「今日は空手教室があるんだよね」
「それが無くなっちゃったんだ」
「どうして?」
「新型コロナウイルスで教室が借りられなくなったんだよ」
と言うと息子は泣き出してしまった。教育委員会が開催していた「ふれあい教室」も、3つほどエントリーしていたのが全て中止。この「ふれあい教室」というのは、小学1年生から小学3年生までを対象とした教室で、ハイキングをしたり、曲玉を作ってみたり、和太鼓を叩いてみたり、スポーツチャンバラをしてみたりする教室で、毎回、息子が楽しみにしていた教室なのですが、3年前は台風19号で予算が削られ秋以降は全て中止になり、去年も新型コロナウイルスで、ほぼほぼ中止。今年は、大丈夫かな?と思ったら、やはり中止。毎回、息子が楽しみにしていた「ふれあい教室」は、3年間の間に壊滅的な状態になってしまっている。そのたびに息子はガッカリしていた。
息子が大好きなスケート部にしたって、去年は中止。
水泳は、去年も今年も中止。
空手教室もそうだった。息子は、2つの空手教室に通っていた。一つは毎週火曜日にやっていた軽井沢風越体育館主催の「空手と行儀教室・東信会」。もう一つは毎週木曜日に行っているスポカル嬬恋の空手教室。
毎週火曜日にやっていた軽井沢の空手教室(東信会)の鈴木先生の考えは「子供は、まず体をつくるべき」というもので、空手より運動神経の向上をメインに変則サッカーゲームをさせています。変則サッカーゲームで、いつのまにか夢中になって走らされるのです。空手もあまり基礎練習をしません。専らパンチングミットを叩くなど、キックボクシング系統の練習が多く、いきなり本気で殴る蹴るの打撃の組み手を行います。もちろん先輩は、さばいてばかりですが、同輩どうしは本気でやりあいます。正座も体に悪いからと、最小限しかやりません。とにかく動かされる。そういう空手教室なので、息子は、この教室が大好きでした。毎週火曜日が待ち遠しいぐらいに喜んで通っていて皆勤賞をとっていたぐらいですが、新型コロナウイルスによって中止になってしまった。
もう一つは毎週木曜日に行っているスポカル嬬恋の空手教室ですが、ここは、うちが短期間会場を貸すなどして、かろうじて練習を継続していたのですが、練習場がワクチン注射施設になってしまい、今後、使用できなくなるとのことで、本格的に危うくなってしまった。空手教室の存続の危機になってしまったわけです。それを知った息子は泣き出してしまった。
ふれあい教室が、3年間にわたって、のきなみ中止。
スケート部も活動できない。
軽井沢の空手教室も中止。
そして嬬恋村の空手教室とキックボクシング教室が危うくなっている。
息子にしたら泣きたくなるのも無理もないこと。バスケとか、テニスとか、サッカーとかの教室も考えてみたけれど、新型コロナウイルスの騒ぎっぷりから考えると、どのスポーツも同じような状況だろうし、ましてやインドアの文化系教室ならなおさらでしょう。もう、こうなると息子に残されたものは、私と一緒に山に登るくらいしかない。
せめて空手教室くらいは、存続させてあげたいので、7月中旬くらいまでは、うちの宿を提供するつもりだけれど、なんとかならないものだろうか? 子供たちの運動や社会勉強をささえる活動をサポートしてやれないものだろうか?と思ってしまう。新型コロナウイルスで大騒ぎして子供たちの体力低下を、社会勉強の機会を奪ってしまってもいいものだろうか?と思ってしまう。
つづく。
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