2021年08月07日

5年ぶりに浅間園に行ってきました

 5年ぶりに浅間園に行ってきましたが、あまりに変わっていて、驚きました。浅間園が有料化したために、人が入らなくなってしまったためか、5年前に比べて、すごく荒れているという言うか、緑が濃くなっていた。浅間園が森の中に沈もうとしています。整備されてないためなのか? 人間が入らなくなったためか? その両方のためか? 原因はわかりませんが、浅間園は確実に変わりつつあります。ちなみに私は、2005年から2016年頃まで、ほぼ毎日のように浅間園を散策しています。この頃の浅間園は、無料で散策できたからです。もちろん写真も大量に撮影していますから、15年前から5年前までの浅間園のことは、よく知っています。

 5年前の浅間園。

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 そして、これが今の浅間園。
 撮影時期が2ヶ月違うということもありますが、
 昔より緑が濃くなっている。

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 きわめつけが、この写真。
 5年前の遊歩道。

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 同じ場所が、こんな感じになっている。

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 あきらかに自然に戻ってきている。
 ちなみに5年前の展望台。
 きれいな芝生があって、寝転がることもできました。

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 そして今の展望台。もう芝生はありません。
 雑草というか、一部は高山植物が生えていて寝転がれない。
 5年で芝生が無くなるのにもビックリだけれど、植生の変化にもびっくり。

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 鬼押出し園が、この20年、まったく変わってないのに、浅間園がこんなにも変わってしまっていることには、本当に驚きます。しかも遊歩道の一部は、閉鎖されています。きっと苔がひどくて危険なのでしょう。吊り橋をみることもできなくなってしまったのは、本当に残念です。唯一、かわってないのは、木製デッキの展望台くらいですね。

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 それにしても自然の力は凄いですね。人が入らなくなると、アッというまに変わってしまう。逆に言うと、鬼押出し園が、いつまでも変わらないままの姿があるのは、人が入って手を入れているからです。

 これは、小浅間山にも言えることで、小浅間山登山道入り口に、ドウダンツツジとシモツケがあって、それがジャングルみたいになっていたために、そのタネが登山客たちによって運ばれ、小浅間山の植生が大きく変わってしまったことがありました。もともと小浅間山には、シモツケが無かったのにも、登山道のそばがシモツケだらけになってしまったのです。しかも、不思議なことに登山道斜面の下がわだけにシモツケが咲いている。あきらかに登山客たちによって運ばれたものであることがわかる。20年前には、登山道にシモツケが無かったのに。

 これは、私にも原因があって、20年前に小浅間山に登る人がいなかった。20年前には、御盆に登っても誰もいなかった。それをさかんにネットで宣伝したために、今では大量の登山客がくるようになり、幼稚園の遠足場所になるくらいになってしまった。そのために東大地震研究所の庭からはみだしたシモツケたちが、ジャングルのように登山道を蔽ってしまい、登山客がシモツケのタネを登山道にばらまくようになってしまった。自然というものは、あるていど管理しないと、人間(このばあい登山客)が自然を壊してしまうことがあるんですよね。


つづく。

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posted by マネージャー at 17:23| Comment(0) | 浅間高原・シャクナゲ園 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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