼うことが出来る珍しい魚です。
えさとなるプランクトンや藻が十分に育たない温泉内に物理的に閉じ込められたドクターフィッシュは、餌不足で生育が悪くなるのですが、夏場に観光客がやってきて温泉に足をつけるため、人間の角質がよい栄養源となります。このドクターフィッシュを愛用したのがクレオパトラです。
ドイツやトルコではドクターフィッシュによる治療が保険適用の医療行為として認められています。日本でも皮膚病の治療効果が注目され、フィッシュセラピーとしてのサービスが提供されるようになり、児童施設で取り扱われたり、移動水族館、レンタル業者もあるそうです。
これは、世界最大のカブトムシであるヘラクレスです。大きいですが、ムシキングで、日本のカブトムシは、世界2位の強さでした。そのせいか、海外の他の固有種を脅かすらしいですが、日本産コガネムシは、もっとタチが悪かったらしく、アッという間に全米に広がって、様々な作物の葉や実を食い荒らして甚大な被害を出すようになり恐れられています。
世界一美しいと言われる虹色クワガタ
恐竜の卵・さわれます
これはワニの剥製です。
ワニというは虫類は、とても不思議な生き物です。中生代三畳紀中期に出現。つまり二億五千万年前。つまり恐竜より先に出現した生き物です。そのうえ不思議なことに、形態的にはほとんど変化していないという不思議な生物です。
で、もっと不思議なことは、三畳紀末期において大量絶滅で生き残り、続く恐竜の栄えたジュラ紀、白亜紀でも生き残った上に、恐竜が絶滅に追い込まれた白亜紀末の大量絶滅の時でも、しぶとく生き残っています。どうして生き残ったのか?は謎のままです。
ただし、大量絶滅から生き残った生物には、共通点があります。
恐竜たちより弱者の日陰者。
つまり、ほ乳類とは虫類です。
なぜ爬虫類、つまりワニがは生き残ることができたかというと、水辺に住んでいたから生き残れた可能性があります。水が緩衝材になった。恐竜が滅びた原因は、隕石による高熱だと言われていますが、水によって隕石衝突の高熱を避けられた。そして、その隕石衝突が原因で地球は寒冷化に向かうのですが、寒冷化による変化に対しても水が緩衝材の役割をした可能性が高い。
あと恐竜は体温を保つことができる恒温動物であるのに対して、は虫類は変温動物だったことも結果論的に良かったかもしれない。は虫類は、冬眠できるので、寒冷化に対処できたのではないか?というわけです。
ちなみに寒冷化は、なぜおきるのか?
これについて、最新の学説は雲の量に関係があるといわれてます。
雲が増えると寒冷化がおき、雲が減ると温暖化がおきる。
co2の問題では無いといいます。
では、どうして雲が増えるのか?
地球の地場が弱くなると、太陽風をブロックできなくなり、雲が増える。
つまり寒冷化する。
逆に
地球の地場が強くなると、太陽風をブロックして、雲が減る。
つまり温暖化する。
と、いうものらしい。
長くなったので、続きは、次回へ
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