それが大河ドラマの真田丸を見てから、歴史好きになってそれ以降の大河ドラマを欠かさず観ています。とはいうものの、小学校1年生レベルの知識ですから、大河ドラマを見た後に、わざわざ私に、史実を確認してきます。私が何度も
『大河ドラマは史実と違うから、見ようとは思わない』
と言うから、大河ドラマを見終わった後に、本当の史実どうだったとか、大河ドラマを見ても色々分からない点を質問してきます。それがあまりにもうざったいので、適当にあしらっていると、自分でインターネットで検索して調べている。
現代はありがたいもので、大河ドラマを色々と解説してくれるYouTube動画がいっぱいあって、タブレットを仕事場に落ち込んで、仕事をしながら大河ドラマを解説するYouTube動画を一生懸命見ています。
その変わりように疑問を抱いた私は、あれほど嫌っていた歴史を、どうしてこんなに好きになったのか質問してみました。また、どうして昔は、日本の歴史が嫌いだったのかとも質問しました。すると驚くべき答えが返ってきました。嫁さんの日本史嫌いは、親譲りだったらしいのです。
嫁さんの母親は、女系家族だったらしくて、姉妹ばかりだったらしい。そのためか、やたらとチャンバラを見せる時代劇が大嫌いだったらしい。なので嫁さんが物心ついてから時代劇や大河ドラマを見る機会は全くなかった。その影響を受けてか日本の歴史が嫌いになったらしい。
これは嫁さんの母親が戦後の世代ということもあって、GHQ(占領軍)の影響で自虐史観を植え付けるれたということも考えられます。とにかく嫁さんの実家では、時代劇や日本の歴史に関するドラマがテレビから流れることはなかった。そういう影響を受けて育った嫁さんは、当然のことながら高校時代は世界史を専攻。日本史を学ぶ機会が全くなかった。
もちろん私が毎回のようにブログに書いている歴史に関する文章も読んだことがない。私が持っている数千冊の歴史関係の本も、結婚して以降一度だって見たことがない。それが歴史好きになってしまった原因は、NHKの大河ドラマの『真田丸』です。真田丸が放映されると地元としてはお客さんから質問があってはマズいと思ったのか、毎週欠かさず見ていました。そして日本史が面白い事に気が付いて、それからは大河ドラマの熱狂的なファンになっていた。歴女になっていた。今では息子のために買い与えた『漫画日本歴史』を嫁さんも一緒に読んでいます。
この事を考えると、親が子供に与える影響は想像以上に大きいです。
私の場合は逆で、私の親が大河ドラマが大好きだったために、5歳ぐらいの頃から、親と一緒に大河ドラマを見続けて、その影響で歴史が大好きになって、歴史書を読みあさる子供時代だった。そうやって、あるていど歴史に詳しくなると、フィクションだらけの大河ドラマには、全く興味が持てなくなっている。まあ、そんなことはどうでもいいとして、親の影響で、歴史に対する好き嫌いは、大きく違ってくる。これは事実だと思います。
あと私の場合、5歳の時に最初にみた大河ドラマが『源義経(1966年)』だったことが良かったかもしれない。本来なら5歳の人間に大河ドラマはハードルが高いのですが、5歳児でも源義経は、牛若丸として絵本や紙芝居で何度も見ていたし、保育園で牛若丸の歌を歌っていましたから、『源義経(1966年)』の大河ドラマは五歳の私にとっては難しくなかった。むしろ毎週楽しみに見ていた。毎週どころか土曜日の再放送さえみていた。保育園の年中組だったにもかかわらず、食い入るように見ていた。
(最終回の弁慶の立ち死にのシーン)
特に最終回の弁慶(緒形拳)の立ち死にのシーンは、夢に出てくるほどの衝撃で、あのシーンは、60歳になる今でも脳裏にきざまれています。だから私には歴史好きになる素養があったけれど、嫁さんの場合は、そういう出会いが無かった。無かったので歴史音痴だったわけですが、今では立派な歴女になりつつあります。環境というものは、恐ろしいものです。子供の将来は、間接的には親が決めているのでは無いかと思えるくらいです。
ちなみに嫁さんの母親は、チャンバラが大嫌いなうえに、沢田研二とミュージカルが大好きだったために、うちの嫁さんも芝居がすきになり、演劇系統の大学に進学しています。もし、私と出会ってなかったら歴史と一生縁が無かったでしょう。そして、うちの息子は歴史が大好きで、Eテレの高校日本史を見たり、Eテレの歴デリを好んで見ています。時々、歴史秘話なんかも見ていますが、大河ドラマには見向きもしてません。私が大河ドラマを見ないので、その影響も大きいと思われます。
つづく。
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