さっきまでページ数を集計していたんですが、その際に色々面白い本を読んでるなぁと感心しました。 「ツキノワグマ日記」とか、「森を熊に返そうよ」とか 、「コアラ」とか、「ヤマネ」とかの動物の本がとっても多かったのが印象的でした。それから、とても分厚い「自由研究大百科」と言った本を何種類か読んでいました。
読むだけではなくて、その本をもとに大量の実験もやっていたんですが、それを宿題として提出する気はさらさらなかったようです。ただ単に実験をして、面白がっていただけでした。親としてはずいぶんもったいないなーと思ったし、それらの幾つかを文章化して提出したら、絶対に表彰されるレベルだと思ったんですが、 本人にやる気がないのでどうしようもありません。
息子は工作で作ったカーリングゲームを提出するみたいです。その他にもピタゴラスイッチも作る予定だったみたいですが、これは難しすぎて完成しませんでした。あと2日か3日あれば完成したんですがね。まあ、小学3年生にピタゴラスイッチは、無理ですよ。親が7割くらい手伝って、2週間かけて、なんとか完成するレベルです。これでは自分がやった宿題とは言えません。なのでピタゴラスイッチは、ボツです。
あと気になったのは、息子が読んだ本の大半が、文学書ではなかったことです。文学書ではないから、大した感想文も書けなかったようです。何しろ熊に関する本の感想文ですから、
・・・に感動したとか、
・・・にびっくりした
と言う一般的な感想文になるわけがなくて、環境問題に関する個人的な意見を書いていたようでした。最初は「ツキノワグマ日記」と「森を熊に返そうよ」の両方を読んだ比較の感想文を書く予定だったようですが、そんな高度な技を小学3年生がもっているわけが無く、「森を熊に返そうよ」の感想を書いたら、1200字以内ギリギリになってしまって、それでお終いです。誌面がたりなかった。
この「森を熊に返そうよ」は、兵庫県の熊の話で、嬬恋村と環境が違います。「ツキノワグマの飼育日記」の方は、嬬恋村の近所である長野市の話で、嬬恋村の万座温泉「豊国館」も舞台だったりするので、嬬恋村のクマの状況と環境が似通っています。
そして兵庫県と長野県では、自然が置かれている状況が全く違っていて、その比較を息子は述べたかったようなんですが、小学校3年生の頭脳では、それを整理して文章にするのは不可能だった。
そもそもうちの息子には、そういう文章能力は、まだありません。文章力はありませんが、私と毎日のように山に登っているので、自然に対する知識だけは、人並み以上にあります。ただし、それを文章化する力はない。それが、自分でも分かっているのか、息子のやつは、200ページもある「読書感想文の書き方」という本を読んでいました。でも、読んだ効果は無かったみたいです。というのも、「読書感想文の書き方」には、文学に対する感想文の書き方しかありませんから、息子の求めるものは書いてない。従って、参考にはなってなかったと思う。
あと笑ってしまったのが、「SNSの使い方」とか「ソーシャルゲーム入門」といった本を読んでいたことです。 結構難しい本を読んでいたので驚きましたが、インターネット上にあるソーシャルゲームをやるためには、中学生ぐらいの人が読むような本を読みこなしてしまうんだなぁと感心したものです。こうやって、子供の自助努力による英才教育によって、オタク文化は作られていくのでしょうね。
つづく。
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