2021年11月11日

万座温泉で見た星空

 嬬恋村公式アプリ『つまっぷ』にはまった息子のやつに登山をせがまれているんですが、正直言って勘弁してほしい。左足の靭帯を損傷してるので一ヶ月は大人しくしていたい。そういう風に言ったら、息子の奴は「嬬恋かるただけでも再チャレンジしたい」と言う。正直言ってそれも勘弁してもらいたい。やっと嬬恋村公式アプリ『つまっぷ』の全てをコンプリートしたので、しばらくは怪我の治療に専念したいと言って諦めてもらいました。

 息子のやつの魂胆は分かっています。教育委員会が出してる『つまっぷ』の景品で、欲しいものがあるらしい。あと、怪我をした私の代わりに重い荷物を担いで先頭切って山に登っていくのが楽しくてたまらないらしい。父親よりも重い荷物持って、父親よりも先を歩いていくのが楽しくてたまらないらしい。まことにいやみったらしい。こっちは靭帯損傷してるわけなので追いつけるわけがない。それを分かってて
「山に行きたい」
「もう一度、嬬恋カルタをチャレンジしたい」
としつこく言ってくるので、
「登山も嬬恋カルタもやらないけど、万座温泉に泊まるならいいよ」
と言ったら大喜び。

 温泉ホテルへのお泊まりは、登山や『つまっぷ』より魅力があるらしい。
 これなら文句ないだろう!
 私も怪我の治療ができるし。

 それに、おとといに雨が降ったので、きっと万座には雪が降ってるに違いないと思った私は、白銀の万座温泉を見せつけ、寒さに震えてもらって、登山と嬬恋カルタを諦めてもらおうと思ったわけです。

 というわけで、またもや万座温泉聚楽に泊まってきました。

 で、息子の学校が終わったあとに車で息子を拾って、万座温泉に行ってみたら、雪なんかどこにもない。それどころか暖かい。信じられないくらい暖かい。露天風呂に入っても全く寒さを感じない。 しかも夜空には満天の星空。夕方の6時ちょっと前だというのに、雲ひとつない夜空にたくさんの星が光っていました。

 平日の水曜日だというのにホテル聚楽は、満室でした。愛郷プロジェクトで、ワクチン接種した群馬県民なら、ほぼ無料に近い値段で泊まれるので、お客さんは群馬県民ばかりだった。群馬県民で満室だった。







 私は息子に星空を解説しながら温泉に浸かり、 その後に夕食を食べて、また温泉に浸かりました。息子のやつは、うちの嫁さんと卓球をするらしいので、今度は私一人で温泉に浸かっていると、見ず知らずの男の人が親しげに声をかけていきます。

「星に詳しいなあ」
「はい?」
「2時間前に息子さんに星空を解説していたじゃねぇですか」
「はあ?」

 見ず知らずのおっさん達が、私に話しかけてきます。 どう考えても群馬弁です。群馬に引っ越してきて、一番驚いたのが、こういうフレンドリーさです。もちろんお酒が入っていることは確かなんですが、群馬の人たちはフレンドリーの人たちが多い。いつだったか秘密のケンミンshow という番組で、群馬の特集があった時に、「群馬の小学生は学校帰りに知らない家に入ってお水をもらう」という話が番組で語られた時、
「そんなバカな?」
と群馬県館林の生まれの嫁さんに「これは本当なの?」と聞いたら「本当だよ」と言います。さらに嫁さんのやつは「各自で水を貰う家が決まってたりするんだよね」とまでいう。東京都民が聞いたら腰を抜かしそうな発言をする。私は新潟県民ですが、新潟県でもそんなことは聞いたことがない。


j-10.JPG


 話を戻します。
 星空の話です。

 私は、 ホテル聚楽の露天風呂で見ず知らずの群馬県民に星空の解説をする羽目になってしまいました。で、そろそろ湯船を上って無料のマッサージ室に行こうとしたら、「もう寝るんですかい?」と聞いてくる。

「いやいや、まだ寝ませんよ。万座温泉に来たからには、5回ぐらいは温泉に入らないと。とりあえず無料のマッサージ機械があるので、そこでマッサージしに行ってきます」
「じゃあ2時間後ぐらいにもう一回入るんですか?」
「はい」
「実は私の仲間が8人ぐらいいるんですが、もし2時間後に露天風呂で出会ったら、家の仲間にも星空を解説してもらえないたいんだが」
「ええ」

 で、2時間後に露天風呂に行ってみたら10人ぐらいの人達が待っていました。新型コロナウイルスで、黙浴 ということになっていて、広場にもデカデカと書いてあるんですが、もうそんなことは意味がなくなっています。みんないい気分になっているようです。そのくせ風呂から着替えると、全員マスクをして静かに廊下を歩くわけですか、何かおかしい。露天風呂では会話が弾み、脱衣所ではマスクをして静かにしている。なんか変だなぁと思いつつ、露天風呂に入るたびに、いろんな人たちに星について解説させられてしまいました。





 ちなみにホテル聚楽の露天風呂で夜の12時頃に夜空を見ると、ちょうど真上にオリオン座が行ってきます。見事なまでの冬の大三角形が鮮やかに輝いています。しかも星空がやたらと近い。空気が澄み渡っているので余計に星が大きく見える。 そのうえ上弦の月だったために、 夜になれば 夜の10時ともなれば地平線の彼方(四阿山の彼方に)に月が沈んでしまっている。だから余計に星が綺麗なわけで、星に見とれてしまうのも無理はないのかもしれません。その上どういうわけか、その日の聚楽の露天風呂は、温度が低めだったために、いくらでも何ができる状態でした。

 翌朝、6時50分ぐらいに朝食を食べてホテルをチェックアウト。大急ぎで息子を小学校に送ったのですが、余裕で小学校の校門に到着。 もう一回ぐらい平日に万座温泉に入ってもいいなとまた思ってしまった次第です。ちなみにかかった費用は、 一人当たりたったの700円です。愛郷群馬のキャンペーンで一人当たり5000円のキャッシュバックと、嬬恋村の商品券を一人当たり2000円を頂いたので、 これだけ安くなったわけです。 もちろんうちの宿でも、他の宿でも、群馬県民で、ワクチン接種さえしていれば、そのぐらいの値段で泊まれるようにはなっています。




つづく。
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posted by マネージャー at 17:33| Comment(0) | 自然−星空 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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