緊急事態宣言が起きたとき、長野県でも群馬県でも感染者が拡大していました。その結果どうなったかと言うと、長野県ではほぼ収束しつつありますが、群馬県では、収束する気配を見せません。原因はクラスター感染です。群馬県のクラスター感染の大半は、福祉施設です。吾妻郡でも専門学校でクラスター感染が起きました。吾妻郡は、しばらくの間、感染者がゼロだったので、この調子でいけば収束するかなと思ったんですが、クラスター感染が発生して、感染者が増大してしまいました。他の地域でも、クラスターは発生していています。現在調査中ですが、感染拡大が起きる見込みになっています。
どうしてこういう事態になっているのか?
群馬県と長野県の違いは何なのか?
観光に関して言えば長野の方が圧倒的に観光客は多い。
だから観光が問題というわけではない。
じゃあ何が原因かと言うと、
クラスター感染の有無と、東京が通勤圏にあるかどうかです。
ではどうすればクラスター感染が防げるのか?
そこが問題です。
群馬県のクラスター感染は、福祉施設が17箇所と圧倒的な数を占めます。次に多いのが飲食店で10箇所。 その次に多いのが病院の4箇所。その次に多いのが保育施設を2箇所。学校という括りでみたら学校で5ヶ所のクラスター。あとはバラバラ。そして観光施設でのクラスター感染は今のところゼロです。
それにしても福祉施設が17箇所というのは多すぎる。
どうして、こんなに多いのか?
この原因を究明すべきです。
また、飲食店の10箇所も多い。
まあ、これはしかたないのかなあ?
でも、この統計で気をつけるべきは、ホテルより飲食であるということが、はっきりしました。
なので、来年度は、どこを重点的に感染予防すべきがみえてきたと思います。
つまり福祉施設・飲食・病院・学校(保育園を含む)です。
とにかく来年の冬についてです。
来年の冬に、再びこういう事態にさせないように、
今から対策をたてないといけません。
こういう話は、去年の夏頃にも宿屋仲間たちが言っていたんですけれどね。
これからの宿屋は、安売りでお客さんを入れるのではなくて、少しでも安全を確保する施設でないと生きていけないし、宿以外の収益も考えなければならないのかもしれません。経営の縮小も考えてもいいかも。例えば、思い切って冬期は完全閉館してしまうとかです。
ただ、それをすると、リピーターさんが困っちゃうから、できないのも確かです。今日もスノーシューの団体のリピーターさんと、親子スキー教室のリピーターさんが泊まりに来ているわけで、やはり、こういう人たちの居場所は残しておきたい。雪山シーズンでないとダメだという御客さんも少なからずいるんですよね。
あと、公共交通機関とか、病院とか、飲食店とか、理髪店とか、色んな店が苦労されています。宿泊施設の存在によって収益を上げてきた、クリーニング店とか、 灯油・ガスなどのライフラインを提供していた業者さんも大変な事態になっています。だから灯油屋さんが、米のセールスなんかにやってきたりしています。みんな生きるのに大変みたいですね。
それにしても草津熱帯圏さん、軽井沢おもちゃ王国さん、大丈夫だろうか?
この二つには、ぜひとも頑張ってほしいんですが。
なにか自分に手伝えることがあるといいんですが。
つづく。
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