2021年11月26日

閑古鳥のおかげ

 例年だとこの時期は、全くお客さんのいない時期なんですが、今年は群馬県から補助金が出ているせいか、そこそこお客さんが泊まりに来ています。ありがたいことです。でも、6月から9月までは、閑古鳥が鳴いていました。

 オープン以来20年経ちますが、 これほど閑古鳥が泣いた時はなかった。2004年に浅間山が噴火した時でさえ、これほどお客さんが減らなかったし、新型コロナウイルスで大騒ぎした去年でさえ、これほどお客さんが減るということはありませんでした。それをいいことに、いろいろと宿を改良できたのは良かった。

 大金をかけることはできなかったけれど、補助金を使って三つのボルダリング施設を手作りしたり、400ページにわたる手作りのパンフレット(御利用ガイド)も作れたし、 色々と登山も出来た。何より息子と毎週のように登山ができたのがよかった。


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 昨年までの顧客のニーズは、軽井沢おもちゃ王国だったが、不特定多数が密集するテーマパークを避けた御客様が、当宿が導入したボルダリング器機目当てに新規顧客が増えた。感染爆発と、非常事態宣言を不安に感じている御客様が、密集度の低い当宿のボルダリング器機を目当てに予約する御客様が多かった。


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 印象的だったのは、(絶対に感染できない事情もった)お子様をもつファミリーの御客様が、親戚一同をひきつれて貸し切りにして宿泊されるという事があったことだった。4年ぐらい前から、そういう御客様が増えていたけれど、新型コロナウイルス以降は、そういう御客様が、うちの宿を目指して泊まりに来る人たちが激増した。そういう御客様に会うたびに
「うちの宿は、こういう人たちのために存在する」
と言う気持ちが、こみあげてくる。今では、小さな命の支えになれる宿屋であることに感謝している。これも全て息子が生まれたことによって、宿のスタイルを方向転換したことにあるので、息子には、いくら感謝しても仕切れない。

つづく。

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posted by マネージャー at 22:16| Comment(0) | 総合観光案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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