最近のうちの息子は、すごい勢いでインターネットと言うかパソコンの知識を仕入れつつあります。どんなパスワードでもたちどころに解除してしまったり、ルーターやモデムのパスワードをメモして、それを使ってネット環境を操作してみたり、 やることなすこと危なっかしくて見ていられません。
もちろんパソコン使用禁止してはいるんですが、 お客さんへの対応で忙しくしていると、 お客さん用に提供している客用パソコンを使っている。 いつのまにかいろいろなゲームをダウンロードされていて、自分が使いやすいようにカスタマイズしている。いろんなゲームソフトがダウンロードしてあって、巨大農園ができていたり、巨大都市が完成していたり、パソコンの中に大帝国ができあがったりしていた。我が家では、親がテレビをみないので、息子も見ない。でも仕事でパソコンばかりいじっているために、息子はパソコンをやりたがる。で、御客様用パソコンが、改造されていしまっている。
(息子は巨大農園を作っていた。もちろん削除するが。めげずに何度も巨大農園を作っている)
それを発見するたびに息子がインストールしたソフトをアンインストールし、元に戻すわけですが、気が付くと、息子が 自分が使いやすいようにカスタマイズしている。自分のアカウントを作ってパスワードは出かけていたこともあった。それに激怒した私は、今度それをしたら5000円の罰金を取るぞと脅かしたら、そういうことはなくなりました。
そうです。
我が家では、息子が悪いことをしたら罰金を取ります。
「・・・したら100円の罰金ね」
「・・・だったから100円の罰金をもらいます」
これが一番よく効きます。怒鳴ったり叩いたりするより効果がある。というのも我が家では、勉強したりお手伝いしたり運動すると100円のお小遣いをあげるからです。人間というのは不思議なもので、目の前で100円ずつお小遣いをあげると、それを貯めるのが趣味になってくる。少額しか持ってないと無駄遣いをするんですが、1万円とか2万円に増えていくと使わないようになる。貯めるのが趣味になってくるわけです。だから100円欲しさに、お手伝いしたり勉強したり運動したりする。
ある程度たまってくると、貯金通帳を作りたいと言い出した。仕方がないので群馬銀行に行って通帳を作ったわけですが、それが3年間で7万円ぐらいになってきた。本当は、20万円ぐらいはもらっているはずなんですが、罰金も多いので、7万ぐらいでストップしている。とにかくコツコツコツコツとお金を貯めていくので、それを奪われるのが一番堪える。叩いたり怒鳴ったりするよりも、よほど効き目があります。
何しろ自分でコツコツ貯めてきたお金ですから、お金に期待する愛着が人一倍あります。そして100万円貯めるのが目標になっている。 どうして100万円なんだろうと聞いてみたら、大学の費用が100万円ぐらいかかるということらしい。それを聞いた私は大笑いしてしまった。そして息子に「無料で大学に行く方法があるよ」と言ったら目を輝かした。
「奨学金をもらえばいいんだよ。うちは貧乏で年収が低いから、東大とかだったら入学金や授業料が無料になるんだよ。頭さえ良ければ、お金をかけずに進学できるんだよ。だから金を稼ぐことに夢中になるよりも勉強した方がいいぞ」
と言ったら驚いていた。早速、ネットで検索したらしくて、貧乏人でも頭が良ければなんとかなるということに驚いていた。
話が変わります。
今年は、リピーターさんばかりでしたが、リピーターさんのお子さんが「タケル君は?」「タケル君と遊ぼう」と聞いてきます。ありがたいことです。実は、新型コロナウイルス以来、息子を御客様のところに出していません。感染防止の意味もあって、御客さんが嫌がるかもしれないからです。なので息子を御客様に接触させることは、極力さけてきました。ただし、御客さんから氏名があった場合は別です。息子に
「遊んできなさい」
と許可をだします。息子は大喜びで出て行きます。
ところで子供の頃は、スイッチがあるととりあえず押したくなりましたよね。そこにボタンがあれば、押したいのは誰でも同じだと思います。特に3歳ぐらいの物心ついたお子さんなら押したくて押したくて仕方がない。
ちなみに、うちにはルンバ(ロボット掃除機)が12台ほど活躍しています。客室にも、公共スペースにもルンバがあって、お客さんからもよく見えます。当然のことながら、小さなお子さんは押してしまいます。ルンバが動き出します。
息子は、御客さんのお子さんと仲良く遊んでいたんですが、2歳くらいのお子さんが、ルンバのスイッチを押しました。当然のことながらルンバは動き出します。それを息子が何度も何度も注意するのですが、2歳児ぐらいのお子さんに善悪が分かるわけがない。
以上、やたらと長かった伏線を終わります。
以下、回収です。
うちにはルンバが12台ほど活躍しています。客室にも、公共スペースにもルンバがあって、お客さんからもよく見えます。当然のことながら、小さなお子さんは押してしまいます。ルンバが動き出します。
それとうちの息子が、慌てて止めに入って「ルンバを押しちゃだめ」と注意するわけですが、2歳や3歳の子供に、 そんなことがわかるわけもなく、何度も押してしまいます。すると息子は、
「今度やったら罰金100円だよ」
と言っていました。何度も何度も
「罰金100円だよ」
「百円の罰金!」
と叫んでました。もちろん2歳児が3歳児の小さなお子さんに「罰金」と言っても分かるわけがない。御客さんたちは息子の発言に「?」だったでしょう。思わぬところで、うちの教育スタイルが、お客さんにバレてしまい、私は赤面してしまった。
つづく。
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