2021年08月28日

おそるべきEテレ



 夏休みが終わり新学期が始まると毎年ひまになります。それでも今日(8月最後の土曜日)だけは、御家族連れの御客様で賑わっています。分散登校で始業式に出た息子は、2学期の予定表を持ってきましたが、遠足・体験宿泊・運動会・マラソンといった秋の行事は、いまのところ中止になってないみたいです。
「よかったなあ」
と言ったのですが、いまいち元気が無い。どうしたんだろう?と聞いてみたら
「タブレットをもらえなかった」
「新型コロナウイルスの拡大で、オンライン授業を期待していたけれど、そういう話は出なかった」
という事でガッカリしていたらしい。アホくさい話である。

「オイオイ、もしオンライン授業なんかが始まっていたら、遠足・体験宿泊・運動会・マラソンといった秋の行事は、全て中止だぞ? それでもいいのか?」
「いや、それは困る」

 実は、息子はオンライン授業が大好きである。夏休み中は、チャレンジタッチ(ベネッセのタブレット)のオンライン授業にはまっていた。ベネッセのチャレンジタッチのオンライン授業は、非常によくできていて、芸人のチョコレートプラネットが漫才しながら授業している。息子は漫才が大好きなのだ。Eテレの教育番組も大好きなのだが、その理由も芸人が漫才しながら教えているからである。

 息子の得意科目は、算数だけれど、その理由もEテレの算数の番組で、芸人のスギちゃんが面白いから算数が好きになったにすぎません。ベーシック数学という高校生向きの番組もよくみていますが、あれもギャグ満載なので面白がって見ています。国語のEテレ番組『ことばドリル』も、コント劇団ヨーロッパ企画の上田誠の脚本なだけあって、非常に面白い。さすが伝説のアニメ『四畳半神話大系』のシナリオライターだけのことはある。





 おしりかじり虫の作家であるピエール杉浦(杉浦理史)も凄い。この人は、いったい何者なのだろうか? 「ノージーのひらめき工房」「はりきり体育ノ介」「お伝と伝じろう」 「シャキーン!」「天才てれびくん」「デザインあ」といった、Eテレの有名番組をつくり、数々のアニメ脚本(ばらかもん・くまみこ・刀剣乱舞など)を書き、そのくせ役者が本業とか・・・天才すぎるだろう? いや、こういう人材を発掘したEテレとは、いったい何なんだろうか?

 ちなみにピエール杉浦(杉浦理史)は、ベネッセの教育的バラエティコンテンツの構成も手がけているので、チャレンジタッチの面白コンテンツは、彼が関わっている可能性が高い。だから、チャレンジタッチを面白がる感性のある子供なら、Eテレに夢中になる可能性が高い。作家が同じだから当然と言えば、当然である。

 他にも、すごいEテレの番組が大量にあるが、それらの作家を調べると、とんでもない大物を起用している、いや発掘している、いや育てている。それに驚いてしまう。その筋の人たちから見たら、驚愕するような人事を平気でやっている。Eテレというのは、いったい何者なのだろうか?

 それはともかくとして、どうしてもオンライン授業をやりたがる息子に根負けして、スタディサプリを1ヶ月間の無料期間だけ受けさせてみたら、これにドハマリしてしまった。スタディサプリというのは、オンライン授業の塾みたいなものなのだが、一般のオンライン塾と違っているところは、好き勝手に、どの単元からやってもかまわないところです。小学4年の理科をやってもいいし、小学6年の社会をやってもいい。どこをやってもいい。虫食いのように好きなところをやれる。つまり、インターネットみたいなもので、知的好奇心のおもむくままに勉強できるシステムになっている。いわゆる塾のネットサーフィンみたいなもので、月に2千円はらえば、小学4年から高校3年までの、どの教科も見放題だったりする。

 人から強制されることを、とことん嫌う息子は、このシステムをいたく気に入って、ネットサーフィンがわりに、スタディサプリをやっているが、虫食い勉強の極致を進んでいる。もうこうなると、将来は雑学王になり、クイズ番組で賞金稼ぎするようなこともおきるかもしれない。確実に言えることは、息子は地道にコツコツと勉強するタイプではないことだ。


つづく。

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング




posted by マネージャー at 20:31| Comment(0) | グンマーで嫁が出産と育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。